「一番恐れていたことが起きた・・・」
13年前、カナダ、ビクトリアへの10ヶ月を終えて日本に帰り、白人の彼氏ができたことを父親に話した時にこう言われました。
恐れていたことそれなんだ?!笑と思わず笑ってしまいましたが、昨日のブログの内容を教えてあげたいです。
「恐れていたから、それが40倍~70倍にもパワーを与えたのかもよ、とーちゃん!!」
「恐れ」は私達人間に必ずある感情です。
その感情があるからこそ、敵から自分自身を守り、発展してきました。
でもこの恐れは環境によって、コンディション(条件づけ)がされます。
マウスでの面白い実験があります。
マウスの足に電気ショックを与えると、マウスのカラダは
『電気ショック=恐れ』
と反応します。
マウスに単独で音楽を聞かせると、特に恐ることもなく、ニュートラルな反応を示します。
しかし、音楽を聞かせると同時に、電気ショックを与えることを繰り返し続けると、そのあと単独で音楽聞かせた時に、
『音楽=恐れ」
というカラダの反応を示すのです。
実際はなんの害もない音楽が!!です。
こんな風に脳はコンディションされていきます。
それは私達の脳も同じです。
現代社会は、恐れの感情をかきたてる書き方、情報やニュースで溢れています。
”フェイクニュース”なんていう言葉がトレンドになっているように、事実がわからなくなっている。
「恐れやネガティブは売れる」
からです。
自然災害や銃による大量殺人などの事件が起きた時、多くの人がずっとテレビをつけてみていますよね。
はい、私もその一人です・・・
現代社会で生きる私たちの脳は、小さなことや、過去のこと、未来ことなど実際に今起きていないことまで恐るようにコンディションされてしまっています。
「恐れ」は人間の自然の反応だけど、それからの対応はひとりひとり違います。
恐れを感じると私たちは状況をコントロールしようとします。
ある人は、恐れに反応して、パニックになり、
必要以上に買い込んだり
他人を責めたり、怒ったり、
さらなる不安を感じることで
コントロールしょうとするかもしれない。
ある人は、恐れを感じたら、そこで立ち止まり、
論理的な脳で分析する。
何に恐れているのか、今起きている事実は何か、
今自分に必要なことは何かを判断していくことで、
状況に対応していきます。
どちらが理想的か、
それはあなたが決めることですが、
私は後者になりたいなって思います。
なんかそっちのほうが、ピースフルだから。
瞑想やヨガ、マインドフルネスは、
恐れに反応する脳の扁桃体という場所の
過度の活動を抑えるという研究報告があります。
そして論理的に考える部分、
前頭前皮質にポジティブに作用する。
不合理に怖がったり、怒ったりすることなく、
合理的に分析する力がどんどんついていくと
言われています。
「恐れ」にズームインしていたのが、
ズームアウトして、もっと全体像が見えるように
なるような。そんな感じ。
現在世界中で蔓延しているコロナウイルス、
たくさんの人が恐れ、不安を感じています。
今朝、世界中の40〜70%の人が罹患するであろうと
アメリカの感染症専門医師が話していました。
何が事実かわかりませんが、気をつけるにこしたことは
ないと思います。
恐れや不安にパニックにならず、
今自分ができることを丁寧にする。
「恐れ」の拮抗薬は「愛、思いやり」です。
自分への愛、周りの人への思いやりの心を
もう一度見つめてみる。
あまり外にでれないこの時期だからこそ、
”つきあいだから仕方ない・・・”
と思っていたことをやめてみる。
そんなこともよいかもしれませんね。(^^)
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愛知医科大学を卒業後、医師として働き、語学留学をきっかけにカナダ、バンクーバーに移住を決意。バンクーバーでヨガや瞑想に出会い、マインドフルネスなライフスタイルに興味を持つようになる。医師、マッサージセラピストとしての経験を通し、体とマインドへの深い興味と理解を持ちながら、YouTubeチャンネル「Wellness To Go by Arisa」を通して、多くの人が幸せに自分らしく生きていく手段をシェアしている。チャンネル登録者数は18.8万人、毎週行なっているライブヨガレッスンは800人近くが参加する。著書「バンクーバー式ウェルネスヨガ」を通し、心と体に意識をむける習慣作りを多くの人に伝えている。
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