願いを叶えるステップbyステップ!SMART課題解決方法

SMART

この記事を書いた人
【ブランド・デザイン戦略家】
MIMI ミズホ

幸せに毎日を過ごしたい。
これは生きていると誰もが持つ願望なのではないでしょうか?
この記事を読んでくださっている方は、毎日少しずつよい自分になっていくための行動をしている人多いと思います。

幸せに過ごす秘訣はたくさんありますが、自分のやりたいことを見つけたり叶えたい目標を設定すること、そしてそれに向けて一歩ずつ行動していくことは大切な一つです。
この記事では、そんなあなたの願いを叶える方法をご紹介します。

自分は自分の人生の主人公

私はイタリアに住みながら鬱と付き合ったことがあります。日本で始まったばかりのキャリアを捨て、1番目の結婚を機に移り住みました。その時は自分の人生は人に依存するしかないのだろうかどうなのだろうかと鬱々としていました。

その時、味方になってくれていたのは、アドラー心理学の考え方です。「自分の人生の主人公は自分である。」「自分の人生は自分が選ぶ」ということでした。それから自分のできることを自分で掘り出してきて、それを周りにプレゼンしていくようになってから、すこしずつ仕事も手に入れ、自分の道を自分で作れるようになっていったのです。

逆境は初めだけではありませんでした。突然の病で1番目の夫を亡くしました。ひとしきり悲しみながら、この危機に、そこで今できること、本当は未来どうなっていたいかをすこしずつ考え始めていったのです。またゼロから幸せの出発点に立っていましたが、ゼロではなかったのです。なぜなら自分の強みややりたいことがあったからです。自分を味方につけて、そこから新たな仕事という後ろ盾や日本での再婚を経て、今に至ります。

今も鬱々とした気持ちはときどき襲いますが、うまく付き合いながら生きています。

幸せの出発点に立つということ

願いを叶えるステップbyステップ!SMART課題解決方法

改めまして、強み開発幸せ企画Adventures4LifeのMIMIことミズホです。イタリア人のご機嫌脳の記事を読んでくださった方もいらっしゃると思いますが、同一人物なんです。

今回長年製造業で企画担当だった経験と逆境を乗り越えて鬱と生きている経験を活かして、Adventures4Lifeでは、ただただ日常をより良くしたい人のために、心理学の中でも強みや良いところにアプローチして伸ばす、ストレングスカウンセリングの技法を使って、皆さんのウェルビーング、幸せの出発点に立つことを支援しはじめました。

さて、幸せの出発点に立つには、日々の課題解決が必要です。取り組まれると難しさを感じられる方もいらっしゃるかもしれません。その概要とちょっとしたコツを今回お話しできればと思います。

出発点からスタートする課題解決の仕方

課題というと、やたらと難しくなってしまいますが、要はあなたが願っていることや叶えたいこと、達成したいことや、やるべきことのことです。

例えば、新規プロジェクトを立ち上げたい!だとか、宿題を終わらせたい!だとか、彼氏をつくる!だとかでもいいのです。そういった願望でもいいですし、今先延ばしにしていて達成できていないことだとかでもいいです。

もしやるべきことがわからないというときは、今やっていることを書き出して、もう少しやりたいことをその中で見つけるのもいいでしょう。

願いを叶えるステップbyステップ!SMART課題解決方法

フレームワークSMARTの法則とは

SMARTの法則とは、目標設定の方法の一つです。漠然とした目標設定は実現の可能性も低かったり、そもそも目標を設定するときに苦労される方もいらっしゃると思います。強い決意と気合だけでは、目標設定も実現もできません。実はSMARTの法則に従って計画を設定すれば、実は簡単にできるのです。

SMARTとは、下の5つの要素の頭文字をとっています。

S=Specific

M=Measurable

A=Attainable

R=Relevant

T=Time-bound

の5つを考えて計画を作るという、1981年にジョージ・T・ドラン博士によって開発されたフレームワークです。

では、一つ一つ説明していきます。

S:明確化できているか

ここは5W1Hでどういうことを目標にしているかを書くと良いでしょう。いつ、だれと/に、何を、どうやって/どれだけ、なぜする、してもらうのかを書くとより明確になり、解像度高く設定できます

例えば、課題として宿題ができていないということがあるとすれば、「毎日(どれだけ)朝6:30から7:30まで(いつ)集中して宿題を行う時間をつくって(何を)8:00(いつ)に保護者に(だれに)報告してもらう」というように習慣づければ1時間でできることを計画するきっかけにもなりますし、保護者に見てもらうことを目標としているので、やや強制的にせざるをえない状況に持っていくことができます。

もう一つの例でいうと、「2025年1月には、〇〇博士にウェブサイトへの特別寄稿をお願いしたいので、〇〇大学からコンタクトするべき人の名前を明らかにし、企画を用意する。」など、より具体的に行動を明確にしておくべきでしょう。

M:測定、数値化できるか

これは、目標として数値化できたり、測定しやすいかどうかが大事ということです。

また宿題を例にすると、あと30日間で30ページの問題集を仕上げなければならない場合、1日1ページやればいいわけですから、1日1ページを行えているかどうかで進捗を確認できます。また、何かの企画を考えている場合、タスクを洗い出してみましょう。タスクが全体で何個あるのかを考えて、1日1日に割り振っていけば良いのです。

例:「1日に2個のタスクを終える」「1日に1ページ終える」

A:達成可能か

自分の今の能力や器量とかけはなれた目標の設定は挫折の原因となります。上記のSとMで設定した目標が自分の力量と照らし合わせてその実現性を検討してみましょう。

例えば、先ほどの例ですが、1日1時間の時間を土日も取れるのかどうか。スケジュールに入れられるか。1日1ページをその1時間で行うのが現実的だろうかどうかを検討して、もし、できないとすれば、SとMの目標をもう一度作り替えることも考えてみましょう。

あるタスクにどれくらいの日数がかかるか、自分の力量を鑑みて見積もっているかどうかも大切です。

例:「Aのタスクは2〜3日かかるので、3日間続ける」

R : 妥当性・関連性があるか

SMAまでで考えてきた目標がまったく日常や課題と関係ないものであったら意味がありません。

例えば、宿題を例にとると、日常の生活である時間に起きているとすれば、そのすぐ後に必ずやると決めると日常生活に組み込みやすくなります。また、その宿題が英語なのに全く関係のない数学をやっていたら、それは関連性が全くないですよね。関係のあるもので、しかも日常生活に組み込みやすいと達成可能でもあります。

T:期限はいつか

いつまでに、その夢や課題を実現したいですか?課題はSMARで設定した目標をいつまでに達成するかを書き出すだけでも、劇的に実現性が高まります。

例えば、自分の英語力であれば、英語はTOEICや検定などに合格することというのを目標にすれば、その検定合格日までを期限として設定することができます。また、会社の中で何かのプロジェクトを達成するということであれば、その仕事を次につなげる機会を期限とすることもできるでしょう。どこかで上程できる会議があれば、その機会でもいいでしょう。

例としては「○月○日の役員会の前に2回部長に説明会を行って、上程へとつなげる」や、1月からは実際にサービスをローンチするという目標をたてたら、「12月25日には決済手段と予約システムを完備してテストを済ませておく」など。具体的にしていきましょう。お尻が決まれば、近々の行動も決まっていきます。

願いを叶えるステップbyステップ!SMART課題解決方法

まとめ

幸せになるぞ!と言っても、実際どこから手をつけて良いかわからないと思います。

このなるぞ!という気持ちは、当然忘れてはならない気持ちですが、GOALとしては漠然としています。

そのGOALに達するためには、GOAL自体をできる限り解像度高く認識して、課題を解決できるまでの道筋に目標を設定して、その計画を淡々と進めていくことが大切です。みなさんも試してみてください。