キッチンから始めるやさしい暮らし〜ココナッツミルクの選び方

ココナッツミルク おすすめ 選び方


この記事を書いた人
ホリスティック栄養士
Eriko

ヴィーガンやプラントベース料理で牛乳の代替として、東南アジア料理でよく使われるココナッツミルク

その香り高く濃厚な風味は、カレーやスイーツのおいしさを一層引き立ててくれます。

私もココナッツの香りやクリーミーさが大好きで、よくココナッツミルクをスパイスカレーやデザートに使っています。

最近では日本のスーパーやネット通販でも手に入りやすくなりましたが、その裏側には深刻な動物虐待や、私たちの健康に関わるリスクも潜んでいることをご存知でしょうか?

このブログでは、ココナッツミルクの栄養価、そして安心して使えるココナッツミルクを選ぶためのポイントと、生産背景にある現実についてお伝えします。

ブログを読んだ後に、ココナッツミルクがもっと身近なものになっていたら嬉しいです。

ココナッツミルク おすすめ 選び方

ココナッツミルクとは?ココナッツウォーターとの違い

簡単に説明すると、ココナッツミルクは成熟したココナッツの果肉をすりつぶし、水と混ぜて絞った植物性ミルクです。

ミルクと呼ばれますが、乳製品は一切入っていません。

よく誤解されがちですが、ココナッツにストローをさして飲む「ココナッツウォーター」とは異なり、ミルクは白く濃厚で油分を多く含んでいます。

泡立て器でホイップして作るココナッツホイップクリームは、いちごやマンゴーなどのフルーツと一緒に食べるととってもおいしいです。

ココナッツミルクの栄養価

ココナッツミルクには、以下のような栄養素が含まれています。

中鎖脂肪酸(MCT)でエネルギー代謝をサポート

ココナッツミルクに含まれる脂質の約60%は中鎖脂肪酸(MCT)です。

中鎖脂肪酸は、一般的な油脂よりもすばやくエネルギーに変わるという特徴を持っています。

そのため、中鎖脂肪酸(MCTオイル)をコーヒーに加えたり、サプリメントのように摂るのがブームになったこともあります。

私は、精製度が高いMCTオイルを単体で摂るのはあまりおすすめしていませんが、ココナッツミルクのように過度に精製されていない食品から中鎖脂肪酸をとれるのは良いと考えています。

ココナッツミルクは、おいしくエネルギー補給ができるうれしい存在です。

出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/66/11/66_440/_pdf/-char/ja

カリウム・マグネシウム・鉄分などのミネラル

むくみ予防に欠かせないカリウム、筋肉や神経の働きをサポートするマグネシウム、そして現代女性に不足しがちな鉄分も含まれています。

乳製品不使用

名前に「ミルク」と入っていますが、牛乳は一滴も入っていません。

ヴィーガンの方、乳製品やナッツアレルギーのある方も安心して利用することができます。

脂質

脂肪として身体に蓄積されにくい中鎖脂肪酸が多いですが、脂質を多く含み、たんぱく質はあまり含んでいないので、飲み過ぎには注意です。

ちょこっと豆知識:食物性ミルクの中で、牛乳のようにたんぱく質がとれるものを選びたいのであれば、豆乳・ヘンプミルク・ひよこ豆やレンズ豆で作られているミルクがおすすめです。

ココナッツミルク おすすめ 選び方

ココナッツミルクの選び方 〜成分表示をチェック

添加物の有無

理想は無添加(ココナッツと水のみ)ですが、現在の日本ではまだ無添加のココナッツミルクを手に入れづらいです。

成分表示をチェックして、できるだけシンプルな商品を選ぶと良いです。

ココナッツミルクによく含まれている添加物には、こんなものがあります。

乳化剤(ポリソルベート60、ショ糖脂肪酸エステルなど)

ココナッツミルクは貯蔵中に、油分の多いクリーム成分と油分の少ないココナッツウォーターが分離する傾向があります。

これを防いだり、滑らかさや均一なとろみを保つために乳化剤が使われることがあります。

ちょこっと豆知識:ココナッツミルク缶をクリーム成分とココナッツウォーターに分離させて、クリーム成分だけを取り出しホイップすると、ココナッツホイップクリームができます。

安定剤・増粘剤(グァーガム、キサンタンガム、カラギーナンなど)

粘りやとろみを与えるために使われることがあります。

ココナッツミルク以外の食物性ミルクにもよく使われています。

増粘剤(コーンスターチ・寒天・グァーガム)

粘度を高め、濃厚でクリーミーな食感を与えるために使われることがあります。

漂白剤・保存料(亜硫酸塩など)

ココナッツミルクは本来グレーがかった色をしているため、真っ白にして見栄えを良くするために漂白剤が使われることがあります。

私は無添加のココナッツミルクが手に入らない時は、ココナッツ・水・グァーガムで作られているものを選ぶこともあります。

手に入るものの中で一番質が良いものを選ぶのが理想ですが、無添加にとらわれすぎないように気をつけてくださいね。

私たちのからだには自然と必要のないものを排出する力が備わっています。

BPAフリーの缶を選ぶ

ココナッツミルクは缶入りが多く、内側のコーティングに使われるBPA(ビスフェノールA)が問題視されています。

BPAは油に溶けやすい特徴を持っているため、脂肪分の多いココナッツミルクに溶け出しやすいと考えられます。

BPAには、ホルモンバランスへの影響や乳がんリスクがあると考える人もいます。

BPAフリーの製品もBPA以外の物質が使われているので、残念ながらBPAフリーだから安全とは言い切れませんが、私はBPAフリーと書いてあるものやBPAフリーマークがついている缶を選ぶようにしています。

ちなみに、オーガニック缶でもBPAフリーとは限りません

できればオーガニック

ココナッツは比較的農薬の影響が少ない作物なので、オーガニックのものを選ばなくても農薬の心配はあまりしなくで大丈夫です。

しかし、オーガニック製品は環境にやさしいものが多く、無添加・BPAフリーの傾向が高いのでおすすめです。

ただ、「オーガニック=安全&ヘルシー」という訳ではないので、オーガニックでないからといってパニックにならないでくださいね。

猿を奴隷に使っていない

ココナッツの主要生産地であるタイでは、驚くべきことに猿が人間の代わりにココナッツ採取をさせられています。

猿たちはチェーンで繋がれ、小さい頃から暴力的な訓練を受けさせられ、一生ココナッツファームで働かされます。

母猿が子を守ろうとして銃殺されたり、精神的にも身体的にも限界になり過労死するるケースもあるそうです。

数年前から北米ではスーパーマーケットや消費者による、猿の労働により収穫されたココナッツを使用している商品を購入しないボイコット運動も起こっています。

ココナッツミルク おすすめ 選び方

あなたが普段何気なく手にとっている商品が、どのように作られているかご存知ですか?

「何を買うか」を選ぶ行動が、動物の命や労働者の権利を守り、持続可能な社会を作る一歩につながるかもしれません。

おすすめのココナッツミルク

残念ながら、日本国内で「オーガニック・無添加・BPAフリー・動物労働不使用」のすべてを満たす製品は少ないのが現状です。

そんな中、日本のコストコで購入できるCha’s Organics(チャズオーガニック)のココナッツミルクは、「オーガニック・無添加・BPAフリー・動物労働不使用」の条件を全て満たしています。

Cha’s Organicsのココナッツミルクの材料は、オーガニックココナッツと水のみ。

Cha’s Organicsは、スリランカで持続可能な農業を取り入れているココナッツ農家から、公正な価格でココナッツを買い取っています。

缶はBPAフリーなだけでなく、海外製の商品では珍しく、缶切りがなくても空くとって付きです。

Cha’s Organicsの社長は10年ほど日本に住んでいたことがあるので、もしかしたら日本の缶詰からアイディアを得たのかもしれません。

Chas Organics ココナッツミルク

まとめ

私は、人にも環境にもやさしいナチュラル製品が大好きで、ナチュラル製品の生産過程・栄養価・材料・会社の方針や取り組みを学ぶことが趣味です。

毎年、ナチュラルプロダクトエキスポという北米最大のナチュラル製品の展示会がカリフォルニア州で開催されるのですが、それに参加するのが1年で一番の楽しみです。

Cha’s Organicsとも、6年ほど前にナチュラル製品の展示会で出会いました。

Cha’s Organicsは、こんなナチュラル製品オタクな私の大好きなナチュラル製品の会社の1つです。

最近は、人にも環境にもやさしいナチュラル製品が増えてきましたが、本当に良い商品を見つけるのが難しいです。

添加物が入っていない製品は、日持ちがしなかったり、価格が高かったり、おいしくなかったり、パッケージにときめきを感じなかったり…。

だからこそ、心からいいなと思う商品を見つけたら、こうしてみなさんとシェアしたいです。

みなさんは食べ物を選ぶ時に、何を基準で選んでいますか?

Food&Nutrition

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