この記事を書いた人
40代働く女性のアロマアドバイザー
Chica
女性の人生とホルモンは切っても切り離せない関係ですよね。
思春期に月経が始まってから更年期を迎えるまで、女性の人生を通して、心身の健康にはホルモンが関係しているといっても過言ではないかもしれません。
ホルモンという言葉を直接意識することはなくても、毎月やってくる生理中、次のような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
✔︎ イライラが止まらない!
✔︎ 何もやる気がしない
✔︎ 集中力が続かない
✔︎ 仕事のミスが増える
女性なら誰もが、大なり小なりこれらの経験をしたことがあるのではないでしょうか。
この記事では、乱高下するホルモンバランスを整えるためのアロマテラピーの活用法や日常生活で意識したいことをご紹介します。
やってみたいな!と思う方法がひとつでも見つかり、つらい生理期や更年期の心や体が楽になったら嬉しいです。
女性のライフステージとホルモンの関係
女性のライフステージは、思春期、妊娠期、更年期に大きく分かれます。これらの時期に、女性ホルモンの分泌量は劇的に変動し、それによって体調や心の状態にさまざまな影響を与えることがあります。
例えば、思春期では、月経が始まり、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が活発になります。これが第二次性徴を促し、身体的な成長が加速します。
妊娠期には、ホルモンが大きく変動し、特にプロゲステロンが分泌され、妊娠を維持する役割を担います。
そして更年期には、卵巣機能が低下し、エストロゲンとプロゲステロンどちらも分泌が減少するため、ホルモンバランスが不安定になります。
このように、私たちの体はホルモンと切っても切り離せないくらい密接に関わっています。
女性ホルモンとは、またどのように整えることができるのか、次に紹介していきます。
そもそも「女性ホルモン」とは?
女性ホルモンと呼ばれるものの正体は何なのでしょうか?
それは、主にエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンになりmさう。
- エストロゲン:別名「女性を創るホルモン」「発情ホルモン」とも呼ばれ、女性らしい体のラインを作り、月経周期を調整します。エストロゲンは、骨を強化する働きがあり、腎臓の働きも助けるとされています。
- プロゲステロン:妊娠を維持するためのホルモンで、基礎体温を上昇させる働きがあります。特に月経前には分泌が高まり、妊娠の準備が整います。
この2つのホルモンのバランスが崩れると、さまざまな体調不良や精神的な不安定さを感じやすくなります。
3つの相関〜ホルモンバランス とホメオスタシス と アロマテラピー〜
ホルモンバランス、ホメオスタシス、アロマテラピー…
なんだかおまじないのようですが、相互に関係があるのがこの3つ。
ホメオスタシス(恒常性の維持)、聞き慣れない言葉ですが、簡単にいうと私たちの体に備わっている自己修復機能です。ホメオスタシスについては以前の記事でも触れましたが、この自己修復機能を正常に保つために、実は私たちの神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系が密接に連携して働いているんです。
ホルモンバランスが乱れると、神経系や免疫系に影響を及ぼします。
逆もしかりで、自律神経が乱れるとホルモンバランスの乱れや免疫の低下を招きます。
なので、生理中や妊娠前後、更年期に抑うつ気分や不安を感じたり、動悸や不眠の症状が出るのは半ば当然のことなのです。
アロマテラピーは医療でも薬でもないので、病気や症状を治すことはできません。
ですが、アロマテラピーに使う精油には、天然植物が持つ薬理作用があり、神経系や内分泌系に働きかけ、ホメオスタシスの維持をサポートします。リラックス効果や精神的な安定感をもたらすことができるため、ホルモンバランスを整えるためにも有効です。
ホメオスタシスと自律神経調整については、過去のWellness To Goブログでご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
乱高下する「ホルモンバランス」を整える【精油】
ホルモンバランスの乱れで日常生活すらおぼつかないときには、「生理さえなければ」「このイライラなんとかして!」と思うこともあるかもしれませんが、骨を強化したり、腎臓の働きを促進したりと、私たちにとってなくてはならないホルモン。なんとか仲良く人生の伴奏者になってもらいたいものですね。
そこで、ホルモンバランスによるイライラや落ち込みなどの諸症状に役立てられる精油をいくつかご紹介します。
《クラリーセージ》
「スクラレオール」という成分にエストロゲンが分泌されたときと同様の作用があるので、更年期のホルモンバランスの乱れによる不調によく使われます。全体作用として鎮静や神経バランス回復作用があるのでストレスや不眠の症状に効果的です。
《サイプレス》
「マノオール」という成分に、クラリーセージ同様、エストロゲンのような働きがあります。また森林浴効果が期待できるので、更年期女性の気分の落ち込みや不安のケアをはじめ、血行促進・リンパ鬱滞除去作用からむくみの症状にも役立てられます。
《スターアニス》
「trans-アネトール」という成分にエストロゲンと同じ作用があるので、ホルモン調整のサポートに優れ、女性特有の不調を和らげると言われています。月経障害や更年期障害で強い症状が出ている場合に良いでしょう。
《セージ》
「ビリジフロロール」という成分に、エストロゲンの分泌時と同様の働きが期待できます。「マノオール」も微量に含まれるため、強めの婦人科系疾患をお持ちの場合に使われます。
※こちらで紹介した精油は、妊産婦さんは心身ともに敏感になっている時期なので使用を避けてください。
これらの精油を1種類でもいいですし、お気に入りの精油と混ぜてもいいですね。
お薬のように絶対にこの組み合わせでなければいけない、というのがないのも、アロマテラピーやハーブ療法などの代替療法の好きな部分です。
不調なときでも手軽に試せる【アロマグッズ】
さて、おすすめの精油がわかったところで、一体どうやって使ったらいいの?と思ったあなたに、精油の使い方、そして不調の中にあっても手軽に試せるレスキューアイテムをご紹介します。
(私の超個人的なオススメ&お気に入りで、アフィリエイトなどではないです。安心してください☺️)
《最も手軽なアロマテラピーグッズ:ディフューザー》
最近は、暮らしの中で香りを楽しむ人が増えて、空間に香りを漂わせる芳香浴用のアロマグッズが手に入りやすくなりましたよね。しかも、種類や使い方も豊富なのでいろいろ試したくなってしまいます。中でも、個人的に気に入っているのが、電気や火を使わない、置きっぱなしや付けっぱなしで使えるディフューザーです。家事や仕事中の手元や、就寝時の枕元などに置くと、香りのある暮らしを手軽に楽しむことができます。
⚫︎MARKS & WEB アロマウッド
https://www.marksandweb.com/products/gogh111
⚫︎MARKS & WEB セラミックアロマプレート
https://www.marksandweb.com/products/goan012
⚫︎生活の木 アロマキャップ
https://onlineshop.treeoflife.co.jp/collections/aroma-diffuser/products/085096040
⚫︎和精油一十八 お風呂の木
https://18th.shop/items/5ea00a6551576239dbae4360
《レスキューアイテム:ロールオンアロマ》
精油を購入して、ディフューザーを用意して、という手間をかけられない。手間をかける気力もない。そんなときのお助けアイテムとしておすすめなのがロールオンアロマです。
数種類の精油がブレンドして入っているものが多く、幅広い不調をすぐにケアできるのがいいところ。家事や仕事の合間や外出中でも手を汚すことなく、手首・首・肩に塗って香りとともにリフレッシュできますよ。
⚫︎ニールズヤードレメディーズ アロマパルス ウーマンズバランス ロールオン
https://www.nealsyard.co.jp/c/aroma/aromapulse/Rem_to_Roll_Womens_Balance_9ml
⚫︎narhin(ナリン)ハーブオイル33+7 ロールオン
https://www.nahrin.jp/shop/products/NA-100669
⚫︎北見ハッカ ハッカ油 ロールオン
https://e-hakka.com/c/mint_oil/mint_oil_series/1142
「アロマテラピー」で整う体になるには?
アロマテラピーなどの代替療法・植物療法は心身の状態によって働きかたは変わってきます。心身のバランスがとれているほど作用しやすいと言えます。
なので、アロマテラピーを活用してホルモンバランスを整えるためには、ホメオスタシスを意識することも大切です。運動・食事・休養をしっかりとって規則正しい生活を心がけましょう。また、ストレスを減らすこともとても大切です。
- 運動:適度な運動はホルモンバランスを整えるために非常に有効です。ヨガやストレッチなど、心身をリラックスさせる運動が効果的です。
- 食事:良質な脂質(アボカドやナッツなど)やビタミンB群(豆類や全粒穀物など)を取り入れると、ホルモンの分泌が安定します。
- 休養:ホルモンバランスを整えるためには、十分な休息が必要です。忙しい日常から少し距離を置いて、リフレッシュの時間を持ちましょう。
規則正しい生活、といっても忙しい毎日で全部実践するのは大変ですよね。
私が実践している方法は、1分でも5分でも歩く選択肢があったら歩くようにしています。できれば朝〜日中の時間帯に歩くことで、太陽の光を浴びることで”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンの分泌が促進され、充足感が得られ自律神経やホルモンバランスが整いやすくなります。
さいごに
ホルモンバランスの乱れは、女性にとって日常的な悩みの一つです。
しかし、アロマテラピーや生活習慣の見直しを通じて、心身を整える方法はたくさんあります。
ホルモンバランスを整え、毎日の生活をもっと快適に過ごすために、ぜひ自分に合ったケア方法を取り入れてみてください。
女性としてのライフステージを楽しみ、心と体が元気でいられるように、この記事が少しでもヒントになることを願っています。
自然と自由とマイペースが大好きな
高校生と小学生の7歳差兄弟の40代フルタイムワーママです
アメリカ生まれ・鎌倉育ち・結婚を経て東京暮らし
|アロマへの道
・子育て中にアロマテラピーの魅力を知る→もっと知りたい→AEAJアロマテラピー検定1級取得
・精油の薬理作用をもっと掘り下げたくなる→ナード・ジャパン アロマインストラクター取得
|今とこれから
生理、妊娠、出産、産後などホルモンの影響を受けやすい女性
とくにキャリア・子育て・趣味・好きなこと
いろんな可能性が広がる40代・50代の時期にこそ
アロマを活用してもっともっと”あなたらしく”をかなえてほしい!
そんな思いをSNSやブログを通して発信しています
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