この記事を書いた人
自然が大好きなヨガインストラクター
YUI
悩み過ぎて、物事がうまく進まない
不安、悩みがあって仕事、勉強が手につかない. ..。気づくと『はぁ…。』とため息。また同じ事を考えている。そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
今回はそんな『先延ばしして自己嫌悪から抜け出し、軽やかな心で過ごす方法』をご紹介します。
○セルフコンパッションとは?
○先延ばしする心理とは?
○心が軽くなるために今日からできる事
○まとめ
セルフコンパッション
セルフコンパッショ(self-compassion)とは
自分に向ける『思いやり』『優しさ』。自分の長所、短所を受け入れ、どんな状況下でも『あるがままの自分』を肯定的に受け入れる事ができる心理状態のこと。
心身の良好さに関係している事が研究で明らかにされています。(EARTHSHIP CONSULTINGより)
そしてセルフコンパッションが低い人ほど、ストレスを抱えて、悩み、物事が手に着かないという研究結果が出ています。
先延ばしする心理
人間は目の前に悩みがあると本来やらなければいけない事を先延ばしする行動を取ります。
例えば、好きな人からメールが返って来ない、既読にならないと、その事で頭の中がいっぱいになった経験はありませんか?
カナダのビショップス大学で750名を対象とした2013年の研究『ストレスと先延ばし』では、
セルフコンパッションが高い人(自分を認めてあげれる人)はストレスが少なく、物事を先延ばしする事が少ない。
逆に、セルフコンパッションが低い(自分を責める人)はストレスを感じやすく、先延ばしする事が分かりました。
『私なんかダメ』と考えると前頭前野(ワーキングメモリー、行動の切り替え、プランニングをする場所)を圧迫することが分かっています。結果、何も手に付かなくなります。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
心が軽くなるために今日からできる事
①ジャーナリング
紙に自分の心の声を書き出してみましょう!
不安、不満、悲しみ、苦しみなど正直に全て書き出します。
次にその感情がどこから来たのかを考えます。(昔言われた事が何年も忘れられない、自分で自分を許せない、など。)
例えば、私は不安でたまりません。理由はコロナのニュースを見て、仕事、今後の経済が心配。など思っている事をそのまま書きます。
すると自分の心の中を整理整頓したようにスッキリします。自分で自分の悩みを『あぁ、そうだったのか。それは苦しいね。』と理解してあげましょう。
②ksamā(クシャマー)
サンスクリット語でksamā(クシャマー)とは”許す”を意味します。
何か良い事があった日は人に優しくできたり、逆に何か不満があると心が締め付けられ、言動に余裕がなくなったりしませんか?
ヨガ哲学で『許せない事は自分の問題』という考えがあります。
『嫌な事をされ苦しい。あの人が許せない!』
この想いは自分の首を自分で締め続けているのと同じという考え方です。
あなたは大切にしてくれない人の事を忘れて、自由に生きる事ができます。
何よりも大切な自分の事でまず、頭の中をいっぱいに。そして、自分を愛してくれている人の事をたくさん考えましょう!
③瞑想
身体の汚れは毎日シャワーで流します。それと同じように心も汚れを落としてあげましょう!
ゆったりした呼吸に身を任せて、副交感神経が優位になる。科学的にも心のリセットとして有効と研究されています。
誰かに優しくリードしてもらいながら自分の心の中を整理整頓。
自分の心のために少し時間を取ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
自分の心を整えて、セルフコンパッションを上げることは、誰でも今日から取り組めます。
『軽やかな心』を手に入れて日常をより豊かに過ごして見ませんか?
自然が大好きなヨガインストラクター
以前はエステサロン、整形外科に勤めており“心と身体の健康”について学んできました。
自然体で楽に過ごせる人が一人でも増えたら良いなと思いヨガを伝えています。
現在は環境問題についてお勉強中。
今まさにイライラして投げやりになって何も手につかなくなってました。日記に思いのまま書き出して、自分を許してあげました。大きな声も出してライオンズブレスもしてみました。自分の気持ちに正直になり書き出すとすっきりしますね。ありがとうございました。