
この記事を書いた人
ヨガ&瞑想インストラクター/Wellness To Go主宰
Arisa
こんにちは、Arisaです!
今日も自分の人生を愛し、心地よく過ごしていますか?
突然ですが、あなたはこんな経験、ありませんか?
- 「アファメーションがいいって聞いたからやってみたけれど…」
- 「言葉に出せば出すほど、心の中で『そんなの嘘じゃん』って声がする」
- 「ポジティブな言葉を唱えているはずなのに、逆に胸がザワザワして苦しくなる」
もし、あなたが今そんなふうに感じているなら、大丈夫!
それ、あなたの性格がネガティブだからじゃありません!
むしろ、あなたの脳が、正常に、そしてとっても優秀に働いている証拠なんですよ。
今日は、アファメーションが「効いて人生が変わる人」と「逆に苦しくなってしまう人」の決定的な違いについて、ふわっとした精神論ではなく、「脳の仕組み(脳科学)」の視点から紐解いていきます。
読み終わる頃には、あんなに苦しかったアファメーションが、あなたの最強の味方に変わっているはず。
ぜひ、温かいハーブティーでも飲みながら、リラックスして読んでくださいね。
【体験談】40歳からの挑戦。私がアファメーションと出会って変わったこと
まずは少しだけ、私自身の話をさせてください。
私が本格的にアファメーションを生活に取り入れるようになったのは、40歳前後のことでした。
当時の私は、人生の大きな転換期。
「自分のオンライン講座を作って、ビジネスとして自立していきたい!」
そう決意したタイミングでした。
言葉にするとカッコいいけれど、内心はもうボロボロ(笑)。
だって、ビジネスの経験なんてゼロ。
「私にはできる!」なんて思える実績も自信も、何ひとつない状態だったんです。
「できる自分」の土台がない中での不安
新しいことを始めるときって、希望と同じくらい、いや、それ以上に「不安」が襲ってきませんか?
「私なんかが発信して、誰か聞いてくれるのかな?」 「失敗したらどうしよう」 「やっぱり私には無理なんじゃないか…」
自信よりも不安の方がずっと大きくて、放っておくとネガティブな思考の渦に飲み込まれそうになる毎日。
そんな時、ふと思ったんです。
「今の私の思考(OS)のままじゃ、これ以上進めない。だったら、まだ私のOSに入っていない『新しい言葉』を、あえて自分に聞かせてみよう」
それが、私のアファメーションの始まりでした。
夜の習慣が、私の「内側」を変えた
私が始めたことは、とってもシンプル。
夜、ベッドに入って体をゆるめ、音源でアファメーションを聞くこと。たったそれだけです。
何かものすごい大きな行動を起こしたわけではありません。
滝に打たれたわけでもない(笑)。
でも、「自分にかける言葉を変える」という、この小さな小さな習慣の積み重ねが、私の内側を驚くほど静かに、でも確実に変えていきました。
不安で縮こまっていた心が、少しずつ「あ、大丈夫かも」「私にもできるかも」と、光の方へ向き始めたんです。
この原体験があるからこそ、私は自信を持っておすすめしたいんです。

アファメーションとは?「引き寄せの法則」との誤解と本当の意味
さて、ここからは少し理論的なお話をしましょう。
「アファメーション(Affirmation)」とは、英語の「Affirm(断言する・肯定する)」から来ている言葉。
つまり、自分に向けて意識的に選ぶ「在り方の言葉」のことです。
でもね、ここで多くの人がちょっとした誤解をしてしまっています。
よくあるアファメーションの誤解
よく誤解されますが、アファーメーションとは
- 現実を無視して思い込むこと
- 無理やりポジティブになること
- 魔法のように願いを引き寄せること
ではありません!これ、全部違います!
もしあなたが「現実逃避」のためにアファメーションを使っているなら、それは苦しくなって当然。
アファメーションの本来の役割とは、脳に「新しい方向性」を示すための「言葉の習慣」「ナビゲーション設定」なんです。
脳の回路は「山道」と同じように作られます!
私たちの脳は、これまで何度も繰り返してきた思考や感情によって、物理的な“神経回路”をつくっています。
山道をイメージしてみてください。 人が何度も通った場所は、草が踏み固められて立派な「道」になりますよね? 脳の中も同じです。
- 「私はどうせうまくいかない」
- 「私は愛される価値がない」
- 「私には才能なんてない」
そんな言葉を、無意識のうちに何年も、何十年も自分に言い聞かせてきたとしたら…。
脳の中には、太くて強固な「ネガティブ・ハイウェイ」ができあがってしまっているかもしれません。
何かあるとすぐにその高速道路を通って、ネガティブな結論にたどり着いてしまう。
アファメーションは、この古い回路を無理やり爆破して消すものではありません。
草が生い茂る新しい場所に、一歩ずつ足を踏み入れ、「新しい思考の道(回路)」を少しずつ育てていく作業なんです。
私はアファメーションを、「未来を断言する魔法」というよりも、「脳に本来の可能性を思い出させる習慣」だと捉えています。

なぜ「嘘に聞こえる」の? 脳が起こす”自然な抵抗反応”
ここで冒頭の疑問に戻りましょう。
- 「アファメーションの言葉に抵抗がある」
- 「どうしても嘘に聞こえる」
- 「唱えれば唱えるほど、逆に今の自分が惨めになって苦しくなる」
- 「それでも聞き続ける方がいいの?」
よくこんな言葉をもらうんです。
でも、安心してください。最初にお伝えした通り、これはあなたがネガティブだからではありません。
むしろ、脳が正常に機能している証拠なのです。
脳は変わり続ける。 ”ニューロプラスティシティ(神経可塑性)”とは?
私たちの脳には、すごい力があります。
- ニューロプラスティシティ(神経可塑性): 脳の神経回路は、経験や学習によって常に変化し、書き換わることができる。
- ニューロジェネシス(神経新生): 大人になっても、新しい神経細胞は生まれ続ける。
「年齢に関係なく、脳は変われる!」
私たちの脳は変わり続ける力を持っています。
私はこの話を聞くたびに、ワクワクします。
私たちはいつからだって、なりたい自分になれる機能を持っているんです。
でも同時に、脳は変化がめちゃくちゃ苦手でもあります。
でも、脳は「変化」が大嫌い!
一方で、脳にはもう一つの強力な本能があります。
原始時代、新しい場所に行ったり、いつもと違う行動をすることは「死」に直結していました。
だから私たちの脳は、私たちを生かすために、こうプログラムされています。
- 変わること = 危険
- 未知のこと = 生存の脅威
脳は、私たちを安全に守るために、変化を全力で止めようとします。
「嘘だ!」という脳内のサイレン
だから、今の現実(現状)とかけ離れた言葉…
例えば、 パートナーがいないのに「私は最高に愛されて幸せです!」とか、貯金がないのに「私は月に〇〇稼いでいます!といった言葉を入れると、
「ピーーッ! それは事実と違います! 嘘です! 危険です!」
脳内で大音量のサイレンが鳴り響くんです。
これが、「嘘に聞こえる」「苦しくなる」の正体。
要は脳の防御反応なんです。
だから、アファメーションが信じられないのは、あなたの意志が弱いからではありません。
「私を守ろうとしてくれてるんだな」って、まずは脳の働きに感謝してあげてください。

“削除”できない脳の仕組みを利用せよ! 古い思い込みを「上書き」する唯一の方法
では、どうすればこの「防御反応」を突破して、新しい回路を作れるのでしょうか?
医師であり脳科学者のタラ・スワート博士は、著書の中でこう言っています。
「脳は古い思い込みを『削除』することはできない。
できるのは、新しい回路で『上書き』することだけだ」
パソコンのデータ消去とは違い、脳内の「私はダメだ」という回路をデリートキーで消すことはできません。
その代わり、新しい「私はできる」という回路を太く強くして、古い回路を使わなくさせる(廃道にする)ことはできます。
上書きに必要な【繰り返し × 感情の強さ】
新しい回路を定着させるために必要な要素は、この2つ。
- 繰り返し(反復)
- 感情の強さ(情動)
五感や感情が伴えば伴うほど、神経回路は強固に結びつきます。
英語の勉強も同じですよね。
「なんとなく勉強する」より「外国人の彼氏ができてこの人ともっと話したい!!」というワクワクした感情が入ると、学びは早くなります。
これが「感情の強さ」のパワーです。
私はどちらかというと、断言するアファメーションが好きです。
「私は最強!」「すべてうまくいっている!」と断言するアファメーションを聞いて、その言葉から 「おっしゃー! 」 と力をもらいます。感情が動くんです。
でも、先ほどお話しした「脳のサイレン」が鳴り止まない繊細なタイプの方や、今は心が弱っている時期の方には、この「断言」が逆効果になることもよくわかります。
そこで、そんな方におすすめしたい、潜在意識に届ける「3つの方法」をご紹介します。

アファメーションが劇的に効く3つのステップ
もしあなたが「アファメーションが苦しい」と感じているなら、ぜひこの3つの方法を試してみてください。 脳科学に基づいた、脳に優しいアプローチです。
① 体を先にリラックスさせる
私がアファメーションを始めた時、寝る前にベッドで横になって音声を聞いていました。
日中、バタバタと働いて交感神経が優位になっている時ではなくて、夜、お風呂に入って、パジャマに着替えて、ベッドで横になった時。
「これ嘘でしょ?」なんてツッコミが入らないくらいの、トロンとした時間帯を狙うんです。
体がゆるんで、副交感神経が優位になる時。それは潜在意識の扉が開いているゴールデンタイムです。
脳が「安全だ」と感じていると、言葉は抵抗なく、スゥーっと染み込んでいきます。
② 「I am」ではなく「I could(〜かもしれない)」の魔法
「私は〜である(I am)」と現在進行形で断言する。 よく言われていますが、これが苦しい原因になっているかもしれない。
そこでおすすめなのが、 I am(私は〜だ) ではなく、 I could(〜の可能性がある、〜かもしれない) に変えること。例えば、
- 「私は最高に愛されている!」 → 「私の人生に、穏やかな愛が入ってくる可能性がある」
- 「私は月収100万稼いでいる!」 → 「私は月収100万のトップセールスパーソンになれるかもしれない」
「かもしれない」は、脳にとってものすごく優しい言葉です。
断定しているわけではない。 でも、可能性の扉は決して閉じていない。
これなら、疑り深いあなたの脳もこう反応します。
「それならあり得るかもね?」
まずは「可能性」を認めることから始めましょう。
③ 結果ではなく「プロセス(過程)」を断言する
これは、私がYouTubeで配信しているアファメーション動画でもよく使っているテクニックです。
まだ起きていない「未来の結果」を言い切るのではなく、 今、あなたがしている「今日の行動」や「プロセスの状態」を言い切るんです。
「私は成功者だ」(結果:まだ現実になっていないから苦しい)
→「私は穏やかさを感じるために今日も一歩進んでいます。」
→「私は自分の人生を育てています。」
→「私は望む方向へ進み続けています。」 (プロセス:事実だから苦しくない!)
愛についてなら、こう変換してみましょう。
「私は溺愛されている」
→「私は安心できる関係を受け取っていい。」
→「私は大切に扱われることに慣れていっている。」
→「私は本音で話しても大丈夫だと学んでいる。」
これなら、脳は絶対に抵抗しません。
だって、「学んでいる」「向かっている」「慣れようとしている」というのは、紛れもない今の「事実」なのですから。

おわりに〜アファメーションは魔法じゃない。でも、確実に人生を変える〜
アファメーションは、一瞬で現実をひっくり返す魔法ではありません。
でも、脳の仕組みを正しく理解して、 「リラックス」×「可能性(Could)」×「プロセス」 のアプローチで言葉を届けていけば、あなたの脳の回路は確実に変わっていきます。
脳は、急には変わりません。
急激な変化は、脳にとって恐怖だからです。
でも、静かに、確実に、変わり続ける力を持っています。
今日、この記事を読んで「そっか、そういうことだったんだ」と納得したその瞬間から、 あなたの中ではもう、新しい思考の回路がつながり始めています。
焦らなくて大丈夫。
あなたの人生が、あなたが選んだ言葉通りに、豊かに花開いていくことを心から応援しています!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
今日の記事はポッドキャストからも聞いていただけます。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!


ヨガ&瞑想インストラクター/Wellness To Go主宰
愛知医科大学を卒業後、医師として働き、語学留学をきっかけにカナダ、バンクーバーに移住を決意。バンクーバーでヨガや瞑想に出会い、マインドフルネスなライフスタイルに興味を持つようになる。医師、マッサージセラピストとしての経験を通し、体とマインドへの深い興味と理解を持ちながら、YouTubeチャンネル「Wellness To Go by Arisa」を通して、多くの人が幸せに自分らしく生きていく手段をシェアしている。チャンネル登録者数は18.8万人、毎週行なっているライブヨガレッスンは800人近くが参加する。著書「バンクーバー式ウェルネスヨガ」を通し、心と体に意識をむける習慣作りを多くの人に伝えている。






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