
この記事を書いた人
コンテンツプロデューサ/日韓翻訳者
Misato
アンニョンハセヨ!
みなさんは、自分の意見を積極的に言える方ですか?
私は日本で働いていた時、何か意見を聞かれても『どちらもいいと思う』というグレーゾーンを選択することが多かったです。
しかし、仕事で行った韓国では全く違うことを求められ…。
今日は、私が韓国で学んだ、コミュニケ-ション能力を高めるポイントについてシェアしたいと思います。
日本はグレー・韓国はハッキリ意見をいうビジネスシーン
私は日本で働いていた時、何か意見を聞かれても『どちらもいいと思う』と答えることが多かったように思います。
いわゆる白黒はっきりつけない、グレーゾーンを選択することが多かったです。
それが受け入れられる環境にいたし、意見を言っても変わらないことの方が多いという考えもありました。
でも、韓国の会社で働くようになってこの『グレーゾーン』を卒業しなければならない試練を経験することに。笑
同僚から『どちらかに決めて意見を言う』ことを求められたんです。
今までグレーゾーンを好んできた私にとっては、修行のようなものでした。
『本当にどちらでもいい』と思っていたのもあるし『どちらかに決めた途端、ものすごく大きな責任を持たなければならない』気がしてとても怖かったんです。

コミュニケ-ション能力を高める3つのポイント
1『自分の考えを明確にする』
同僚から『どちらかに決めて意見を言う』ことを求められた時、私はすごく困りました。
本当にどちらでもいいと思う場合もあったし、どっちが正解かな?って空気を読もうとしてしまうこともありました。
もし私の意見が通った場合、Misatoさんが言ったからこうしたのにって言われたらどうしよう…とも思ってました。(ビビりすぎ?笑)
最初は正直、なんで白黒はっきりつけなければならないのか理解できませんでした。
でも、~郷に入っては郷に従え~
私なりにどちらかを選択する努力をしてみました。
強いて選ぶならこっち、という具合に。
それを繰り返すうちに、少しずつですが『どちらかを選択する』ことができるようになっていったんです。
意見を言えない時って、そもそも自分の考えが明確になっていないことが多いです。
情報不足だったり、相手の顔色を覗っていたり。
有難かったのは、意見を言えば聞いてもらえる環境があったこと。
あんなにビビっていた私ですが、意見を言って否定されることはなかったです。
むしろ言わない方が『悪』というか…。
今になって思えば、『ちゃんと意見を言ってほしい』と同僚が私に言ったのは、傍観者になっていないでしっかり話し合いに参加して!というメッセージだったのかもしれませんね。

2『途中で考えが変わってもいいと心得る』
私が意見を言うことを恐れていた理由の一つに『自分が主張した意見に対する責任』がありました。
意見を述べることが、最終段階だと思っていたんですよね。
でも意見を言うことから始まって、話し合いの結果、物事が決定するという流れを何度か経験してからは、『そういう意見もあるね』、『それならこっちがいいかも』という具合に、話し合いの中で考えが変わることもありました。
こんな風に書いてみると当然のことなのですが、私は今までの人生で『話し合い』をすることに慣れていなかったのだと思います。
お互いに意見を出し合い、より良い答えを見つけ出す。
自分の考えを伝えることってわがままでも何でもなく、みんなでより良いものを作り出すことに繋がるんだなって実感しました。

3『未練を残さない』
韓国の方々の気質でいいなって思うことの一つに『後腐れがない』ことがあります
もちろん個人差はあると思いますが、はっきりと発言をする代わりに引きずらないというか、はい、ここでもうこの話題は終了!という感じ。
『根に持つ』ことが全くないわけではないと思いますが、自分の感情を無視せず、すぐに解消するのが上手な人が多いのかな?と思います。
ここにも韓国の文化『パリパリ(早く早く)』が反映されているのでしょうか?笑
さいごに
『言いたくても言えない』、『言っても無駄』日本にいた頃はそんな考えを持っていた私でしたが、『伝える』ことは自分にとっても相手にとっても思いやりを持つことに繋がるのではないかと思うようになりました。
とは言え、バランスが難しいのがコミュニケーション。
自分にも相手にも心地よいコミュニケーションが取れるようこれからも日々練習していきたいなと思っています。
みなさんも、いいなと思った部分があったら、ぜひ取り入れてみてくださいね。

コンテンツプロデューサー・日韓翻訳者
夢を叶えるために36歳で渡韓し、韓国で会社員になりました。
韓国生活、韓国での仕事で得た経験や学びなどをシェアしています。
クライアント様と一緒にコンテンツを0(ゼロ)から作り上げていく
コンテンツプロデュースのお仕事も始めました。
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