プロが教える!腸内環境を整える7つの方法。腸内フローラとは?

lauren richmond

腸内細菌って聞いたことはありますか?

消化管(口から肛門までの食べ物が通る道)には、100兆以上の微生物が存在すると言われています。人間の細胞の数のよりも多いんです。
色々な種類の細菌が腸内に暮らしている様子をお花畑に見立てて、腸内フローラと呼ぶこともあります。 腸内フローラは目に見えないし、数字が大きすぎてなかなか想像ができませんよね。 微生物は種類も様々です。どんな種類の微生物が住みついているかは人によって違います。

微生物と聞くと体に良くない印象を受けるかもしれません。確かに、私たちの体に悪さをする微生物も存在しますが、それはほんの一部です。 私たちの体の中の多くの微生物は、私たちの体を健康に保つ為に見えないところでとても大切な仕事をしているんです。

体の中の微生物って何?!どんな働きをしてくれるの?

★ビタミンなどの栄養素や消化酵素を作り、腸を動かすことで便通を助けたり、ミネラルなどの栄養素の吸収を助けてくれています。

★さらに、なんと70%から80%の免疫は消化管に存在しています
特に、抗体(体の中の侵入者に反応し追い出そうとする働きを持つ)を作る細胞のうち、半分は、腸の壁で作られています。この微生物が住んでいるおなかの中の状態を腸内環境(腸内フローラ)といいます。 そして、腸内に住んでいる微生物を腸内細菌と呼びます。

腸内環境が良いとか、整っているというのは、様々な種類の腸内細菌が腸の中にバランスよく存在している状態のことなのです。

腸内環境を整える

 

あなたの腸内環境は整っていますか?

腸内環境は、老化、胃腸薬の一種である制酸薬の使用、抗生物質の摂取、食事、ホルモンバランスの変化、生活習慣、ストレスなどで乱れてしまうことがあります。 こんな症状に心当たりのある方、もしかしたら腸内細菌のバランスが崩れているかもしれません。

・食事をした後にお腹が張ることがよくある
・ガスが溜まりやすい
・慢性的な便秘や下痢
・アレルギーがある
・風邪を引きやすい
・ホルモンバランスの乱れ(生理不順、生理の時期の体調不良、生理の出血が多い、更年期障害など)
・肌荒れ、アトピー
・過敏性腸症候群
・肝臓機能の低下
・カンジダなどの細菌の増殖

その症状ある!!と思った方、安心してください。

腸内環境は、食事や生活習慣を気をつければ整えることができるんです。

腸内環境を整える

腸内環境を整える7つの方法

★発酵食品をとりましょう

発酵食品は、腸内環境を整えてくれる微生物を豊富に含んでいます。
有り難いことに、日本は発酵食品の宝庫です。
納豆やお漬け物、ヨーグルトなどの発酵食品を毎日少しずつとりましょう。
料理をする時に、お味噌やお醤油、みりん、麹などの発酵調味料を積極的に使うのも良いですね。
多くの微生物は熱に弱いです。
お店に並んでいる発酵食品の多くは、賞味期限を伸ばしたり、発酵が進み味が落ちるのを防ぐ為に加熱処理をしてあります。
生きた菌を取り入れる為に、加熱処理をしていない製品を選びましょう。

また、発酵食品と一緒に、腸内細菌の餌となる食物繊維が豊富な食材をとることも大切です。
特に、微生物が分解しやすい水溶性食物繊維(水に溶ける食物繊維)を積極的にとりましょう。
水溶性食物繊維が豊富な食材には、にんにく、きのこ類、アボカド、芋類などがあります。

これらと発酵食品を一緒に摂ると最高ってわけです!

★腸内細菌を減らしてしまうものを避けましょう

腸内細菌を減らす食材にはこんなものがあります

・農薬のかかっている野菜や果物
・必要以上の抗生物質を与えて育てられた動物のお肉
・精製された砂糖
・人口調味料、保存料
・お酒

これらを完全に断とうと神経質になってしまうと、それがストレスとなってしまいます。完璧を目指すのではなく、無理なく出来る範囲で全然大丈夫!^^

無農薬の野菜や果物が手に入らない場合は、出来るだけ農薬を使っていない地元の野菜や果物を選ぶと良いです。 また、しっかりと洗うことで農薬を落とすことができます。

農薬を落とす為に、小さじ1~2杯の重層を入れたボールに野菜や果物を1分浸けてから洗うという方法もあります。

★腸内のバランスが崩れていて、体調不良がある方は、良くなるまで体に合わないアレルギー反応や体調不良をおこす食品をやめましょう

★「体の中で悪さをする腸内細菌」の大好物である砂糖を減らしましょう

腸内細菌の中には、私たちが健康な体を保つのを助けてくれるものと、毒素を作り出したりして体に害を与えるものがいます。
白砂糖は「体の中で悪さをする腸内細菌」の大好物です。
砂糖は中毒性もあるので出来る限り避けましょう。
糖分が必要な場合は、生蜂蜜やメープルシロップ、果物など、精製されていないもの選ぶと良いです。

★ストレスを溜めず、疲れを感じたらしっかりと休息をとりましょう

ストレスを感じると、体が食べ物を上手く消化できず、その結果腸内細菌が減ってしまいます。
腸は第2の脳と言われています。
腸内細菌は、私たちの睡眠やムードに大きな影響を与えているんです。

ストレスで腸内環境が崩れ、さらにそれが脳の働きに害を与えてしまう。
こんな悪循環は避けたいですよね。自分の心と体の声に耳を傾け、無理はしないようにしましょう。

 

大好きな人と過ごす時間をつくれていますか? 自分の好きなことに没頭できる時間はありますか? 笑顔を忘れていませんか?

★食事の時間を楽しみましょう

食事中にストレスを感じると、体がストレスから身を守る為に消化活動を後回しにしてしまいます。消化が上手く出来ないと腸内環境が崩れてしまいます。職場のデスクで食事をしたり、携帯やテレビを見ながら食べていませんか? 好きな人と食事をしたり、食卓では明るい話題を取り上げて、食事の時間を楽しみましょう。ダイニングテーブルを綺麗にセッティングしたり、お花を飾って気分を上げるのも良いですね。

腸と脳は繋がっており、常にお互いにコミュニケーションを取り合っています。普段の食事で腸の健康を意識することで、自然に笑顔があふれるポジティブ脳を作ることができます。

腸内美人は、肌美人、性格美人、そして笑顔美人です。

あなたも今日から腸活始めてみませんか^^

 

Food&Nutrition

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