この記事を書いた人
ホリスティック栄養士
Eriko
みなさま、こんにちは。
今回のブログでは、ホルモンバランスの乱れが原因で起きる不調に悩むあなたへ、女性ホルモンを整える3つの方法をご紹介したいと思います。
ホルモンとは?
ホルモンは、体のバランスを整えてくれている化学物質です。
環境が変わっても体内が体外の影響を受けず一定の状態を保てるように、ムード、骨や筋肉の成長、エネルギーの代謝、血圧、食欲、消化などさまざまな体の働きを調整してくれています。
体内の内分泌腺というところで作られ、100種類以上あると考えられています。
ホルモンは、多すぎても少なすぎても正常に働きません。バランスが大切です。
女性の体の不調の原因!エストロゲン・ドミナンスとは?
エストロゲン・ドミナンス(エストロゲン優勢)という言葉を聞いたことはありますか?
女性ホルモンには、大きく分けるとエストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
エストロゲンには妊娠の準備や女性らしい体を作る役割、プロゲステロンには妊娠の維持などの役割があります。
エストロゲン・ドミナンスとは、エストロゲンの量が過剰になり全体的なホルモンのバランスが崩れてしまっている状態のことです。
近年増えている体の不調や病気は、エストロゲン・ドミナンスと関係があるのではと考えられています。
エストロゲンドミナンスと関係あると考えられている症状にはこんなものがあります。
- 重い生理、生理痛
- 浮腫み
- 頭痛
- 気分の浮き沈みがある
- 感情的になりやすい
- PMS
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 乳がん
- 更年期症状
- 肥満
通常の生理とは、3〜5日ほどで終わり、寝込むほどの生理痛、頭痛、腰痛などの痛みはないものです。
血液はサラサラで、もっとも多い日でもナプキンを2〜3時間ごとに変えるくらいの量です。
しかし重い生理や生理痛、PMS症状などで悩んでいる人はとても多いのが現状です。
多くの人はそれが体からのSOS信号であることに気づかず、体質や年齢のせいだからと諦めてしまっています。
もし食生活や生活習慣を整えることで不快な症状を和らげ、大きな病気を予防することができるとしたら、今すぐ試してみたくありませんか?
やってみよう!ホルモンバランスを整える3つの方法
1 肝臓に良い食材をとる
肝臓には、不要なエストロゲンを取り除く働きがあります。
そのため、肝臓が弱っていると、過剰なエストロゲンを体外に排出することができず、体内にエストロゲンが増えてしまいます。
肝臓を健康に保つには、肝臓をサポートする力があると考えられている苦味のある食材を食べましょう。
アルグラ(ルッコラ)、ケール、ブロッコリー、きゃべつ、小松菜、水菜、ダンデライオン
この他にも、肝臓に良い栄養素を知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
2. 植物性エストロゲンをとる
植物性エストロゲンは、体内で作られるエストロゲンほど強くないですが、体内でエストロゲンと似た働きをします。
体内でエストロゲンが過剰になっている時は、より強い力をもつエストロゲンの代わりにエストロゲンレセプターとくっつき、エストロゲンの働きを弱めてくれます。
エストロゲンが足りない時は、エストロゲンの代わりに働いてくれます。
植物性エストロゲンには、植物リグナンやイソフラボンがあります。
これらの栄養素は、以下の食材に含まれています。
●植物リグナン
大麦、ライ麦、にんにく、ブロッコリー、ゴマ、フラックスシード、豆類
●イソフラボン
大豆(遺伝子組み換えでないもの)
覚えておいて、スーパーで買い物する際に思い出してみてください。
3. 腸内環境を整える
植物性エストロゲンは腸内細菌によって代謝されることにより、エストロゲンとにた働きをもつ成分に変わります。
腸内環境が整っていないと、ホルモンバランスを整える助けをしてくれる植物性エストロゲンの力を上手く利用することができません。
また、腸内環境が悪いと、腸内の悪玉菌が排出する毒素が毒素を無毒化する働きのある肝臓に届き、肝臓に負担をかけます。
逆に、腸内環境が整っていると、解毒化する必要のある毒素の量が減るので、肝臓の働きすぎを防げます。
腸内環境を整えるには、私たちの腸に住む腸内細菌のエネルギー源となる食物繊維、腸内の細菌のバランスを整える助けをしてくれる発酵食品を普段から意識してとることが大切です。
まとめ
女性ホルモンと聞くと、女性だけの問題だと思われがちですが、実はエストロゲンドミナンスは男性にも見られます。
今日ご紹介した3つの方法は、ホルモンバランスを整えるだけでなく、睡眠、肌や髪の質向上、ストレスに強くなり、エネルギー量を上げ、生活の質や幸福度を上げることにもつながります。
まずはこの中からどれかひとつを選んで、挑戦してみてください。
カナダで大学卒業後、健康志向の高い都市バンクーバーに移住したことで栄養や体の仕組みに興味を持ち、栄養学とピラティスを学びました。その後、栄養学校で身につけた知識を使い体質改善に成功し、幼少期から付き合ってきた数々の不調を改善することに成功しました。現在は、ホリスティック栄養士として、企業向けに栄養関係のコンテンツ作成、ナチュラル食品•製品の開発やマーケティングのアドバイスなどをしています。地球にも人にも優しいナチュラル製品が大好きで、美容家の間で噂のエイジングケアオイル、抗酸化作用がたっぷりの「カカイオイル」を販売しています。
RECOMMENDこちらの記事も人気です。
【シンママ♪の幸せレッスン02】毎日に”感謝”を溢れさせる秘訣
“ひらめき”の瞬間「アハ体験」を増やす4つのステップ
世界豆デーに考える〜摂りすぎに注意!大豆イソフラボンの摂取量
ジャーナリングで心も軽やかに!マインドフルにデトックスする方法
「温めるだけ」で健康に!「温活」の効果と方法
ヨガの深い呼吸で心も体も強く!免疫力を高める秘訣
【暮らしのアロマレシピ】 乱高下するホルモンバランスを整える
自分の温活スタイルを見つけるために、試してほしい“5つ”の事!