残暑の今こそやりたい!自律神経セルフチェックと症状別アロマ3選

ローズマリーとラベンダー

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アロマライフデザイナー
Chica

まだまだ暑い日が続きますが、夕方にふと涼しい風が吹くと秋の訪れを感じる今日この頃。

と同時に、夏の疲れが出る頃でもあります。

体が重い、疲れがとれない、頭痛やめまい・・・そんな不調を感じていませんか?

もしかしたら自律神経が乱れているサインかもしれません。

この記事では、わたしたちの心と体の健康に深く関わる自律神経のセルフチェック
不調の症状別にアロマを使った対策をご紹介します。

残暑を元気に乗り越えて心地よく秋をむかえる準備をしましょう!

自律神経って何?

わたしたちの体には無数の神経がはりめぐらされています。

神経と言うと、目・耳・皮膚から受け取った情報を脳に送って筋肉を動かす
いわば意思を持って動かす時に使われる神経が思い浮かびますね。

それとは異なり自律神経は、意思とは無関係に自動的・反射的に働く神経です。

日中活動しているときに優位になるのが交感神経

夜のリラックス時に優位になるのが副交感神経です。

互いにシーソーのように、どちらかが優位になると、もうひとつは弱められる関係にあります。

1日24時間のうち「交感神経が12時間」「副交感神経が12時間」

ちょうど半分ずつくらいでバトンタッチするのが理想的とされています。

自律神経を整えるメリット

さて、ところで自律神経っていったい何がそんなに重要なのでしょう?

わたしたちの健康とどう関係があるのでしょう?

それは、自律神経の源(みなもと)に関係があります。

自律神経は、脳の中の視床下部(ししょうかぶ)という部分にあるのですが、

ここはホルモンの分泌調整免疫調整に深く関わっています。

そのため、自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れる、免疫力が下がる、

などといった影響が出てくるのです。

夏に増える自律神経が乱れる理由

 

理由1 猛暑と熱帯夜

今年の夏はとても暑くて、東京でも最高気温が38℃以上と体温を超える日が何度もありました。

気温が高いだけでなく、湿度も高い。

汗をかきにくく、体内に熱がこもり、体内の水分も放出されにくくなります。

理由2 冷え

暑さ対策、熱中症予防ということで室内では冷房が欠かせない夏。

自宅・職場・商業施設、どこに居ても冷房が効いています。

それに加えて、暑さを紛らわすために冷えたビールやジュース、アイスなど

冷たい飲み物や食べ物を欲してしまうもの。

わたしたちの体は、気づかぬうちに「冷え」を溜め込んでいます。

理由3 生活リズムの乱れ

「長期の夏休みはとれなかった」という人でも、出かけやすい夜間のお出かけが増えたり、

家族が夏休みで夜更かしと朝寝坊が続いたりと、夏はとくに生活リズムが乱れがちです。

「オリンピック観戦で睡眠時間が乱れた!」という方もいるかもしれませんね。

上記の①〜③の理由は代表的な例ですが、これら全てがわたしたちの体にとっては

ストレス(刺激)になります。

長い間ストレスを受け続けると、交感神経が優位な状態が増え

自律神経のバランスが崩れるわけなのです。

わたしは大丈夫?
自律神経の乱れをセルフチェック

自律神経の乱れといっても自分で気づけるの?

大丈夫。わたしたちの体は思った以上に素直です。

身近な症状で気づけるので、さっそく見てみましょう。

最近、次のような症状はありませんか?

さっそくセルフチェックしてみましょう。

  a.動悸、息切れ、呼吸が浅い

  b.頭痛、めまい

  c. 手足の冷え

  d.不眠

  e. 疲れ・倦怠感

  f.イライラ、不安

ホメオスタシスと自然療法

セルフチェックはいかがでしたか?

あてはまる症状がいくつもあった・・・という方も安心してください。

わたしたちの心と体はホメオスタシス(恒常性の維持)といって、

バランスが乱れると正常なバランスに戻そうとする自己修復機能が備わっています。

この自己修復機能が働くように、あるべき姿に戻すサポートをしてくれるのが根本療法です。

ハーブ・漢方・アロマテラピーなどの「代替療法(植物療法・自然療法)」と呼ばれるものが

根本療法にあたります。

それに対して、薬や処置を使って病気や不調を治すことを対症療法と呼びます。

例えば、風邪をひいた時。

発熱・咳・鼻水などの症状を抑えるために薬を飲むのも対症療法です。

強い症状や緊急性があるときに<対症療法>は有効ですが

「自律神経の乱れ」のように体の根本に不調が出ている場合は、時間をかけて

体の根本からあるべき姿に戻してあげる根本療法が役立ちます。

病院へ行かずに自宅でセルフケアできるのも、根本療法の特徴です。

ぜひ取り入れて、セルフケアで自分メンテナンスをしてみてくださいね。

アロマでセルフケア 症状別アロマ3選

というわけで、さっそく根本療法のひとつアロマテラピーを使って

自律神経の乱れを整えるセルフケアをしてみましょう。

自律神経が乱れたときに出やすい症状3つとそれぞれの対策をご紹介します。

症状1 呼吸が浅い

自律神経が乱れているときのサインとして気づきやすいのが呼吸。

「深呼吸しづらいな」「息苦しいな」と感じたら深い呼吸を促してくれるこちらの香りを試してみてください。   

フランキンセンス透明感のある少しの甘さとスパイシーさのある香り。胸部の緊張をほどき、ざわざわした不安な気持ちを鎮めてくれるのでパニック時、ストレス時に。
サンダルウッド日本では白檀(びゃくだん)として親しまれる甘みのあるウッディーな香り。ヨガや瞑想にも使われる、自分の内面を静かに内観したいときにおすすめ。
パチュリーグラウンディングといって地に足をつけてくれると言われる、まさに大地の土っぽさを感じる香り。

   

症状2 冷え・倦怠感

リンパや血液など体液が溜まり、代謝が落ちているサインかもしれません。

手や足先の冷え・肩こり・腰痛を感じたらコリ・ハリ・冷えのケアが得意な精油がおすすめです。

お好みのキャリアオイルに精油を混ぜて、足・肩・お腹周りを優しくマッサージしてあげてみてください。

ジュニパー代謝アップや血行促進が得意な精油。シャキッとしたハーブ調の香り。お酒のジンの香りづけにも使われる。
サイプレス代謝アップ、血行促進に加えてホルモンバランスを整えてくれる働きも。森林浴をしているようなフレッシュな香り。
グレープフルーツcitrus paradisii(楽園の果実)という植物名を持つ。果物のグレープフルーツそのままの爽やかな香り。血行促進、消化促進作用でダイエットにも。

症状3 不眠・ゆらぎ

自律神経が乱れると影響が出やすいのが睡眠です。

寝不足から気持ちが安定せず、イライラしたりざわざわした不安がはなれなかったり。

心のゆらぎを感じるときは、優しく包み込んでくれる少し甘みのある香りがおすすめです。

ティッシュやアロマストーンに精油をたらして芳香で香りを楽しんだり、よりダイレクトに働かせたいときは、お好みのキャリアオイルと精油を混ぜておやすみ前にマッサージを取り入れてみてください。

カモマイル・ローマンりんごに似た甘酸っぱい香り。ローマカミツレとも呼ばれる。心身を穏やかにしてくれるだけでなく、皮膚疾患や消化器系の不調にも。飲みすぎ・食べすぎを感じているときの寝つきにくさに。
ラヴィンツァラ爽やかな香りの中に木の幹を感じる香り。臨床結果によって誘眠作用が認めれている不眠症や心が疲れたときにおすすめの精油。喉や鼻など呼吸器系のケアも得意なので、鼻詰まりによる寝苦しさを感じるときに最適。
ベルガモット柑橘系の中では甘さが控えめで少し苦味も感じる大人っぽい香り。ストレスケアや不眠によく使われる。情緒不安定なときにも。

おわりに

最後まで読んでくださりありがとうございました。

暑かった夏。気温が高い、湿度が高いというだけでも体には多くのストレスがかかります。

今年も夏を乗り越えてくれたじぶんの体に愛を送って、たくさん労ってあげてくださいね!

Body, Health

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