質のいい睡眠へ導く、自律神経を整えるヨガポーズ

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ヨガインストラクターヨガニードラセラピスト Mari

早いもので、7月になりましたね。梅雨に入り雨の日も多く、どんどん気温も高い日も増えてなんだか身体も心もどんより疲れを感じている方、夜眠れない・眠りが浅い・朝スッキリ起きられないなど睡眠で悩んでいる方もいるのではないでしょうか?そんな方は自律神経の乱れが原因かもしれません。疲れや緊張をリセットできずに翌朝に持ち越してしまわないように、眠りの質を高める、疲労回復ヨガをご紹介します。

自律神経とは?

私たちの身体には無意識に身体をコントロールしてくれる【自律神経】があり、これには【頑張るモードの交感神経】【リラックスモードの副交感神経】の2種類があります。自分の意思ではコントロールできないため、この2つの神経それぞれがバランスを取りながら私たちの生命維持に欠かせない働きを担ってくれています。

自律神経と眠りの関係

日中、身体が活発に活動する時間は、頑張るモードの交感神経が優位になり、夜の身体が落ち着いてくるとリラックスモードの副交感神経が優位になります。本来であれば自動的にそれぞれがスイッチをコントロールしてくれているのですが、寝る直前までTVやスマホを見てしまったり、明日のことを考えて思考が止まらなくなり頭が忙しくなっていると、リラックスモードへうまく切り替えができず、なかなか眠りにつけなかったり浅い眠りの原因となってしまいます。

リラックスモードの副交感神経が優位になるようなヨガポーズで心身をリラックスした状態にし、眠りにつくことで安らかな眠りにつながります。翌朝、身体がスッキリして起きられるのを感じていただけるはず!ぜひ、穏やかな呼吸で、体と心をゆるめながら行ってみてください^^

ベットの上でもできる、簡単ヨガポーズ

ヨガの基本ポーズの1つ、【ワニのポーズ】は寝る前にぜひ行っていただきたいおすすめのポーズです!心地よく、全身を動かしていただくことで体のスッキリ感を感じていただけること間違いないです^^

①床に仰向けになります。


②右膝を曲げ両手で抱え、息を吸いながら胸に引き寄せます。


③息を吐きながら右足を左側へ倒しツイストします。右手は肩の高さで真っすぐ一直線に床に伸ばし、左手は右膝に添えて床に近づけます。※右肩がマットから離れないところ、右膝は床につかなくてOKです^^


④5呼吸程キープしたら、元の仰向けの体制に戻り反対も同様に繰り返します

✔️ホーズのポイント

・肩がマットに根付いていること
・体に力が入ってしまう場合は倒している膝の下にボルスターやクッションを入れてあげると体の力が抜けてリラックスしやすいかもしれません^^

自律神経を整える夜ヨガ17分

自律神経の神経細胞は背骨の中を通って身体の各部分にまで伝わっているため、背骨を整えていくと自律神経も整ってくると言われいます。ぜひ、お時間がある時はこちらの夜ヨガ行ってみてください。

体の緊張がほどけていくと、心の波も穏やかになってくる。【感情は体に蓄積されている】という話を聞いたことがあります。私は感情を溜め込んでしまう方で、湧き上がったネガティブな思考のまま眠りにつくと夢の中でも出てきたり(笑)朝起きた時にぐったりしてまったり、感情の消化が上手ではなかったです。

でも寝る前に体をゆるませて1日の中で湧き上がったネガティブな感情があれば呼吸と一緒に手放して、体もこころもゆるませて眠りにつくことで、感情のリリースにもなり感情の消化力がついてきたなと感じています。なかなか手放せなかった習慣、寝る前に寝室に携帯を持ち込むこともなくなり、眠りの質がとても良くなりました。

副交感神経が優位になるまで、5分かかると言われています。ぜひ、寝る前のヨガや呼吸でご自身のいたわる時間を取り入れてみてください。穏やかな気持ちで眠りについていただけますように^^