こちらの記事にも以前書いたように、私の旦那さんはクローン病という病気があります。
長いこと症状もなく落ち着いていたのですが、5日ほど前から症状が悪化していました。
1ヶ月くらい外食も多かったのもあるかもしれません。
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症状が出たときに彼が一番に気をつけることは食事。
クローン病は自己免疫疾患のひとつで、特に小腸や大腸に炎症がでます。
症状がでている時は炎症がひどくなっているということなので、1日くらい何も食べません。
そして炎症を抑えるために以下のことを気をつけます。
・糖分、砂糖を摂らない、彼の場合は果物も食べません
・プロセスフードを摂らない
・炭水化物を摂らない(白いご飯、パンなど)
・人口調味料、保存料を避ける、味付けはとってもシンプル、
ソースなどはできるだけ避け、シンプルにグリルした魚やお肉、そして野菜を摂ります
・お酒はなし
これをすると大体症状は治まっていくんです。
この体の炎症は、彼のような自己免疫疾患だけではなく、精神疾患や精神状態、メンタルヘルスにも大きな影響があることが明らかになってきています。
不安、鬱、疲れやすい…は体の炎症症状である場合が多い?
うつ、不安、圧倒された感覚、更年期の症状、生理不順、生理の時期の体調不良(PMS)、疲れやすい、思考がはっきりしない(Brain fog)、便秘、むくみ…
これらの不調は、多くが体の慢性的な炎症状態が原因であると多くの研究でも明らかになっています。
そして脳だけではなく、腸とも大きな関係があるのです。
炎症は体の自然な免疫反応によって起こります。
だから炎症そのものはけして悪いことではありません。
熱がでる時を考えてください。
体が戦って、炎症が起きている。
でも休めたら、自然に健康な状態に戻るよね。
私たちの体は、想像をはるかに超える力、そして賢さがあります!
でも、ストレスを感じることが多い日常生活(ストレスホルモン、コルチゾールは免疫力を抑制します)、農薬のかかっている野菜や果物、砂糖、人口調味料、保存料、環境による汚染などで、この炎症がなかなか鎮まらない。
そして炎症は一度起こると、自己永続性があるので、ドミノ効果のように体に影響していきます。
熱がでた時のように、自然な状態に戻ることなく、慢性炎症に繋がっていきます。
実際に鬱病やパニック症状、そのほかの精神疾患がある人は、体の炎症を示すマーカーが高いという研究結果もでています。
炎症と脳と腸の関係
緊張した時や不安な時に、お腹が痛くなったりする経験あるよね?
そんなことからも感情、思考、脳とお腹は繋がっていることはわかると思います。
そして免疫の70%は消化管に存在しています。
特に、抗体(体の中の侵入者に反応し追い出そうとする働きを持つ)を作る細胞のうち、半分は、腸の壁で作られている!
炎症は体の免疫反応なので、腸を整えることが免疫にも大きく関係していることは納得です。
そして炎症が起きると、腸から脳につながる神経(迷走神経)を主に刺激し、脳にシグナルを送ります。炎症のシグナルが脳にあるミクログリアという細胞が活動的になります。
そしてそのミクログリアは、セロトニン(静寂な幸せのホルモン)やメラトニンの生産を抑え、不安や鬱などに関係していると言われているキノリン酸を増やす酵素を生産すると言われている。
ふぅ。
これはたった一部の反応でもちろんもっと複雑なことが起きているけど、これが炎症ー腸ー脳の関係。
体の不調には、まず食事を見直してみよう!
じゃあ、その炎症をどうおさえればいいのか?
瞑想やヨガ、リラクゼーションは最高にいいです。
瞑想は、腸と脳をつなげる迷走神経を落ち着けていきます。
でも、まず一番考えることは
食事!腸内環境をよくすること!
だと私は思っています。
これはクローン病の旦那さんと12年一緒にいて、彼のヒーリングの過程を見ていても思います。
抗炎症作用がある食事を積極的にとり入れること。
腸内環境を整える食事をとること。
整える方法はホリスティック栄養士Erikoがこちらの記事で説明してくれていますので、ぜひ参考にしてみてください。
私もしなきゃだな。。
いただくコメントやメールを見ると、精神状態を落ち着けるために薬を飲んでいる人が多いなぁと感じます。
私は薬反対派ではありませんので、必要な薬はとればいいと思います。
でも、すぐに傷口にバンドエイドをはり続けるのではなく、まずは炎症をみて、落ちつかせててから薬を飲む。そのままバンドエイドで傷口を押さえたら、より化膿しちゃうときもあるもんね。
鬱、不安などだけではなく、便秘、むくみやすい、アレルギーなど。
ちょっとした体の不調に意識を向けてあげる。
そしてその不調は、
「体質なんだよね、きっと」
と慣れようとするのではなく、何かを改善してみる。
あなたは最高な自分の状態で、
幸せに毎日を過ごす価値があります!
「今日は少し食事に意識することを選ぼう!」
「おやつにケーキじゃなくて、ナッツを食べることを
選ぼう!」
〜しなきゃいけない。
では楽しくないし、絶対にやりたくなくなのが人間。
だから自分で決断して選ぶ。
少しずつ何かが変わってくるかもしれません。(^^)
なーんて話している私も、食事意識しなきゃだ。。
ヨガ&瞑想インストラクター/Wellness To Go主宰
愛知医科大学を卒業後、医師として働き、語学留学をきっかけにカナダ、バンクーバーに移住を決意。バンクーバーでヨガや瞑想に出会い、マインドフルネスなライフスタイルに興味を持つようになる。医師、マッサージセラピストとしての経験を通し、体とマインドへの深い興味と理解を持ちながら、YouTubeチャンネル「Wellness To Go by Arisa」を通して、多くの人が幸せに自分らしく生きていく手段をシェアしている。チャンネル登録者数は18.8万人、毎週行なっているライブヨガレッスンは800人近くが参加する。著書「バンクーバー式ウェルネスヨガ」を通し、心と体に意識をむける習慣作りを多くの人に伝えている。
何だか考えさせられるお話でした。
私もクローン病でありここ何年かは不安症で(^_^;)
薬ばかり増えていましたが、生活を見直すって基本に戻って大事なことですね!
ヨガ瞑想続けようと思いました!
コメントありがとうございます。クローン病もどの食事がいいかは人それぞれだとは思いますが、基本に戻って食事や生活を見直すって大切ですよね。
そして必要な薬だけを追加できたら最高だなぁなんて思います。
旦那さんは絶対に薬を取りたくないっていう意思が強くて、いろんな食事を試行錯誤していました。笑 180cm以上身長があるのに、ベジタリアンになって、しっかりした栄養素がとれず50kg以下になったことも!ヨガや瞑想はストレス管理にも必ずよい影響があると思います。:)シェアありがとうございます。