【動画で解説】”美髪”で-10歳!簡単ヘッドマッサージの「効果」と「やり方」

セルフヘッドマッサージをする外国人女性
satomi photo

この記事を書いた人
ウェルネスナビゲーター/ごきげん健康マニア
Satomi


「一髪、二化粧、三衣装」ということわざを、聞いたことはあるでしょうか?

女性を美しく見せるのは、第一は髪かたちの美しさ、二番目は化粧、三番目が衣装だということから生まれた言葉です。

日本では昔から”髪の毛”が美しさの中で、とても重要視されていたことがわかります。

現代では”アンチエインジング”というと、しみやしわ、たるみといった肌のトラブルが注目されやすいですが、髪の毛によって見た目年齢が変わると言っても過言ではありません。なぜなら、髪は顔の面積の約2倍以上もある為、パッと目に入った時の印象でも重要な部位だからです。

そして、その髪が生まれる頭皮は、実はからだの中では「末端」にあたります。
「末端」というと”末端冷え性”という症状があるほど、冷えによって血流が滞りやすく、むくみやすい場所です。

今回は、元美容師・ヘッドスパ講師として、数多くの美のプロ達を指導してきたウェルネスナビゲーターの斉藤さとみが”−10歳を手に入れる”のに欠かせない美髪を育てるための「簡単・セルフヘッドマッサージ」をお伝えしていきます!

あなたの頭皮は大丈夫?まずは頭皮老化サインをcheck!

まず最初に頭皮老化サインチェックをして、今の頭皮の状態をチェックしてみましょう!

CHECK1  頭皮の色は何色?

くすんでいたら、老化のサイン!健康的な頭皮は、青白い色をしています。

意外と忘れがちな頭皮の日焼けによっても、くすみを起こしやすいので帽子でカバーし、日焼けした後は美容液などで労わってあげましょう。

CHECK2 ボリュームが出にくい?

毛穴にある、毛を立ち上げる立毛筋が、硬く衰えてしまっているかも!

立毛筋自体は鍛えることができない筋肉ですが、マッサージで優しくほぐすことで、血行が良くなり、硬くなった立毛筋を柔らかくすることができます。

その結果、立毛筋の伸縮性が高まって毛穴が引き締まり、髪が根元から立ち上がりやすくなります。

また、頭頂部の立ち上がりのなさが気になる人は「髪の毛を垂直に引っ張りあげる」のも、血行UP&立毛筋を刺激することができるのでおススメです!

CHECK3 抜け毛が増えた?

1日100本程度であれば、正常です。

それ以上もしくは、髪がすかすかしている気がしたら、もしかしたら毛周期(髪の毛の生え変わりの周期)が乱れて、早く抜けてしまっているかも。

毛周期の乱れは、生活習慣の乱れによって起こります。
毎日の「睡眠」「食事」「運動」を見直してみましょう。

また使われなくなった毛細血管は”ゴースト化”し、栄養を届けられなくなってしまいます。
頭皮をほぐして、血流を巡らせることも必要です。

CHECK4 髪がうねる?

毛穴の形って変わるんです!加齢によって、円から→楕円に形が変化していきます。
それにより、髪のうねりが起こることも。

また髪の内部のバランスが乱れることでも、うねりが起こります。

むくみ、コリが常に起こっている状態の頭皮は硬く、弾力性が失われていきます。
顔と同じようにケアする感覚で、栄養を与えてあげましょう。

CHECK5 髪が細く、白髪も増えた?

東洋医学では髪は、余った血液によって作られるものと考えられています。

そのため、そもそも血液が不足していたり、食事などの生活習慣の乱れによって”血が足りなくなる”と髪にも変化が現れます。

髪からのサインを受け取って、未来の美髪をつくりましょう!

リラックスして横たわる女性

ヘッドマッサージ基本のキ 「頭皮」

ヘッドマッサージを行う上で、最大限の効果を引き出すために必要な「頭皮」についてここで簡単に学んでいきましょう。

頭皮の筋肉を示した人の横顔のイラスト

この絵をみてください。実は、頭頂部には筋肉はないのです。

私たちの頭皮の筋肉は、この3種類! 「前頭筋」「側頭筋」「後頭筋」

頭頂部は、手のひら一枚分ほどの大きさの帽状腱膜といった膜が、筋肉によって引っ張られています。

頭の筋肉が硬くなると、帽状腱膜はぴんっと引っ張られてしまいます。

その結果、血流が悪くなり、髪に酸素や栄養がうまく運べなくなり、薄毛や抜け毛といった症状が現れやすくなってしまいます。

また頭皮の筋肉が凝り固まることで、おでこのしわや、まぶたのたるみ、むくみ、クマ、フェイスラインのたるみ、ほうれい線、口角の下がりにも繋がって顔の印象も大きく左右してしまいます。

頭皮をほぐしておくことで、健康的な髪を作る頭皮を育てます。

顔の印象が-10歳は若返るので、ぜひ毎日の中の習慣にしていきましょう!

12のツボを知れば、さらに効果UP! 

頭皮マッサージをする時に大切な頭のツボをお伝えします。
知っておくだけで効果が倍増しますので、ぜひ場所だけでもおぼえてくださいね。

頭のツボを示した人の横顔のイラスト
頭皮の筋肉を示した人のイラスト

①神庭:老化防止、不眠症の改善。

②しん絵:頭痛、めまいやフケ、脱毛、鼻の不調改善。

③百会:自律神経を整える。

④防老:薄毛、円形脱毛症の改善。

⑤曲差:頭痛、神経痛の改善。

⑥頷りょう:偏頭痛、めまい、耳鳴りの改善。

⑦和りょう:目の疲れ、目の充血、歯痛、耳鳴りの改善。

⑧えい風:頭痛・肩こりの解消。くま・くすみ、顔のむくみの改善。

⑨完骨:頭痛の解消。肩こりの改善。

⑩天柱:うなじのこり、肩こりの改善。

⑪風池:血行促進の改善。肩こり、背中の痛みの改善。頭痛・眼精疲労の解消。

⑫あ門:後頭部痛、不眠症の解消。

今回お伝えするヘッドマッサージでは、すべてのツボを刺激することができます。

気になる効果があるときは、リラックスしながら、優しくゆっくり3秒で押して、ゆっくり3秒でチカラを抜くツボ押しを行ってみてくださいね!

知れば簡単!セルフマッサージ5つのSTEP

それでは早速、頭皮マッサージをしていきましょう!
5つのステップでできるセルフマッサージのやり方をお伝えします。

【動画で解説】頭皮マッサージは、こちらを参考にしてみてくださいね^^

10歳若返る!簡単ヘッドマッサージ

STEP1 肩首のストレッチ

まず、頭とからだの中心を繋ぐ、肩首からほぐしていきます。
腕を大きく回して、肩をほぐし、頭を左右に傾けてから、前後に倒すことで、首をほぐしていきましょう。

STEP2 フェイスラインから頭頂部に向かって、指を通してほぐす

頭皮全体に軽く指を通します。フェイスラインから前頭筋、側頭筋、後頭筋を頭頂部に向かって、筋肉をほぐす。(指の腹もしくは第一関節で)

※耳後ろは、特に凝り固まりやすい部分なので丁寧に!

STEP3 こめかみから正中線※まで、さらにえり足のツボを押す

指の腹全体を使って、ゆっくり3秒押して、ゆっくり3秒で戻る間隔で押していきます。

※正中線:鼻の延長から頭頂部を繋ぐの真ん中のライン

STEP4 頭頂部を緩める

重ね合わせた手のひら全体で、圧をかけながら前後左右に動かしていきます。

STEP5 骨をつかむように、引き上げて、流す

フェイスラインから頭頂部に向かって、さするように引き上げて、最後は鎖骨まで流します。

動画で解説】ブラシで簡単にできるマッサージはこちら

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セルフマッサージなんてする時間とれません!という人には、シャンプー時間がおすすめです。


お風呂に入ってシャンプーする時に、頭皮よりも指の腹で頭蓋骨を感じて“骨”を洗うようにする
それだけで、シャンプー時間が至極のマッサージ時間に変わります。

ほんの少しの意識の差も、毎日の積み重ねで大きな差になります。
ぜひ今日から毎日のバスタイムに取り入れてみてくださいね!

綺麗な長い髪をなびかせる女性の後ろ姿

未来の”美髪”は、毎日の小さな習慣から

いかがでしたか?

顔の皮膚と頭皮は繋がっています。
顔の・たるみ・肌質が変わってきたと感じたら、頭皮にも変化が起こっているかも。

頭皮のエイジングが進む=頭皮が硬く凝りやすく血流が滞るので、健康な髪は生まれません。

髪の艶・毛量・根元の立ち上がりと色素(黒)を整えたい!と思ったら、ぜひ1日1回の頭皮マッサージから始めてみてください。

毎日の小さな習慣が、きっと未来の”美髪”を作ってくれますよ。

肩こり、頭痛も起こりやすい季節だからこそ、肩首から頭皮までを巡らせて、美髪で軽やかに毎日を楽しんでいきましょうー!