【暮らしのアロマレシピ】お肌やデリケートゾーンを保湿をしよう

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Chica

突然ですが『更年期』ってなんでしょう?

『ゆらぎ世代』とも言われたりしますが、どんな症状でいつのことを指すのか・・・

ChatGPTに聞いてみました。

更年期とは、女性の体がホルモンの変化によって生理が終わる時期のことです。一般的には45歳から55歳頃に起こります。この時期、エストロゲンというホルモンの分泌が減り、様々な体調の変化や症状(例えば、ホットフラッシュや気分の変動)が現れることがあります。

なるほど。《女性ホルモンの現象によって自律神経に乱れが生じることで起きる心身の不調》などとまとめることができましょうか。

今日はその更年期と保湿の関係についてお話します。

「え?更年期と保湿って関係あるの?」と思った方、意外と関係があるのでぜひ読んでいただき、疑問を解消してもらえたらと思います。

さらに、ゆらぎ世代にとって大事な部分を保湿するためのアロマテラピーを活用した具体的なケア方法もあわせてお伝えしていきます。

皮膚って臓器なの?

あなたは”臓器”と聞くと何を思い浮かべますか?

きっと心臓、胃、肝臓、腎臓、肺などが思い浮かびますよね。

実は、わたしたち人間にとって最大の”臓器”は皮膚なんです

成人で1.6㎡、重さは約3KG。皮下組織まで含めると約9KGと、体重の14%近くもあります。

わたしは皮膚は”眼に見える臓器”だと考えています。

少しぐらい肝臓、腎臓の調子が悪くても気づかなくても、肌は調子が悪いとすぐわかりますよね。

肌が荒れたり、くすんだり、むくんだり、乾燥したり。

肌悩みを抱えているときは、疲れ、胃もたれ、二日酔い、風邪気味などの自覚症状があったりしませんか?

体内の不調を映し出す肌。逆もしかりで、肌をしっかりケアしてあげることで体調も維持しやすくなります。

ホルモンバランスが崩れはじめ、心身ともに不安定になるゆらぎ世代。

実は”保湿”が不調をやわらげるカギになるかもしれません。

アロマオイル

うるおい美肌のためのアロマケア

ということで、大切な臓器のひとつ「皮膚(肌)」のためにできるアロマケアをご紹介します。

とはいえ、40代からのスキンケアは”あれこれ足さない”に尽きる!というのが、40代後半に入った私がたどり着いた答えでもあるので、

「水分(化粧水)でうるおいを与えて、その水分が逃げないように油分(乳液、美容液)で仕上げる」

この基本を守って肌荒れと無縁の美肌をアロマで叶える方法はこちらです。

うるおいを「与える」

このステップでおすすめしたいアイテムは、植物の恵み”だけ”で作られたハーブウォーターです。

ハーブウォーターとは、アロマオイル(正確には”精油””エッセンシャルオイル”)を水蒸気蒸留法(芳香植物を蒸して成分を抽出する方法)で採った際の水蒸気が液体になったもののことです。

(フローラルウォーターと言われたりもします。)

何も足さず、何も引かれていない天然植物の成分だけでできた化粧水というとわかりやすいかもしれません。

これをスキンケアの化粧水として使うことで、保湿力にすぐれた植物のチカラをお肌にそのまま届けることができます。

ハーブウォーター

うるおいを「守る」

天然植物の恵みをたっぷりと肌に届けたら、しっかり油分で守ります。

一般的には乳液や美容液を使うステップですが、アロマケアでおすすめしたいのが、特製美容オイル。

年齢肌には保湿力に優れたオイルを使ってあげましょう。

【特製レシピ】アロマ美容オイル

<特製美容オイルの作り方>

材料:ガラス遮光容器(容量10ml)、植物油...10ml、お好みの精油(アロマオイル)...2〜3滴


1.使いたい精油を選びます。1種類または2種類混ぜてもOKです。

2.ガラス遮光容器に1.で選んだ精油を合計3滴まで入れます。

3.お好みの植物油(キャリアオイル、ベースオイル)10mlを2.の容器に加えます。

4.蓋をしてやさしく振り混ぜたら完成です。

*10ml=小さじ2杯

**使用期限は約3週間


ご自分の特製オイルを作ったら、おおよそ3週間以内に使い切るようにしましょう。

遮光容器ですが、直射日光が当たらない冷暗所に保管して。

余らせて古くなったものは肌トラブルの原因になるので使用を控えます。

オススメの精油〜目的別〜

特製オイル作りにかかせない精油。目的別のオススメをお伝えしますね。

シワやたるみのケアには…

パルマローザ / ゼラニウム・エジプト / ホーウッド(ローズウッド) / フランキンセンス / ラベンダー・アングスティフォリア / ローズ / ロックローズなど

くすみのケアには…

セロリ / レモン / ラベンダー・アングスティフォリア(真正ラベンダー) / サイプレス / ジュニパーなど

*レモンの精油・アロマオイルは光毒性がある場合があるので、塗布後は日光を避ける必要があります。夜使うようにしましょう。

オススメの植物油(キャリアオイル・ベースオイル)

ベースになる植物オイルのおすすめはこちらです。

ホホバ油 / アプリコット油 / イブニングプリムローズ油 / アルガン油 / グレープシード油

さあ、特製オイルの準備ができたらぜひ少しずつ使ってみてください。

乾燥しがちなこの時期、しっかりケアしてうるおい肌を取り戻しましょう。

デリケートゾーンのアロマケア方法

水しぶき

あなたは、デリケートゾーンのかゆみや痛み、臭いが気になったことはありませんか?

臭いが気になるからお風呂でゴシゴシ洗ってしまい、きれいになったはずが臭いが治らないどころか、かえってかゆみや痛みがひどくなる・・・一度はそのような経験があるのではないでしょうか。

実はこれ、ホルモンと粘液が原因なんです。

眼、鼻、喉の粘液は菌やウイルスの侵入を防ぐために分泌されている、というのはなんとなくイメージがわくと思います。

デリケートゾーンの粘液もしかりで、うるおうことで雑菌の侵入や繁殖を防いでいるんです。

ところが、40代に入って女性ホルモンの分泌量が減ると、デリケートゾーンの粘液の分泌量も減ってきます

粘液が減ることによって菌やウイルスに対する抵抗力が弱まり、乾燥でかゆみを感じたり、摩擦で痛みを感じたり、といったことが起きてきます。

雑菌の繁殖によってイヤな臭いを発生してしまうことも。

そのような悩みがある方も、とくに不調を感じていない方も、以下で紹介する保湿ケアがゆらぎ世代の心と体を整える助けになるはずなので、ぜひ試してみてください。

①「洗う」〜入浴〜

「洗う」と言っても体と同じ石けんで洗うのは厳禁。

ある婦人科医は「デリケートゾーンに石けんは不要。専用ソープですらNG!」とおっしゃっていました。

洗いすぎて粘液を失ってしまわないように、お湯で流すだけで十分、と。

それでも洗浄剤を使わないと気になるという方は、保湿しながら洗うデリケートゾーン専用ソープを使うようにしましょう。

②「保湿する」〜アフターバス〜

お風呂から出たらタオルで体を拭くと思いますが、ここでもデリケートゾーンの摩擦は御法度。

タオルを当てる程度に水気を払ったら(完全に水分を拭き取らなくてOK)ハーブウォーターで保湿します。

おすすめのハーブウォーター

ハーブウォーターの多くは、カンジダ膣炎のケアにも使われるほど、抗菌作用にすぐれて保湿力もあります。

今回はとくにかゆみのケアをしてくれる抗菌、抗炎症、そして保湿性にすぐれたものをご紹介します。

ラベンダーウォーター / ローズゼラニウムウォーター / ローズマリーウォーター / パルマローザウォーター / エキナセアウォーター / セントジョンズワートウォーター / タイム・マストキナ・ウォーター

さらに、余裕がある方は植物油(キャリアオイル)をやさしく膣まわりをなでるように塗ると、うるおいをキープできるのでおすすめです。

(おすすめの植物油は前述の「うるおい美肌のためのアロマケア」のチャプターでも紹介しましたので参照してください。)

③「下着選び」

デリケートゾーンの保湿についてお話しましたが、”保湿”と聞くとムレると思って抵抗がある方もいるかもしれません。

でも、保湿とムレは異なるもの。

ムレは通気性が悪く湿度がこもることで発生します。

かゆみや湿疹がデリケートゾーンのダメージにつながる心配があるので、肌に直接触れる下着やパッド選びは大切です。

下着はできるだけコットンやシルクなど天然素材を選び、生理中やおりものが多いときはオーガニック素材のパッドを選ぶようにするといいでしょう。

化学繊維を使ったものやぴったり密着する下着はムレの原因になるのでできるだけ避けると安心ですね。

歳を重ねてもおしゃれな下着を身につけたい。

そんな時は毎日ではなく特別なときだけ、というふうに回数を減らすなど、健やかなデリケートゾーンのために工夫をしてみてはいかがですか?

さいごに

今日はゆらぎ世代の肌とデリケートゾーンの保湿についてお話しました。

わたしも実際試してみて、保湿することで体調が維持しやすく、ゆらぎ世代特有の不調の緩和につながっていると感じています。

この記事を読んで「ちょっと保湿意識してみようかな」と思ってもらえるきっかけになったら嬉しいです。ここでご紹介したアロマケアもぜひ試してみてくださいね。

最後に、大切な補足があります。

アロマテラピー(精油・アロマオイル/ハーブウォーター/植物油を使った療法)は、医療ではないので作用には個人差があります。自己責任で行うことを推奨しています。

体のケアをするはずが思わぬトラブルにならないように、安全に楽しく、アロマがあなたの助けとなりますよう。

疑問やわからないことがありましたら、お気軽にプロフィールに記載のあるアカウントからお問い合わせください。

*参考文献:『潤うからだ』森田敦子著、『女医が教える潤うからだづくり』二宮典子著

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