ヘルシーな食生活をしているのに、痩せない。そんな風に感じたことありませんか?ヘルシーな食事というと答えは1つのように感じるかもしれませんが、人によって違います。
住んでる環境、季節、その日の体調、そして、筋肉をつけたいのか、脂肪を落としたいのか、免疫力を高めたいのかなどの目的によって変わってきます。
栄養のバランスを考えなくても、摂取カロリーを減らせば体重を落とすことはできます。極端な例ですが、1日3食マクドナルドのハンバーガーとポテトを食べていても、それがトータルの摂取カロリーが消費カロリーよりも低ければ、体重は減っていきます。
ただ、体重は落ちても、栄養の偏りにより、肌は荒れ、髪や爪はボロボロになり疲れやすく、やる気がなくなり、頭の回転が遅くなり、精神も不安定になるといった症状が出やすくなります。病気にもなりやすくなります。
逆に、栄養たっぷりの一般的にヘルシーと言われている食材を毎食食べていても、太ってしまうということもあります。
栄養がある=低カロリーではないですし、むしろ栄養価が高い方が高カロリーのことが多いです。また、健康に良いからといって、いくらでも食べても良いということもありません。体脂肪を減らすには、何をどれくらいとると良いかを知ることが、とても大切です。
誰かがこうやって痩せたからと、その方法を何も考えずに真似するのはおすすめしません。惑わされないようにするには、ヘルシーという漠然な言葉に注目するのはやめて、できるだけシンプルなものや良質なものを選ぶようにすると良いです。
野菜
食物繊維やビタミン、ミネラル、抗酸化作用の高いポリフェノールを含む野菜は、普段からたっぷりとりたいです。野菜は基本的に低カロリーですが、野菜と言ってもいろいろな食べ方があります。
気をつけたいのはサラダ。
砂糖と油たっぷりのドレッシングと一緒に食べていたら、カロリーも増えるし、炎症を起こす砂糖や油で、せっかく栄養たっぷりの野菜も台無しです。
サラダは、シンプルに、質の良いオリーブオイル、お塩、レモン(お酢)だけで、びっくりするくらい美味しいので、試したことのない方は騙されたと思って試してみてください。甘さを足したければ、りんごやベリーなどのフルーツやナッツのはちみつ漬けなどを少し足すのもおすすめです。
また、パスタやお蕎麦、ご飯やキノア、お芋やかぼちゃが入っているサラダにも注意が必要です。糖質制限が流行ったりもしましたが、ご飯やお芋などの炭水化物は、私たちの大切なエネルギー源なのでむやみに減らすことはおすすめしません。しかし、体脂肪を減らしたい時は炭水化物の種類や量には注意したいです。
サラダに炭水化物が入っていたら、それはただのサラダではなく、サラダと主食と考えましょう。
体脂肪を減らすには、いかに少ない量の食事で十分な栄養素を効率的にとるかが大切になってきます。
炭水化物と言ったら、白いごはんやふわふわのパンが頭に浮かぶかもしれませんが、体脂肪を減らすというミッション中は、色の濃い雑穀米や全粒小麦、お芋など、ミネラルやビタミン、腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富なものを選ぶと良いです。まずは、白米に雑穀米やお豆なんかを混ぜてみるところから始めても良いでしょう。
サラダと言うと低カロリー、栄養たっぷりというイメージですが、健康にも美容にも良いものとそうでないものがあります。食べる前に何がどれだけ入っているかに意識してみてください。
良質な脂質
良質な脂質は、美容にも健康にも欠かせない栄養素です。
良質な脂質を含んだ食事をとると、満足感を感じ、満腹感も長続きするので、無体脂肪を減らしたい時でも、欠かさずにとってもらいたいです。しかし、脂質は高カロリーなのも事実です。
ナッツやアボカド、油ののったお魚、オリーブオイルやギー、チーズ、ヨーグルトなど、油のカロリーを無視して好きなだけ食べていたら、体脂肪は減りません。
脂質の摂りすぎを防ぐには、良質な脂質と他の食材を組み合わせと良いです。
例えば、スナックに手のひらに軽くのる程度の量のナッツを食べると良いと良く言われますが、体脂肪を落としたいなという時は、その半分の量のナッツと自家製ポップコーンやベリー、野菜ティックなどを組み合わせるとボリュームが出てしっかり食べた気にもなりますし、脂質やカロリーの摂りすぎも防げます。
ダークチョコレートもマグネシウムやミネラル、ポリフェノールがとれる、優秀な脂質源です。糖分が少ないダークチョコレート数片と、ベリーなどのフルーツを組み合わせると、彩りも加わり、満足感があがります。
【iHerb】シンプルな材料で格別に美味しいHUダークチョコレート
減量中は、マヨネーズの代わりにヨーグルトやフムスを使うのも良いです。
ヨーグルトは腸内環境を整えてくれる発酵食品ですし、フムスにも食物繊維やミネラルがたっぷりです。たんぱく質もとれますね。
*油や塩分控えめで作る自家製ポップコーンは、食物繊維もとれるし、食べ応えもあり、ポテトチップスなどのスナック菓子よりも低カロリーなので、体脂肪を減らしたい時にもおすすめのスナックです。乾燥ハーブやスパイスをかけて、自分好みにもアレンジできます。私のおすすめは、ガーリックパウダーとスモークドパプリカパウダーです。
体脂肪を落としたいならたんぱく質をしっかりとりましょう!
お肉は太ると思われがちですが、たんぱく質を食べると満腹感が長続きすることが研究でも明らかになっています。たんぱく質はからだの材料にもなる大切な栄養素。しなやかな髪、丈夫な爪、張りのある肌にも欠かせません。
脂身たっぷりのお肉ばかりを食べていては、栄養のバランスは崩れてしまいます。鶏の胸肉や海外産のステーキなど、脂身の少ない部位のお肉、お魚、お豆腐や納豆などの豆類、たまごなどをバランス良くとりましょう。1日3食食べる方は、毎食手のひらくらいの大きさのたんぱく質を食べると良いです。少食の方、3食食べない方は、スナックなどで上手に補ってください。
たんぱく質がとれる私のおすすめのスナックは、たまごやローストしたお豆、ヨーグルト、フムスなどです。
【iHerb オーガニック乾燥ひよこ豆】
甘いものがやめられない、食欲が止まらない方は、数日間、ご飯などの炭水化物を少し減らして、たっぷりの野菜と塩胡椒やレモンなど最低限の味付けでシンプルに調理したステーキやサーモンをしっかり食べると、甘いものへの欲求や異常な食欲がぱたっととまりますよ。
代謝を上げる方法②もしかしてたんぱく質不足?自分に合ったたんぱく質摂取量とは?
今回は、カロリーの話をしましたが、私はカロリーや体重などの数字はあまり気にしなくて良い、むしろ気にし過ぎないで欲しいと思っています。たまに目安にする程度なら良いですが、数字ばかり追っていると、食材も自分のからだもありのまま見れなくなってしまいます。
体重管理をする上で大切なのは、ストイックに数字を追うことではなく、からだの声に耳を傾けて、自分の調子を感じられるようになることです。これができると、はやりのダイエットで痩せて、しばらくしてリバウンドして、また違うダイエットを試して、と言う魔のサイクルから抜け出すことができます。
昨年から、外出する機会が減ったり、環境の変化によるストレスなどで、体脂肪が増えてしまったという方もいると思います。焦って極端なダイエット法に手を出すのではなく、バランス良く栄養をとり、必要のないものをできるだけ減らし、心の健康を保ちながらゆっくり健康・体重管理をしてみてください。
カナダで大学卒業後、健康志向の高い都市バンクーバーに移住したことで栄養や体の仕組みに興味を持ち、栄養学とピラティスを学びました。その後、栄養学校で身につけた知識を使い体質改善に成功し、幼少期から付き合ってきた数々の不調を改善することに成功しました。現在は、ホリスティック栄養士として、企業向けに栄養関係のコンテンツ作成、ナチュラル食品•製品の開発やマーケティングのアドバイスなどをしています。地球にも人にも優しいナチュラル製品が大好きで、美容家の間で噂のエイジングケアオイル、抗酸化作用がたっぷりの「カカイオイル」を販売しています。
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