
この記事を書いた人
ナチュラルセルフケアおうち薬膳アドバイザー
Satomi
一年の中で最も昼間の時間が短くなる冬至を迎え、気候の変化によって疲れも出やすい冬の季節がやってきました。
東洋医学の一つである中医学では、冬は「腎」と関わりが深いとされています。
腎は、泌尿器系の働きのほか、体内の水分調節や、生命力を蓄えるという重要な役目を果たしています。
そのため、人間の成長や老化、生殖活動とも深く関わっていて、腎が弱まると老化のスピードが早まり
- 白髪が増える
- 骨がもろくなる
- 全身が冷えやすい
- 不妊や生理不順
などといったトラブルも起こりやすくなります。
そこで、冬はからだを内側から温めて、巡りを良くする食材や腎の働きを補う食材で、春に向けてからだの内側から準備をしていきましょう。
「冷え」と「むくみ」の関係
冬の特徴といえば、寒さから来る冷えがあります。
”冷えは万病のもと”とも言われますが、中医学では冷えは「冷え性」ではなく「冷え症」と書くほど、立派な治療対象としてとらえられています。
寒さによって、私たちの体は自然と緊張します。
その結果、血のめぐりを悪くし、手足の冷えや下痢、腰痛や関節の痛みなどを引き起こしやすくなってしまうのです。
また、平熱が36度以下の人は低体温といわれ、からだが冷えでむくみやすくなるタイプです。
低体温だと、冷えた内臓の働きが悪く、基礎代謝量がおよそ15%程度低下します。さらに、血流や腸の動きが悪くなり、老廃物を排泄する力や免疫力の低下にも繋がってしまいます。
特に女性は、陰陽論でいう陰に分類され、もともとからだを温める要素である陽が不足しているため、冷えやすいと考えられています。
最近では、男性の冷え症も増加してきているので、男女ともに冷えに対する対策は行っておくのが良いと思います。
冷えは感じないけれど低体温だったり、低体温ではないけれど冷えを慢性的に感じている方は、どちらも老廃物の排泄が悪くなり、むくみやすくなります。
内側から温めるからだ作りの2つのSTEP
内側から温めるためには、からだ作りのための2つのSTEPがあります。
ステップ1. 消化を助ける食材を摂る
冷たい飲み物を控えて、温かいスープなどで消化を助ける食材(大根、カブ、山芋、キャベツなど)をとってみましょう。
ステップ2. 代謝をあげるための栄養を摂る
代謝を上げるためのビタミンB群、タンパク質、ミネラルなどの栄養を意識して摂りましょう。
これら2つを組み合わせることで、効率的に温めることができるからだをつくり、お祝い事も思いっきり楽しめる自分でいることができます。

あなたはどっち?冬の「冷えチェック」
冬の冷えの原因を細かく見ていくと、もともと「陽の気が不足しやすい体質」の場合と、ストレスなどで「気が停滞して血が巡らなくなって冷えている体質」の場合の、おもに2つに分かれています。
もし、冷えが気になるのならば、どちらのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。
①パワー不足冷え・パワ子さん
【チェック項目】
□顔色が白っぽい
□疲れやすい
□胃腸が弱い
□生理前後は足がむくむ
からだを内側から温める陽気が不足しているパワ子さんは、あたためる食材を積極的に取り入れていきましょう。
〖パワ子さんにおすすめ食材〗
生姜、ねぎ、ニラ、かぶ、唐辛子、ラム肉、鶏肉、えび、たら、鮭
②巡り不足冷え・めぐ美さん
【チェック項目】
□胸が張る、痛みを感じる
□慢性的な肩こりがある
□イライラしやすい
□生理周期が不安定、もしくは生理が重い
気と血の巡りが悪いことで冷えているめぐ美さんは、それぞれの巡りをサポートする食材を取り入れていきましょう。
〖めぐ美さんにおすすめ食材〗
そば、しそ、ニラ、にんにく、柑橘類、香味野菜、黒キクラゲ、マイカイカ、酢
冷えのベースには、そもそも血の巡りが悪くなっている瘀血の状態が起こっている場合が多いので、瘀血対策として、薬味やスパイス、赤色の食材も合わせて摂っていくのが、おすすめです!

生命力を蓄えよう
気、血、水分といったからだのもととなる精を蓄える腎。
この腎に蓄えられた精が、春や夏の活動力を支えてくれます。
また冬の間に、しっかりからだを温めて、腎をいたわることは、何よりもアンチエイジングに繋がります。
腎を補う食材には、「黒い」ものが多く、黒豆や黒米、ひじき、黒ゴマ、黒きくらげなどが代表的です。
さらに、寒い冬は動きたくなくなるので、血流も悪くなりがちです。
心地よい程度にからだを動かしたり、カイロなどでしっかり冷え予防をしたり、食事で温かいメニューを摂る、睡眠をしっかりとってからだを休めるなどを心がけましょう。
冬の間に、これらの養生習慣で血流を悪くならないようにしておくことで、良質な血の「貯金」ができる季節でもあるので、春に元気なスタートをきるためにも、冬の養生が肝心と覚えておきましょう。
タイプ別の冬のおすすめ食材
中医学で今の状態を表す、体質のタイプ。みなさんは、ご自身のからだのタイプはご存知ですか?
タイプには「気虚」「血虚」「気滞」「瘀血」「腎虚」というものがあります。
「はじめて聞いた!」という方はぜひ、こちらに簡単にできる体質チェックを掲載していますので、ご自身のからだの不調から導き出されるタイプチェックを行ってみてくださいね!
からだの状態は、季節によって変化が起こりやすいので、一度チェックしたことがある方も3ヶ月に1回程度チェックしておくことで、ご自身の体調管理にも役立つと思います。
タイプ別のおすすめ食材は
「気虚」さんは、黒米、かぼちゃ、ラム肉、ししゃも、カツオ
「血虚」さんは、玄米、豚肉、マグロ、カツオ、しじみ
「気滞」さんは、そば、グレープフルーツ、ピーマン、鶏レバー、もずく
「瘀血」さんは、納豆、黒豆、チンゲン菜、鹿肉、ウナギ
「腎虚」さんは、長いも、えび、ホタテ、鶏肉、なつめ
これらの食材をいつも使っているものと置き換えてみたり、プラスしてみて取り入れてみると、より毎日が過ごしやすくなります。
食材以外でも、からだを温める方法として、「みかん湯」や「しょうが湯」があります。
みかんの皮2~3個分をだし用パックに入れて、湯船に入れるだけ。
しょうがであれば、皮の部分だけを1~2片分を干して使います。
血行を良くする作用で、ぽかぽかになり、疲労物質の排出も助けて、冷えや肩こりにも効果的です。

まとめ〜冬の養生でぽかぽか美人〜
いかがでしたか?
ご自身の「今」の状態を整えながら、イベントも楽しめる元気なからだをつくり、春に向けての準備をコツコツしていきましょう。
ぜひ、食材の種類や摂り方、温め方など、今日からトライできそうなことから始めて、内側のチカラを高め、蓄えながら、冬を楽しんでいきましょう!

書いて叶えるジャーナリング講師/COCO&KARA主宰
幼少期から“書くこと”を通して心を整え、夢を叶えてきた経験と、16年以上にわたる学びを基に、
自己理解・行動習慣・未来設計を導く「書いて叶えるジャーナリング」を体系化。
これまでに1万人以上の女性をサポートし、瞑想指導は1100名を超える。オンラインサロン「ラヴィラブ」、無料コミュニティ「REVO:ME」、リトリートや講座などを通して、“人生をまるごと愉しむ”方法をシェアしている。
Instagramでは、30〜50代女性が“自分らしく軽やかに生きるための書く習慣”を発信。
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