時々旦那さんとジムデートします。
こんななんでもないジムの時間が好きだったりします。
うふふ。
今では健康な私のダンナさんですが、特定疾患に指定されているクローン病という持病があります。
口腔から肛門までの管に、特に小腸や大腸に炎症ができるこの病気は、自己免疫疾患と言われていて、原因は不明。
小腸から栄養が吸収できないので、食べても食べても痩せている人が多かったりするのですが、彼は出会った時から瘦せ型ではありませんでした。
吸収はできていたのかな?
最近は落ち着いているのですが、8年前は炎症がひどい時があり、ステロイド治療か、小腸を切ってつなげる手術をするかのどちらかとドクターに言われた時がありました。
両方とも絶対嫌だ。
と思った彼は、まず自分でできること、食事を見直すことに。
まず数週間は何も食べずに絶食し、
それから少しずつ蒸した野菜と果物だけを食べ。
パン、お米、パスタなどの明らかな炭水化物は一切とらない毎日。
1ヶ月後のドクター検診では
『お!思ったより悪くないね。炎症がだいぶおさまっているからステロイドも手術もいらない。このまま様子を見ましょう』
そう言われ、頑固な旦那は、野菜と果物の食事を半年くらい続けることに。。。
お腹の調子は少し改善したものの、なんせ野菜と果物しか食べてないもんだから
体重はどんどん減り、185cmくらいあるのに、50kgをきるという恐ろしい状態にまで陥りました!
呼吸をするだけの体力しかなく、
常にイライラと機嫌は悪く、
まーじーでありえなかった。。。
あぁ、思いだしただけでも私までイライラします。
よく頑張ったな。。私。。。。笑
見かねた看護師だったおばさんが
『いい加減にしなさい!しっかり食べて栄養をとりなさい!肉を食べなさい!』
と喝を入れ、少しずつ魚を食べるようになり、肉を食べるようになり、油を摂るようになり、回復していきました。
そんな痩せている時に結婚式をしたから、結婚式の写真は真っ黒に焼けて健康に見える私の横で、癌の末期患者のような旦那さん。。。
ま、それも良い思い出としよう。。苦笑
そんなこんなで、色々な食事を試しながら、彼の体に一番合っていたのが
『糖質を控える食事。肉は食べてと油はとる。』
バターはいっぱい食べます!笑
パンやパスタ、丼モノなどの明らかに炭水化物なものは今でもできるだけ控えます。
週末には、結構ワインを飲むので(かなり飲む)、それを飲んでお腹がいつもと違う場合は、数日絶食をしたりします。
私は栄養士ではありませんし、私自身「糖質制限」まではしませんが、旦那さんの病気のこともあり興味があります。
私自身も、日本にいた時よりも砂糖や炭水化物を摂る量が減ったかなぁと思います。
まだまだ大好きだけどね。。
食事の詳しいことは私もまだまだ知りません。
一人一人の体はみんな違うし、みんなに当てはまる食事方法なんてないと思っています。
でも、今私が興味があって色々調べていることなので、シェアしていきたいと思います!
まずみんな疑問に思うこと!
糖質制限しても体的に大丈夫なのか?
糖質は体の中でブドウ糖に変わり、エネルギーとして使われてきます。
もし、食事としての糖質が少なくなっていくと、こちらでも説明したように、肝臓に貯蔵されている糖質が使われていき、それがなくなると、脂肪をエネルギーとして使うようになります。
脂肪がエネルギーとして使われる形を「ケトン体」と言います。
ケトン体がエネルギーとして使われるようになると、食事後の血糖値が安定していくので、血糖値を下げるインスリンも過剰に出なくて良くなります。
過剰なインスリンは体に炎症を起こす原因と言われています。
最近聞く、ケトジェニックダイエットとは、ブドウ糖の代わりにケトン体をエネルギーとして使う食事のこと。
本当のケトジェニックダイエットは 70% 脂質、 25% タンパク質、そして 5% 炭水化物を目安とします。
ま、こんなにストイックにやっている人は、アスリートとか病院の食事とかだけだと思いますが。。。
大昔、狩りをしながら生きていた人たちは、糖質はほぼありませんでした。
穀物が生活に取り入れられたのはだいぶ後。
だから私たちの先祖は、ケトジェニックダイエットで、ケトン体をエネルギーとして使っていたわけ。
だからブドウ糖だけが体のエネルギーになるというわけではないのです。
実際、脳はケトン体をエネルギーとする方が好むなんていうことも読んだこともあります。
糖質制限ダイエットの落とし穴
「ダイエットには糖質制限が良い!」
というのはよく言われること。
確かに2週間くらい糖質を制限したら、エネルギーに上記のようにブドウ糖ではなく脂肪が使われるようになるので。体重は減るのかもしれません。
ここで注意するのは、
糖質を制限したぶん、たんぱく質と良い脂質をしっかりと取り、カロリーをとる!
例えば、アボガドとかナッツは脂質を含むのでとっても良いです。
でも体重を落とすためだけに糖質制限をするのはなんだか違う気がします。。。
もちろんそれは最初の目的としては良いのかもしれませんが、
それ以上に、もっと長い目で見た時に、体にとって良い効果がいっぱいあるみたいです。
糖質制限は糖尿病やそれに伴う合併症を少なくするという報告がありますし、アルツハイマーなどの神経の疾患、花粉症などのアレルギーの改善、手足のむくみ、そして旦那さんのようなクローン病や潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患にも、症状が改善したという報告がたくさんあります。
それだけ体に対して働くのであれば、気分のムラだったり、鬱状態だったり、そういう精神的なことにも、精神的なことには脳みそが関係していると私は思いますので、それにもとっても大きな効果があるんじゃないかなぁって思うんです。
何度も言います!
一人一人の体は全員違うし、
みんなに当てはまる食事法なんてありません!!
糖質制限も合う人、合わない人がきっといます。
だからみんなのやっていることを真似する必要は全くもってありません。
運転席に乗って、車(体)を操縦するのはあなたです!!!
もし、花粉症だったり、アレルギーだったり、むくみだったり、何か体質を改善したいなぁって思っていたら、実験的いろんなことを試してみるって悪くはないんじゃないかなって思います。
合わなければやめればいいんだもん。
ただそれだけ。
自分の体に興味を持って、探求する。
それは自分を大切にすること。
Self Loveにつながるよね 。
好奇心をもって。
でもジャッジはせずにいきたいね。
Be curious.
Not judgemental.
ヨガ&瞑想インストラクター/Wellness To Go主宰
愛知医科大学を卒業後、医師として働き、語学留学をきっかけにカナダ、バンクーバーに移住を決意。バンクーバーでヨガや瞑想に出会い、マインドフルネスなライフスタイルに興味を持つようになる。医師、マッサージセラピストとしての経験を通し、体とマインドへの深い興味と理解を持ちながら、YouTubeチャンネル「Wellness To Go by Arisa」を通して、多くの人が幸せに自分らしく生きていく手段をシェアしている。チャンネル登録者数は18.8万人、毎週行なっているライブヨガレッスンは800人近くが参加する。著書「バンクーバー式ウェルネスヨガ」を通し、心と体に意識をむける習慣作りを多くの人に伝えている。
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