むずむず脚症候群って聞いたことありますか?
むずむず脚症候群の症状は、痒みや傷み、つっぱり感、虫が足を這う感覚などです。このような不快感から足を動かしたい衝動に駆られますが、足を動かしても症状は一時的にしか良くなりません。
実は私も、疲れが溜まっている時や気が張っている時、飛行機での移動中などに足がむずむずして寝れないっ!ということがあります。そんな時は、足の裏やふくらはぎをマッサージをしたり、一度起きてハーブティーなどを飲んだりします。気のせいかも知れませんが、毎日ゴルフボールを踏んで足の裏をマッサージするようになってからは頻度が減ったような気がします。最初はゴルフボールは硬いので不快感を感じるかも知れませんが、慣れるとその硬さが病みつきになりますよ。
日中よりも夜に起こることが多く、歳をとると症状が悪化する傾向があります。
睡眠障害、鬱、集中力低下などの原因になることもあります。
むずむず脚症候群は、レストレスレッグス症候群や下肢静止不能症候群とも呼ばれています。
原因ははっきりとわかっていませんが、脳の動きに関わる部分がスムーズでしっかりとした動きをつくる神経伝達物質であるドーパミンを上手く使うことができないことが原因ではないか、と言う考えもあります。妊娠後期や体内に炎症がある場合、薬の服用によって起こることもあるようです。
原因がはっきりわかっていないためこれといった治療法はまだありませんが、バランス良く栄養素をとることで、症状が軽くなることがあるようです。もちろん、栄養素をしっかりと吸収することのできる健康な身体も必須です。むずむず脚症候群の症状を軽減するのに効果があるのではないかと考えられている栄養素は、以下の3つです。
むずむず脚症候群の症状を軽減!3つの大切な栄養素
鉄分
むずむず脚症候群は、スムーズな動きをつくる為に大切な神経伝達物質であるドーパミンの夜間の量の変化が原因だという考え方があります。
鉄分はドーパミンを生成するのに必要な栄養素です。
鉄分には動物性の食品に含まれているヘム鉄と、植物性の食品に含まれているノンヘム鉄があります。ノンヘム鉄はヘム鉄に比べて吸収がされにくいです。吸収率を上げる為に、ビタミンCが豊富に含まれている食品と一緒にとりましょう。また、ヘム鉄とノンヘム鉄をバランス良くとると良いです。
鉄分を含む食品:レバー、イワシ、たまご、大豆、ごま、小松菜、ほうれん草
マグネシウム
マグネシウムについては以前ブログに書きましたが、マグネシウムは体内で300以上もの役割をもっています。マグネシウムが不足すると神経細胞が必要以上に活動的になります。
その症状マグネシウム不足が原因かも?症状別マグネシウムサプリの効果と選び方
マグネシウムを多く含む食品:
穀物、ケールやスイスチャードなどの緑の葉野菜、豆類、ナッツ、ゴマやヘンプシードなどの種子類、魚
葉酸
葉酸不足がレストレスレッグス症候群と関係していると言う人もいます。
葉酸を多く含む食品:ブロッコリーやほうれん草、アスパラ、豆類
できるだけ避けたい食品
カフェイン、アルコール、タバコは症状を悪化させます。水分補給は、水やカフェインの含まれていないハーブティーからとると良いです。
食事以外に大切なことって?
食事だけでなく、生活習慣を見直すことも大切です。
体内時計を整えよう
起きる時間、寝る時間を定め、睡眠のパターンを整えましょう。
朝起きて太陽の光を浴びることで、体内時計をリセットすることができます。
なかなか起きれない、または眠れない人は、朝太陽を浴びることを習慣にしてみてください。
適度な運動を習慣づけよう
運動もとっても大切です。1日30分程度、エクササイズをしましょう。激しい運動である必要はありません。運動の習慣が無い場合は、軽い散歩やストレッチから始めてみてください。
むずむず足症候群の疑いがある時は、カフェイン、アルコール、タバコは避け、鉄分、マグネシウム、葉酸をたっぷり含んだ食材を積極的にとってみてください。
カナダで大学卒業後、健康志向の高い都市バンクーバーに移住したことで栄養や体の仕組みに興味を持ち、栄養学とピラティスを学びました。その後、栄養学校で身につけた知識を使い体質改善に成功し、幼少期から付き合ってきた数々の不調を改善することに成功しました。現在は、ホリスティック栄養士として、企業向けに栄養関係のコンテンツ作成、ナチュラル食品•製品の開発やマーケティングのアドバイスなどをしています。地球にも人にも優しいナチュラル製品が大好きで、美容家の間で噂のエイジングケアオイル、抗酸化作用がたっぷりの「カカイオイル」を販売しています。
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