24時間心地よく過ごすアーユルヴェーダ式ライフスタイルのすすめ

24時間心地よく過ごす アーユルヴェーダ式ライフスタイルのすすめ
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ヨガ、アーユルヴェーダ、星読み、アロマやハーブ、オーガニックコスメが好きな専業主婦/一児の母
Sae

朝から身体が軽くすっきり目覚め、今日がどんな素晴らしい日になるかわくわくする。
仕事に集中して取組み、常にポジティブで機嫌がよく、夜は穏やかな気持ちでぐっすり眠れる。
そんな理想の1日を過ごすコツを教えてくれるのが「アーユルヴェーダ」です。

●アーユルヴェーダは「暮らしの知恵」

エステやマッサージなど美容法をイメージする方が多いかもしれませんが、
アーユルヴェーダは5000年もの歴史があるインドの伝統医学
医学というと難しく感じるけれど、いわば「より良く過ごすための暮らしの知恵」です。
アーユルヴェーダの教えには、私たちが心身ともに豊かに健康に暮らす知恵が詰まっています。

アーユルヴェーダによると私たちは皆、ヴァータ・ピッタ・カパという3つの性質(ドーシャ)の影響をうけています。
どれかの性質が増えドーシャのバランスが崩れることで、様々な病気や心の不調・老化を招くとされています。
心も身体も健康に若々しく過ごすために、ドーシャのバランスをコントロールすることはとても大切です。

【3つのドーシャのポイント】

ヴァータ <風と空のエネルギー>
バランスが良い⇒直観力・想像力に優れる。快活。
バランスが崩れる⇒不安になる。気が散る。

ピッタ <火と水のエネルギー>
バランスが良い⇒集中力が高い。チャレンジ精神が高まる。
バランスが崩れる⇒イライラする。批判的。

カパ <地と水のエネルギー>
バランスが良い⇒落ち着いている。辛抱強い。
バランスが崩れる⇒怠惰。頑固。

アーユルヴェーダの基礎知識についてはこちらの記事もチェック!
【美しく歳をとる方法】知っておきたいアーユルヴェーダの基礎知識

●ドーシャのバランスをコントロールして一日を快適に過ごそう

24時間心地よく過ごす アーユルヴェーダ式ライフスタイルのすすめ

人によって増えやすいドーシャがあるように、時間帯によっても影響を受けやすいドーシャは変化します。
例えばピッタ優勢の時間はピッタ気質の人と同じようにイライラしやすいそう。
私たちは常にドーシャの影響を受けているため、それらを知りエネルギーの変化に合わせて過ごすことが、1日中心地よく快適に暮らすために大切なのです。

ここではアーユルヴェーダの考え方をベースに、24時間のおすすめの過ごし方をとめていきます。

●AM2:00~AM6:00 ヴァータの時間 <心を静め整える目覚めの時間>

ヴァータが増え眠りが浅くなる時間のため、6時前に起きると軽やかに行動を開始しやすいとされています。
心が揺らぎやすい時間なので、起きてすぐスマホを触るのはNG。
一日を落ち着いた心で穏やかに過ごすために、リラックスした時間を過ごすことを心掛けましょう。
瞑想は心の安定にとても有効です。目を閉じ座り、深呼吸を何度か繰り返すだけでも。
バタバタ朝の時間を過ごすのではなく、早起きして心を静め穏やかに1日をスタートしましょう!

●AM6:00~AM10:00 カパの時間 <ポジティブに活動を始める時間>

6時以降に目覚めるとベッドからなかなか起き上がれなかったり、頭が重く気分が沈んだり。
まだ眠いのは睡眠時間が足りないからではなく、カパが優勢の時間に起きようとしているからかもしれません。
まずはカーテンをあけて太陽の光を浴びましょう。
日光をあびると脳内に「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。
セロトニンは別名「幸せホルモン」。気分を前向きにしてくれる効果があります。
最初に口にするものは白湯がおすすめ。あたたかい白湯は代謝をあげ、免疫力を高めます。
脂っぽいものや冷たい食事はカパを増やすため、朝食はあたたかいものを軽めにとるとよいでしょう。
カパのエネルギーを抑えるために、軽い運動が効果的。
モーニングヨガで寝ている間に凝り固まった身体を、無理せずほぐしていきましょう。

●AM10:00~PM14:00 ピッタの時間 <集中する仕事の時間>

24時間心地よく過ごす アーユルヴェーダ式ライフスタイルのすすめ

ピッタが増え集中力や判断力が高まります。仕事に集中してとりくむのにおすすめの時間帯です。
重要な仕事はこの時間に行うとよいでしょう。
一方でピッタのバランスが崩れるとイライラしがち。感情的になりすぎないよう、適度に休憩の時間をとってください。
消化力が高まるため昼食に最適の時間です。
しかしスパイスなど刺激的なものばかり食べていると、ピッタが増え攻撃性を高めてしまう危険が。
アーユルヴェーダでは6つの味(甘味・酸味・塩味・辛味・苦味・渋味)のバランスを重視します。
心にも影響をおよぼす大切な食事。バランスを意識した身体によい食事を心掛けましょう。

●PM14:00~PM18:00 ヴァータの時間 <リフレッシュとひらめきの時間>

だんだんと集中力がうすれ、気分がうつろいやすくなるヴァータの時間。
一度今取り組んでいることから離れてリフレッシュしましょう。
15時の甘いおやつは心が落ち着かないヴァータエネルギーを静めるのに効果的。
直観力がさえる時間帯なので、リラックスしていたら新しいアイデアがひらめいた!なんてこともあるかもしれませんね。
休日はヴァータの時間の半身浴をおすすめします。
身体の中のヴァータゾーンといわれる下半身を温めることでヴァータのエネルギーを静め、安眠効果が期待できますよ。

●PM18:00~PM22:00 カパの時間 <眠りに向かうリラックスの時間>

18時以降は眠りにむけてゆったり過ごすことを心掛けて下さい。
消化力が低下する時間帯のため、夕食は早めの時間にとりましょう。
カパのエネルギーは脂肪を蓄えやすくします。食べすぎ・飲みすぎには要注意!
ゆっくりお風呂に入り温まった身体を、マッサージやヨガでしっかりほぐしてください。
可能な方はスマホやテレビはオフ。デジタルデトックスは心地よい眠りにとても効果的です。
落ち着いて自分と向き合い、今日1日頑張った自分をほめてあげてください。
リラックスした状態で22時までに眠れると、翌朝心地よく目覚め、また一日を軽やかにスタートできるはず。

●PM22:00~AM2:00 ピッタの時間 <美肌をつくる熟睡の時間>

24時間心地よく過ごす アーユルヴェーダ式ライフスタイルのすすめ

夜中のピッタは熟睡の時間。
新陳代謝が高まり、寝ている間に健康な内臓や美しい肌がつくられます。
起きているとピッタの過剰により感情的になりやすいかも。
夜更かしはせずゆったりと身体を休め、翌日快適に過ごす準備をしましょう。

●エネルギーの変化に合わせて心地よく過ごそう!

「いつもは午後に大事な仕事にとりかかるけど、午前中にしてみよう」
「心がゆらぎやすい時間帯だから、SNSを見るのはやめてヨガの時間にしよう」
そんな小さな心掛けで、もっとハッピーに過ごすことができるかもしれません。

こちらに書いたことをすべて実践できなくてもよいのです。
大切なのは、自分の今の状態を知り、それに合わせた過ごし方を心掛けること。
まずはご自身の普段の過ごし方を振り返り、心や身体の状態を観察してみましょう。
そして無理せず楽しみながらアーユルヴェーダの教えを取り入れてみてください。

24時間心地よく過ごす アーユルヴェーダ式ライフスタイルのすすめ

健康であることの重要性を、誰もが今強く感じていることでしょう。
健康とは「ただ病気でない状態」をさすのではありません。
活力にあふれ幸せに満ち、いきいきとあなたらしく過ごすことです。
未だ安心できない日々は続いていますが、あなたとあなたの大切な人が心も身体も健やかに幸せにあふれる日々を過ごせることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

会社員時代に体調を崩した経験、妊娠出産を通して心身のコントロールの難しさを実感したことから、心と身体を健康に保つことの大切さを多くの人に伝えたいと考えるようになりました。現在は主婦として家族を支えながらSNSでセルフケアをテーマに発信を行っています。私の発信を通して日常のちいさな幸せに目を向けたり、前向きにすごすきっかけを与えられたら嬉しいです。

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