この記事を書いた人
ホリスティック栄養士 Eriko
最近、急な引っ越しでしばらく忙しく、普段のようにしっかりと食事を作る時間を取れない日が続きました、
そんな時、時間や手間をかけなくても栄養バランスのとれた食事をとるために心がけていたこと3つをシェアします。
忙しい時は食事が疎かになりがちですが、実はそんな時こそ、ストレスや疲労から体を守るためにバランスの良い食事が必要です。
かと言って、「食事をしっかりとらないと」と考えすぎて、それがストレスになってしまったら、心身の疲労がさらに加速してしまいます。こんな時は、無理せずにできることをできる範囲でやるのが一番です。
1、たんぱく質を忘れない
忙しいと簡単に食べれられるパン類や丼もの、麺類など炭水化物の摂取量が多くなりがちです。
パン、ご飯、麺類をお店で選ぶ場合は、できるだけシンプルに調理、味付けされているお肉、お魚、お豆などのたんぱく質がしっかり入っているものを選んでみてください。
もしたんぱく質があまり入っていないものを購入する場合は、鶏肉、豆腐、納豆、豆サラダ、たまご、鯖やツナの缶詰、ヨーグルトなどを足すと良いです。
ちなみに、私は丸ごと焼かれた鶏肉を買い、レタスやキャベツ、ナッツ、アボカドなどでチキンサラダを作り、それに買ったおにぎりや、余裕がある日はスープを足していました。
*カナダでは、鶏の丸焼きがどこのスーパーでも10ドルくらいで売っています。脂質や塩分が気になる人は、皮を取り除くと良いです。魚好きの私は、日本にいる時は鶏肉ではなくお刺身を選んでいると思います。
朝ごはんには、5分で調理できるオートミールにたまごを落としたものをよく食べていました。その日の気分で、これにアボカドやグリークヨーグルトをトッピングすることもあります。
2、食物繊維とビタミンをちょい足し
自炊が減ると野菜の摂取量が不足しがちになります。カット野菜やサラダ用のグリーンミックス、調理しなくても食べられるレタスやとまと、くだものを足すことで、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が得られます。ドレッシングの量や塩分量、添加物には気をつけたいですが、市販のサラダや即席野菜スープなどを利用するという選択肢もあります。
わかめやもずくなどの海藻類やきのこ類を上手く取り入れるのもおすすめです。
野菜ジュースやフルーツジュースは、一見健康に良さそうですが、食物繊維がとれないものがほとんどで糖分が高いので、多少ビタミンやミネラルがとれるとしても、あまりおすすめしません。どうしても飲み物で済ませたい場合は、ジュースよりも食物繊維のとれるスムージーのがおすすめです。
3、1つだけ準備する
主食に主菜、副菜全てを自炊するエネルギーがない時は、どれか1つだけ用意してみてください。こうすることで、全体の栄養バランスを整えやすくなりますし、全て購入するよりも安く済む場合が多いです。
例1)おかずは買うけどご飯は炊く
ご飯さえ炊いてあれば、焼き鳥や焼き魚と野菜を買ってくるだけで、バランスの良い食事ができあがります。ご飯がなかったら、主食に焼きそばやチャーハン、パンなどを選んで、カロリー、塩分、油の摂取量が増えてしまっていたかもしれません。
例2)具沢山のスープだけ作っておく
とまとベース、お味噌汁、シンプルなコンソメスープなど、自分の好きなスープに野菜やたんぱく質源となるお肉、お魚、豆類などをたっぷり入れて作る具沢山のスープは、主菜と副菜両方の役割を果たしてくれます。これさえあれば、主食を買ってくるだけです。
私は料理にあまり時間をかけたくない時に、具沢山のスープを多めに作っておきます。その日の気分で少し味をアレンジしたり薬味を足したりしたスープを、買ってきたおにぎりやキンパ(韓国の海苔巻き)などと一緒に食べます。
例3)野菜だけ切っておく
きゃべつやにんじんを多めに千切りにしておくと、サラダチキンやお刺身、ツナや鯖缶、お豆腐などと合わせるだけで、あっという間にボリュームタップリのサラダができます。ナッツやフルーツ、ハーブをトッピングすると、より美味しさが増します。
ほうれん草を茹でて冷凍しておいたり、白菜やたまねぎを食べやすい大きさに切っておけば、インスタントのスープや納豆に足したり、オイルや醤油麹、鰹節、胡麻などとさっとあえるだけで、栄養のあるおかずがあっという間にできあがります。
忙しい時、お惣菜やテイクアウトで簡単に済ませてしまうこともできますが、油分、糖分、塩分量の過剰摂取になりやすいです。数日だったら、栄養のことは少しだけ忘れて、いつも食べないものを選んでみるのも良いでしょう。しかし、食事にあまり気を使えない期間が長い場合は、できるだけ栄養バランスの良い体に良いものを取り入れたいです。
みなさんは、料理に時間をかけたくない時、どんな工夫をしていますか?
カナダで大学卒業後、健康志向の高い都市バンクーバーに移住したことで栄養や体の仕組みに興味を持ち、栄養学とピラティスを学びました。その後、栄養学校で身につけた知識を使い体質改善に成功し、幼少期から付き合ってきた数々の不調を改善することに成功しました。現在は、ホリスティック栄養士として、企業向けに栄養関係のコンテンツ作成、ナチュラル食品•製品の開発やマーケティングのアドバイスなどをしています。地球にも人にも優しいナチュラル製品が大好きで、美容家の間で噂のエイジングケアオイル、抗酸化作用がたっぷりの「カカイオイル」を販売しています。
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