どんな自分も受け容れよう!自己肯定感の土台「自己受容」する方法

自己受容
この記事を書いた人
メンタル心理カウンセラー/セルフケアコラムニスト
Sae

自分の全てを受け容れる。

そう聞いて、どう感じるでしょう。

『全てなんて、そんなの無理。嫌いなところや直したいところがたくさんある!』

そんな心の声が聞こえた人がほとんどじゃないでしょうか。

自分に厳しくすることに慣れていたり、厳しくしてこそ成長があると考える人ほど、自分のことを否定的に捉え、全てを優しく受け容れることを拒んでしまうと思います。

自己肯定と自己受容

『自分を受け容れる』とはどういうことでしょう?

“自己肯定感”というキーワードで広く認知されるようになった”自己肯定”は、自分のポジティブな面に焦点を当て、わたしはできる!わたしは最高!と自分を肯定的に捉えることです。

ただ、誰にでも不得意なこと、嫌なこと、気持ちの浮き沈みはあるものです。だから、自己肯定だけしていても自己肯定感を高めることはできません

逆に自分のネガティブな面に注目し、わたしなんてだめだ、できない、と否定的に捉えてしまう自己否定だけしていても、自己肯定感を高めることができないのは明らかです。

自己受容

一方で自分を受け容れる、つまり”自己受容”とは、

『わたしには良いところも悪いところもあるなぁ』と、そのまますべてを受けとめている状態のことです。できることやできないことも含めて、わたしにはこんな面もあると気づくこと。

ここでポイントなのは、自己肯定のように良い面だけフォーカスしたり、自己否定のように嫌な面だけフォーカスしたりはせず、両方の側面に目を向けていくことです。

そして注意すべきは、それらをここはオッケーここはダメ!とジャッジするのではなく、そのままにただ気づくいうことです。

自己受容する勇気を持つ

ただ、前述の通り、自己受容は良い面だけではなく悪い面にも気づいていく必要があります。自分の嫌なところと向き合うのは、怖さや勇気を伴いますよね。

私自身、長いこと自分の嫌な面を受け容れられずにいました。受け容れられていないことにも気づかなかった、というのが正直なところです。こういう私はダメ、嫌だ、むかつく、嫌い。自分の中のネガティブな部分をずっと見ないように無視してきたと感じています。

でも自己受容について学ぶうち、私ももう目を背けるのをやめようと決めました。そして、ひとつひとつの自分のネガティブな感情に気づき、丁寧に見つめていくことをはじめました。

日常で心が動いた時、今どう感じてる?と自分に尋ねるようにしたり、定期的に時間をとって瞑想やジャーナリングで自分の心と向き合うことを始めました。

自己受容

『えぇっ!そんなふうに感じていたの?よしよし、辛かったね』

『そうなんだ。誰でもそんなことあるよね。』

『たまにはそれもいいよ。大丈夫』

『まぁ、次頑張ればいいよ。』

まるで大切な友達の話を聞くように、自分の心の中と会話していきます。

そうすると何が起きたかというと、安心するのです。気づいてもらえた、話を聞いてもらえた。自分の心が満たされるのを感じました。自分が自分の心に寄り添っている、自分には理解者がいるという安らぎを感じることができました。

自己肯定感は、こうした自分との信頼感・安心感なくして成り立たないのです。

自己受容

そして自分の心が満たされ、どんな自分も許せるようになると、自然と他人のことも受け容れることができるようになります。

自分にかけている言葉をそのまま人にもかけられるようになるからです。

誰でもそんなことある。ま、いっか。それもいいね。

おおらかに自分を見つめる目は、おおらかに人を見つめる目へと広がっていきます。

どんな自分も否定しない

自己受容

否定的になったり、嫉妬したり、後悔したり、不安になったり。

ネガティブな感情を抱くことは、どんなに完璧に見える人にだってある、誰でも時に抱いてしまうものです。

自分がそう感じていることに抵抗し、無理になくそうとしたり、目を背けるのではなくてただ受け容れてみる。無理にポジティブにならなくてはと躍起になる必要はないのです。

気づいて、しっかりと見つめる。ただそれだけでいいのだと思います。

いろんな面があるのが人間だし、すべて含めて大切なあなた。誰かに認めてもらおうと頑張る前にまず、あなた自身があなたの一番の味方になってあげてください。

向き合う恐れに立ち向かった先に感じる、あたたかさや安心をぜひ、あなたも体感してくださいね。

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