【初心忘るべからず】可能性があふれている初心者のこころ

初心忘るべからず

初心者の心には多くの可能性があるが、
熟練者の心にはそれがわずかしかない。
– 鈴木俊隆

In the beginner’s mind there are many possibilities,
but in the expert’s mind there are few.  
– Shunyu Suzuki

鈴木俊隆は、アメリカに禅を広めたお坊さんらしいよ…

ま、それはいいとして。先月、私の大好きなバンクーバー在住の写真家のMikakoさんとお話をしていた時に、彼女がこんなようなことを言った。(正確な言葉は忘れてしまったけど…)

「毎日生まれたての新芽みたいな気持ちで、お客さんや写真と向き合いたい」

初心忘るべからず

マッサージを仕事にして4年がすぎた私。数もけっこうこなしてきた。
ひとつひとつのトリートメントは自分をリセットしてやることを心がけてはいるけれど、慣れや変な自信から最初の頃のよい緊張感やドキドキ感を失いかけていた時だった。
そんな私に彼女の言葉は常に初心を忘れてはいけないことを思い出させてくれた。

そんな会話をした後、ちょうどその時読んでいたDanielle LaporteのFire Starter Sessionsの中でまさに”ビギナーズマインド”のことが書かれていた。

筆者ダニエルが、”fire-walking workshop”とやらに行った時。

これまたどんなメンタルを鍛えるワークショップなのだろうとびっくりするのだが…

長さ6メートルの熱い石炭の道の上を裸足で歩く。
歩いた後には冷たい水の中に足を入れる。
「ジューッ」と音がする。
恐る恐る足をみると、指は残っているし、火傷すらしていないことに驚き興奮する。

そりゃ、興奮するだろーよ。w( ̄o ̄)w

でもそのワークショップに2回目、3回目の参加者達の中には火傷をする人達もいるらしい。その人達が口をそろえていうのは、

「うん、1回目はできたから甘くみて、自信もちすぎちゃったんだよね。新鮮な心で挑まなかったよ。」

業績や経験はもちろん大事だ。でもそれをもちながら毎回初心にもどって挑む。
優勝を繰り返しているオリンピック選手たちは、その業績に甘んじていない。

優勝するたびにリセットして、また新しい優勝を勝ち取る。

逆に、初心者は熟練者と比べたり、落ち込んだり、焦ったりすることはない。

初めての子育て、初めての手術、初めての営業、初めての大会、初めての結婚生活…

初心の心にしか見えないものっていっぱいあって、可能性も多く秘めている。
毎日が新芽の気持ちであれば、初心者も熟練者も同じ位置にたっているということ。

Do not take your expertise for granted.
Stay awake. Hunt.
Kill your old material.
Listen for new information.
Tell the story in a different way.
Kiss like it’s your first kiss.
Crush your gimmicks.
Make no assumption.
Let the page white.
Then and only then, begin.

専門分野に甘んじないように
目を覚ましなさい、捜しなさい
古いものは手放して
新しい情報を聞こう
違う方法でストーリーを伝えなさい
ファーストキスのようにキスをしなさい
小道具は打ち砕いて
決めつけはせずに
ページを真っ白にして
そしできたら、はじめよう

〜Daniel Laporte “Fire Starter Session

Mind

初心忘るべからず
いいねしよう!
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
About Wellness To Go by Arisa

ウェルネスとは、「より豊かに生きるための方法や過程。そのために意識、気づきを高め、学び、チャレンジしていくこと」。“To go” は“お持ち帰り”という意味です。
このサイトに遊びにきてくれた人が、ピンときた情報を “お持ち帰り”して、1日5分でも10分でも忙しい日常から立ち止まって、自分と向き合う時間を作り、カラダとココロの状態に気づいたり、リラックスするヒントになったら最高です。皆さんのウェルネスの旅をここから一緒に始めていきましょう!

Read More