『休息することに罪悪感を感じる。。。』
そんな人も多いと思います。
何かをすることに価値を見出しがちな私達。
「もし~することをやめてしまったら、何かがOKじゃなくなる、自分がOKじゃなくなる、自分の価値がなくなる」
そんな思いがどこかにあるから、止まることなく動き続けます。
そうすると体はどこにいても、安心して安らぎを得られません。
これきっと私もどこかにあります。
だから意識的に身体を休める時間を作っています。
動き続けていると、とっても賢い私たちの身体は、
「ほーほー、今は動き続ける状態なのね。じゃあ、それに対応できるようなホルモンをいっぱい出すわね!!任せて!!」
とでもいうように、ストレスホルモンを放出させて、体を戦うモードにするわけです。
ストレスは人によって体に違う反応を起こします。
怒りやすくなったり、
不安が強くなったり、
コントロールフリークになったり、
鬱になったり、
世界が全部、敵に見えたり、
孤独感を感じたり…。
人間の一番発達している脳、前頭葉〜論理的に考える力を司っている場所、がオフラインになってしまうので、落ち着いて問題を解決する力を失っていきます。
そのかわりに、思考癖、過去の経験から考え、行動してしまうのです。
「何もしてなくてもOKなんだよ」
と体と心を安心させてあげる、一番パワフルな方法は、リラックスすること。
力が入っている筋肉を意識的に抜いてあげること。
特に、上半身と下半身を繋いでいる腸腰筋と呼ばれる筋肉のひとつ、『大腰筋、Psoas Major(英語では”ソアス”と言われています)』は、私達が安全でないと感じると力が入ります。
交感神経がアクティブになって、体が闘争・逃走反応(ファイト・フライトリスポンス)になると、一番最初に力が入る筋肉とも言われているんです。
精神的なことだけではありません。
長時間座っていたり、車を運転したり、コンクリートを歩くなんていう毎日の生活からも、大腰筋は固くなっています。
固い大腰筋は腰痛の原因にもなります。
大腰筋が固いと、体全体が”グランウンディング”していない、地に足がついていない感覚がします。
身体が安らぎを感じれないんです。
安らぎを感じれないと、呼吸を深くしていくこともできません。
大腰筋をほぐすのにおすすめのポーズ
サポーティッド・ブリッジポーズ
名前の通り、サポートされるブリッジポーズ。
背骨を下までたどっていくと、お尻の割れ目のすぐ上に三角のひらぺったい骨があります。
お尻を上げて、ブロックやボルスターを仙骨の下においてブリッジポーズをします。
1回1回の吐く息で、腰回りの力を抜いて仙骨をブロックに沈めていきましょう。
大腰筋・腸腰筋をほぐすヨガレッスン
ヨガの最後のシャバサナ(屍のポーズ)は腸腰筋をほぐすのにとても大切です。
しっかり時間をとってあげてください。
反り腰の人は、膝の下の丸めたブランケットやボルスターを引いてください。
固くなっている体の筋肉が、どんどん柔らかくなっていき、骨からスルスルーと落ちていく。
そんな柔らかいお肉を想像しながら、力を抜いていきましょう。
この言葉を自分の体に、自分自身に言ってあげてください。
「何もしなくてもOKだよ」
体が安らげている時に、脳の前頭葉がアクティブになってくれます。
ベストな決断ができ、そして自分の直感にも耳を傾けれるようになります。
休息時間があるからこそ、より自分の夢へのやる気や情熱を持てたり、クリエイティブになれたり、よりベストな自分になっていけるのだと思うのです。
Wellness To Goにようこそ!カナダ・バンクーバーでヨガインストラクター/ボディワーカーをしているArisaです。日本では眼科医をしていました。
「ヨガを身近なものにし、多くの人が自分の体と心も向き合えるような時間を提供したい!ヨガやエクササイズを通して、自分らしく楽しく生きる輪を広げたい!!」
という思いからYouTubeチャンネルやオンラインコースでおうちヨガや、セルフケア方法、毎日を気持ち良く過ごせるTips を配信中。
RECOMMENDこちらの記事も人気です。
不安いっぱいの恋愛は卒業!信頼と安心感のある関係を築くためのヨガの教え
北米で入手困難!痩せる薬「オゼンピック」がダイエットに向かない理由
【栄養士直伝】免疫力を高めるヨーグルトの選び方
栄養士が選ぶ!海外で大人気のおすすめお菓子4つ
【ヨガ哲学】頑張らずに運命の恋を引き寄せる方法♡
ネガティブ思考のわたしを超えて幸せになる!ジャーナリングを使ったぐるぐる思考の治し方
「つい言い訳をしてしまう私たち」
腸内環境を整える冬の食べ物ランキング