“時間が足りない”はもう卒業!タイムマネジメントのコツ
この記事を書いた人 カウンセラー/コラムニスト Sae 家事や育児・仕事で忙しくって、毎日時間が足りない! そんなふうに感じていませんか? 一日は誰にとっても平等に24時間与えられているはずなのに、 『なんでもテキパキと軽やかにこなしているあの人』と、『いつもドタバタ焦っていてそれでいて充実感もないわたし』の違いってなんだろう? 効率的にこなせないわたしは、そもそもその能力がないってこと? …数年前わたしが悩んでいたことです。 タイムマネジメントは”効率性”だけじゃない! タイムマネジメントというと、『効率的により多くのことをこなす術』と捉える人が多いと思います。 たしかに一部の仕事では、それが求められるかもしれません。 でも、仕事に関わらず日常の全ての事柄に対して、 『効率的に・より多くをこなす』ことだけに集中していたらどうでしょう。 満足感や幸せ、充実感はしっかりと感じられるでしょうか? では、タイムマネジメントを『限られた時間を自分が心地よく満たされるように割り振ること』こう捉えてみるとどうでしょう。 ただ数・量をたくさんこなす、のではなく、目の前のことに丁寧に向き合い、満足や充実を感じながら一日を過ごしていく。 そんな過ごし方の方が、きっと幸せな人生と言えると思います。 そして大事なポイントは、『何をどれくらいしたら心地よく満たされるのか』は人によって違う、というところです。誰かの真似をしてルーティンを決めたり、仕事のやり方や活動時間を定めても、それが自分にとって心地よいかどうかは見極める必要があります。 睡眠だって、何時間寝るのがベストかは人によって様々。 もっといえば自分自身も、体調によって毎日必要な睡眠時間は異なりますよね。 世間一般ではこうだから、あの人がこうしているから、と他人軸で捉え自分のタイムマネジメントをしようとするだけでは、いつまでも心地よさや充実は感じられないと思います。 ではどうすれば、忙しくて余裕がないバタバタとした生活から、自分の心地よい時間の使い方へシフトすることができるのでしょう? 今日は二つの視点で、タイムマネジメントを見直す方法をシェアさせていただきます。 時間管理のマトリクスで優先順位を知る まずひとつ目に、今現在の自分の時間の使い方を可視化してみましょう。 時間管理に限らず、『なんとなく不満』という状態の時は『なにがどのように不満なのか』を具体的に見える化しておくことはとても大切です。 時間管理のマトリクスをご存知ですか? 世界的に有名な『7つの習慣』という本に出てくる、時間の使い方を下記のように四番類する考え方です。 第一領域 緊急かつ重要なこと 第二領域 緊急ではないが重要なこと 第三領域 緊急だが重要ではないこと 第四領域 緊急でも重要でもないこと 自分が日頃どんなことに時間を使っているのか、この四つに振り分けて可視化してみてください。 わかりやすいように私の例を書きますね。 第一領域 『自分がすぐにやらなきゃいけないこと』です。 家族の食事や身の回りのお世話、トラブル対応など、しなくてはならない・欠かせないことがここに入ります。 第二領域は、『将来の自分のためにやりたいこと、自分を満たすこと』と言えます。 決して急ぎの案件ではないけれど、自分にとって大切なことです。 わたしは、カウンセラーとしてのクライアント様との信頼関係づくりや、理想の自分に近づくための学び。 そして、家族と一緒に過ごす穏やかな時間や、ヨガや瞑想などのセルフケアもこの領域に入ります。 第三領域は、『急ぎだけど、自分じゃなくてもできること』と言い換えられます。 第三領域が多い人は他人に振り回されてるなぁと感じているかもしれません。 そんな時は、『それって本当に私じゃなきゃだめ?』という視点で見直してみてください。 たとえば日常の買い出しやこまごました家事など、私がやらなきゃ!なんて思っていても、家族に協力を仰ぐこともできるんですよね。 本当にそれはあなたじゃないとできないことですか? 誰かに頼む、という選択肢を考えてみましょうね。 最後に、第四領域は、『なんとなくすぎる無駄な時間。』 ここはすぐにでも見直せそうですね。 私自身もこうやって整理してみて、なんとなーくInstagramを見ちゃってる、YouTubeで動画をみてしまっている時間がこんなに多いのか!とびっくりしました…! 無意識的に時間の無駄遣いをしてしまっている…もったいないですよね。 だって時間の積み重ねが人生ですから。 人生の無駄遣いをしているなんて・・・ぞっとします! 第四領域は今すぐに削減できるといいですね。 でも、無駄を減らすだけでなく、自分のための第二領域がしっかりととれていないと、幸福度や満足度は低いんです。 もっと自分を満たすためにできることはないかな?と考えてみるのも大切なことです。 無駄な時間を減らし、自分にとって有益で幸せを感じられることにたくさん時間を使うことで、幸せな毎日を送ることができるはずです。 どうなったら心地よいのか?理想の状態から課題が見える 先程は現状分析で時間の使い方を見直していきましたが、次は別の視点で時間を見直してみましょう。 それは、自分にとっての理想の状態を書き出すことです。 理想の1日について考えたことがありますか? 世間一般で言う理想ではなく、あなたにとっての、理想です。ここがとても大事です。 情報社会に生きている私たちは、他の人がどんなライフスタイルなのか、スマホひとつあれば一瞬で見ることができますよね。 世界中の、素敵なライフスタイルを毎日山ほど見ているわけです。 素敵だなあーいいなーと、思いますよね。…でもそれ、本当にあなたの理想ですか? 『わたしにとって、どんな過ごし方が理想なのか』この自分軸がとっても大事です。 早朝からヨガしてランニングしてスムージーを飲んで…精力的でヘルシーで素敵!なんて思っても、実際は朝はもっとゆったり穏やかに過ごしたい、なんてこともあるんです。 SNSで見たあの人のようにカフェで仕事してるなんて憧れる!と思っても、本当は自分は組織に属して評価をもらったり、安定的に収入を得ることのほうが理想のワークライフバランスなのかもしれません。 素敵!という感情に騙されないこと。 わたしが本当にやってワクワクすることってなんだろう? 心地よい過ごし方ってなんだろう? この視点を忘れないでくださいね。 理想が今とかけ離れすぎえている、実現できそうもない…。そんなふうに制限する必要はなし! ぜひ自由に、ワクワクイメージしてみてください。 そして、いますぐ生活に取り入れられそうなことがあれば、少しでも取り入れてみてください。 大きなことでなくていいです。 朝から美味しいコーヒーを飲みたいから、お気に入りのマグカップとコーヒー豆を用意しよう、とか、自然に溢れた生活がしたいけど平日は難しいから、月に一度でも自然の中へ小旅行にいこう、とか。 試してみてくださいね。 時間の使い方を見直し、あなただけの幸せな生き方を手に入れよう 時間の使い方って、生き方そのものだと思うんです。 なにを大切にして生きていきたいのか、それがとても大事です。 単純に、時短!とか効率化!が良いわけではないのです。 忙しいという漢字は心を失くす、と書きますよね。 やらなくてはいけないことでただバタバタと過ぎていく毎日では、 自分はなんのために生きているのか見失ってしまってもしょうがないと思います。 現状を見直したり、理想を考えてみることで少しずつ、幸せや充実を感じられる毎日が帰ってくるはず。 あなたが幸せなことが、なによりも大切なのだから。 時間の使い方を変えることで、幸せな生き方にシフトしていけますように。 毎日の笑顔が増える!Wellness To Goアプリ