プロに聞くお金の増やし方!投資に向いている人、向いていない人

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投資アドバイザー Saori

こんにちは、Saoriです。

前回のブログでは、お金について身近な人と一緒に考える、貯金は正義ではないということを説明させていただきました。
お金を増やす方法の一つである投資。

仕事柄、投資を多くの人に知ってもらうにはどうしたらいいかと常に考えているのですが、残念ながら全員が投資に向いているわけではありません。

では投資に向いている人とはどういった方なのか、私なりの考え方をお話ししたいと思います。

ギリギリ捻出したお金を投資にまわす

お金を増やしたいからといって家賃などの最低限の生活費を削ってまで投資をするのはお勧めしません。

月の収入から日々の生活費を引いて残った“余分なお金”で資産を増やしていきましょう。

生活費などの必要経費を削って投資をし、仮に損が出てしまったらその後長期的に投資を続けることはできなくなりますよね。

投資は複利という概念があるので中長期的な視点を持ってお金を運用していくことが有利であり、日々の生活費に困っている人はそもそも投資に向いていないのです。

具体的な例を見ていきましょう。

当時ビットコインを保有していたAさん。カードの支払いのタイミングで保有していたビットコインの一部を売却。当時はビットコインも右肩上がり。ビットコインの値上がりを期待してクレジットカードを使っていたわけではないのですが、思った以上にギリギリまで使ってしまった月、投資商品の値上がり益を支払いに充ててしまいました。

一見問題なさそうに見えるこの行為、間違いはなんでしょうか。

答えは簡単。自分で売るタイミングを選んでいないことに問題があります。常に投資は利益が出ているわけではなく、タイミングによっては値下がりしたタイミングでクレジットカードの支払いが来る可能性がありますよね。値上がり益に期待してクレジットカードの支払いを続けるのはまさに自転車操業のようなもの。損が出ているタイミングで強制的に売却をしなければいけない場面も出てくるでしょう。

このような場合、せっかく上昇する可能性がある金融商品でも売却しなければいけません。

売るタイミングの理想は益が出ているとき、ないしは損切りと言ってこれ以上待っても損が膨らむだけで利益が出る可能性が極めて低くなった時に自分の意思で売ること。クレジットカードの支払い日に売却のタイミングを決められてはいけないのです。

中長期的に上昇したタイミングで利益確定(売却をする)というのが投資の基本であり自分の日々の生活費とは切り離しましょう。投資は余剰資金で行う、余剰資金がない人は投資に向いていない、というのが答えです。

ちなみにこの失敗は私の投資生活初期の話。失敗した経験が沢山あるからこそ、こうして同じ失敗をしてしまう人を減らすお手伝いをしています。

知人から聞いた運用商品を調べもせず購入する

これも私の経験からきています。忘れもしない東京電力HD株。投資に詳しい会社の先輩がこの株を保有していました。保有をしている理由を伺うと、配当は出ない株ながらインデックスに組み込まれれば値上がりする可能性があること、最終的に国からの支援があるから倒産しないであろうこと、など。

それっぽいことを聞いて理解したつもりになり、自分でその情報の信憑性も確認せず東京電力HD株を購入。こんな状況だったのでその株に愛着もなく、放置。その後、アメリカへの異動が決まりさらに日本株市場の情報が入りづらい状況に突入。

実はアメリカにいた4年の間にその株式は値段が2倍まで上昇していました。しかし値動きすらチェックしていなかった私はもちろんこの売るタイミングを逃しています。そもそもなぜ株式が上昇していたのか今でも知りません苦笑。

結局売却したのは20%くらい値下がりしてからでした。

こちらは何が悪かったのでしょうか。

まず自分で調べないで購入したという点。投資はあくまで自己判断。

自分の資産のことなのに人の判断を鵜呑みにしてしまっていいのでしょうか。

たとえその情報を教えてくれた人がプロだったとしても、どうしてその商品を買うのか、値上がりする材料は何か、一方値下がりするリスクは何か、とういうところまで考えた上で購入を決めるべきです。そこまで調べ考えるとその商品に愛着が湧くというもの。

例えば結婚相談所でプロの仲人さんからこの人はいい条件だから絶対あなたに向いているわよ、と紹介されてもすぐにOKしませんよね。笑 

実際は恋人に求める条件、良い人悪い人の判断基準をみなさん持っているはずです。投資もそれと同じこと。投資も自分で考えて行いましょう♪

最後に

さて次回は、私なりの余剰資金の作り方のヒントを紹介します。

余剰資金を増やすには給料を増やす(収入を増やす)、生活費を削る(支出を減らす)のが王道とはなりますが、転職や昇進を頑張れとか副業をしなさいというつもりはなく、もっと簡単に見直せるポイントを紹介していければいいなと思っています。

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