アドラー心理学で幸運体質に!毎日をHappyにする3つのコツ

3人女性が手でハートを作っている

Coai
この記事を書いた人 
マインドフルネスコーチ/メンタルマネジメントスクール認定講師
Coai

マインドフルネスコーチ/メンタルマネジメントスクール認定講師のCoai(こあい)です。

突然ですが、質問です。

あなたにとって「HAPPY」「幸せ」ってどんな状態ですか?

以前の私は「幸せには条件がある」と思っていました。でも、そうじゃなかった。

今日は、人生初めての不幸を体験した私が必死で見つけた、幸せになるための心理学。その実践法をご紹介します。

この記事を読んで、明日からすぐに実践できるHAPPYに生きるコツをゲットしてくださいね!

私が出会ったHappy実践法

もっと綺麗だったら…

もっと健康だったら…

もっとお金持ちだったら…

もっと大きな家に住んでいたら…

20代の頃、幸せには条件があると思っていました。

だから、良い大学に入って、一流企業に就職してみたいな、みんなが良いっていうレールに乗らなければいけない。

特に何も深く考えずに、そんな人生を選択していました。

実際、仕事がブラックとか、受験勉強を頑張ったとか、大変といえば大変でしたが、今にして思えば、まあまあ幸せに暮らしていたと思います。

この条件さえ満たしていれば、私には不幸なことなんて起こらない。

いつしかそんな確信すら持ちながら、毎日を過ごしていました。

でも、そうじゃなかった。

人生にはある日突然「まさか」がやってくる。

「不幸の中でも幸せになる方法はないのだろうか?」

人生で初めて味わう不幸せの中で、ある日から様々な解決方法を探し始めました。

その過程で出逢ったのが「アドラー心理学」です。

アドラー心理学はどうしたら幸せになれるのかを追求しており、実生活にすぐ活用できる心理学です。

幸運体質ってなに?アドラー心理学から学ぶ

アドラーは同時代に活躍したフロイト・ユングと並び、現在の心理学の基盤を築いたひとりです。

アドラーの心理学と、他の2人との決定的な違いは、なぜ人は悩むのかを分析する学問ではなく、どうしたら悩みが解決するかというスタンスで研究された学問であるというところです。

つまり、人が幸せになるヒントがアドラー心理学にはたくさんつまっています。

手を胸に添える女性

アドラー心理学から見た幸せ

アドラー心理学において、幸せとは「他者との協調の中で生きること」と定義されています。

アドラーは、人は他者と切り離されては生きていけないと気づき、人間関係こそが幸せの基盤であると考えたのです。

これを「共同体感覚」と呼んでいます。

この共同体感覚を育む3つの要素が「幸せの3原則」です。

アドラー心理学の幸せの3原則

では「幸せの3原則」について詳しくみていきましょう。

自己受容:自分の短所や過去の失敗も含めて、自分自身をありのままに受け入れること。
他者信頼:他人を信じ、心を開くことで、信頼関係を築くこと。
貢  献  感:他人や社会に対して自分が貢献していると感じること。

この3つが高ければ高いほど、共同体感覚が満たされて、人は幸せを感じる。

これがアドラーが多くの臨床経験から導き出した幸せになるための法則です。

それでは、3つの要素をそれぞれ解説していきます。

「自己受容」でどんな自分も受け入れる

自分自身を受け入れる自己受容は、人生をより豊かにするための第一歩です。

アドラー心理学では「劣等感は成長のきっかけ」とされています。

つまり、自分の短所は悪い面ばかりではないのです。

そう考えると自分の短所もちょっとだけ愛おしくなりますよね。

自己受容と自己肯定の違い

自己肯定感を上げるのとどう違うの?と疑問に思った方もいるかもしれません。

2つは似ているようで、大きな違いがあります。

自己受容は、短所や失敗も含めて「ありのままの自分を受け入れる」ことを指します。

一方、自己肯定とは、自分の良い部分を肯定することであり、成功や強みを意識して「自分はできる」と思うことです。

自分を愛する条件があるのが「自己肯定」、無条件に愛するのが「自己受容」という違いを覚えておいてください。

自己受容がもたらすポジティブな変化

自己受容ができると、自分に対して厳しくなることが減り、心に余裕が生まれます。

心の余裕があると、他者に対しても優しく接することができるため、人間関係が改善しやすくなります。

肩を組む男女グループ

「他者信頼」で豊かな人間関係を築く

3原則の2つ目、他者信頼(他者を信頼する)とは「私のことを周囲の人は助けてくれる」と信じることです。

まず自分が相手に対してオープンにならないと、深いコミュニケーションは生まれません。

また、他者を信頼することは、自分を信じることにもつながります。

信頼関係を築くコミュニケーションのコツ

とはいえ、何の信頼関係も無い中で、相手を信じ切ることは難しいですよね。

アドラー心理学では、信頼関係を築くポイントとして、ただ聞くだけではない、相手の気持ちに寄り添う姿勢を大事にしています。

例えば、「私ってホントにダメな人間だよね」と友人が言っていたとします。

大抵の人は「そんなことないよ!」と返しているはずです。

ところが、アドラーはこの友人のネガティブな言葉にすら共感することを勧めています。

「そうなんだ。○○はそう思うんだね」のようにです。

ここで、ちょっと友人の立場に立って考えてみてください。

心から自分の悩みを打ち明けたかったときに、どちらの声かけが自分の話を続けやすいでしょうか?

相手の意見や感情を尊重し、批判せずに受け入れることも信頼を深めるポイントです。

他者信頼ができるくらい、信頼できる相手を作るところから始めてみてはいかがでしょうか。

他者を信頼することで得られるメリット

他者を信頼することで、自分自身も信頼されるようになります。

信頼されることで、共同体感覚を味わう居場所が増えていき、幸せを感じる時間も増えていきます。

「貢献感」で毎日に意味を見つける

そして、3つ目の原則・貢献感を持つことは、他者とのつながりが深まり、自分自身の心も満たしてくれます。

身近な経験としては、定年退職後の父親が、一時期とても落ち込んでいた時期がありました。

職場という貢献できる場所がなくなったことで、毎日に意味を見い出せなくなっていたのかもしれません。

貢献感の持つ力

貢献感とは、他者や社会に対して何らかの形で役立っていると感じることです。

この感覚が強いほど、自分の存在意義を感じやすくなります。

アドラーは、人間が幸せになるためには、自己の枠を超えて他者のために何かをすることで、幸福感を得られると言っています。

自分の周りに貢献する方法

貢献感を得るためには、日常生活の中で小さなことから始めることが大切です。

例えば、家族や友人をサポートする、職場で同僚を助けるなど、身近な人に対して何かを与えることで、自分もその行動から得られる喜びを感じることができます。

大きなことをする必要はなく、小さな行動が貢献感を育てていきます。

空に飛ぶカラフルな風船

今日からできる!幸運体質になるための3アクション

幸福の3原則のイメージができたら、それを毎日の小さな行動に落とし込んでみましょう。

日々の習慣として取り入れることで、幸せを感じやすい体質へと変わっていくことができます。

ここでは、アドラーの幸福の3原則を満たす、簡単に取り入れられる3つのアクションを紹介します。

どれもすぐに始められるものばかりなので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。

アクション1.朝起きたら鏡を見て「かわいいよ!」と声をかける

朝の一言は一日のスタートを決める大切な瞬間です。

鏡を見て自分に「かわいいよ!」など自分の気分の上がるひと言を自分にかけてみてください。

外見や内面に関わらず、自分をそのままの姿で受け入れることで、心に余裕が生まれ、一日を前向きに過ごせます。

アクション2.毎朝、感謝を10個書く

感謝の気持ちを言葉にすることは、幸福感を高める効果的な方法です。

毎朝、自分が感謝していることを10個書き出してみましょう。

家族や友人、健康、仕事など、どんな小さなことでも構いません。

感謝のリストを続けることで、日常の中にある幸せに気づきやすくなります。

アクション3.安心安全なコミュニティに入る

安心して自分を表現できるコミュニティに参加するのもおすすめです。

他者から受け入れてもらう経験をすることで、他者への信頼が自然と育まれます。

また、自分が他者にとって必要とされ、役立っていると感じることで、貢献感も得られ、さらに心の充実感が増していきます。

まとめ

ハッピーに生きるコツは掴めたでしょうか?

ワクワクしてきた人は是非、どんどん実践して変化を体感してみてください!

自分には、ちょっとハードルが高いと感じたなら、完璧にやりきらなくてもいいので、1つだけまず試してみてください。

一方で、「自分には幸せの欠片も見当たらない」と感じている方もいるかもしれません。

そんなあなたには、私が幸せを見つけるきっかけとなった言葉をシェアします。

ミュージカル “YOU’RE A GOOD MAN, CHARLEY BROWN”より”Happiness”という曲の一節です。

“Happiness is anyone and anything that’s loved by you.”

(あなたが愛せば、そこにあるものがあなたの幸せとなるでしょう)

みんなの幸せがもっともっと広がっていきますように…

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