AHA moment (アハモーメント)という言葉があります。
何かがきっかけで、今まで悩んでいたことの答えがひらめいたり、腑におちたり、頭の中の情報が点と点が繋がった瞬間だったり、新しいことを理解する瞬間のことをいいます。
「Aha!(アハ!)」
英語圏の人が”なるほど!こういうことだったのか!”と気づく瞬間にこう言うことからアハ・モーメント、日本語では「アハ体験」といいます。
実はアハモーメントは意図的に増やすことが可能 だと、研究でも証明されています。
この記事では、脳科学に基づいた4つの方法をご紹介します。
アハ体験は顕在意識が休んでいる時に起こりやすい
私の経験から言うと、「アハ!そういうことか!」という理解や閃きが起こるのは、シャワーを浴びていたり、瞑想やヨガをしたあとだったり、ワークアウトしていた時だったりします。
一生懸命必死になっている時に、悩んでいたことの答えがみつることは少ないです。
これはアハモーメント(アハ体験)は、マインドが静かで顕在意識が休んでいる時に起こりやすいから。
Aha Moment の定義は
:a moment of sudden realization, inspiration, insight, recognition, or comprehension
突然の認識、インスピレーション、洞察、認識、理解
過去に私が尊敬するオプラ・ウィンフリーの公演に行った時、彼女がアハモーメントについて話していた時に、彼女は「Recognition とは、聞き覚えがある、気づくこと、認識」の意味が好きだと話していました。
「私が話すことやシェアしていることは、もうみんなが身体で知っていること。
話や出来事が引き金になってそれに気づくだけなの。」
人生色々悩んだり、問題が立ちはだかったりするけれど、答えは自分の中にある。
自分の中にある答えに気づくきっかけが、本やセミナーやヨガや瞑想だったり、コーチングだったり、病気だったり、人間関係だったり、ワークアウトだったり、アートだったり、占いだったり。
その手段は山ほどまわりにある。
自分にあうものであればなんでもいいです。
実はアハモーメントは意図的に増やすことが可能だと、研究でも証明されています。
どうせだったら、アハモーメントをたくさん持ってクリエイティブになりたくないですか?!
私はなりたい!!笑
ということで、アハモーメントを増やす4つのステップをご紹介します。
科学的に証明されている、ひらめき(アハモーメント)を作る4つのステップ
1、ひとりで静かな時間をつくる
日本の生活って忙しいです。
私も日本に住んでいたころは、仕事も遊びも予定をつめこんでいました。
でも、脳が静かになる時間こそが、ひらめきを生むために大切です。
実際に、15分の静かな時間をとったあとは自分のバイアスを少なくして、賢い決断ができると報告されています。
【実践のコツ】
どんなに忙しくても、一人の時間を作りましょう。
スマホやパソコンから離れて、意図的に「静かな時間」を確保する。
オフィスにいる時は、誰もいない部屋にいったり、トイレにいったり、家の納戸に隠れて(笑)10分だけ静かな時間を作る!なんていうのもとってもよいかもしれません。
2、意識を内側に持っていき、空想にふける時間を作る
一人で静かな場所を探したら、意識を内側に持っていきます。
呼吸とともに動いている胸の動き、お腹の動きに持っていきます。
胸に手を置いて心臓の鼓動に意識をもっていくのもいいし、頭頂部から足先までをスキャンするのもいいです。
脳がひらめきを生む直前の状態はアルファ波が出ており、この状態の時に創造力が高まります。
起床時、寝る前、瞑想の時はアルファ波になりやすい状態になっています。
ちなみに現代社会の忙しいマインドはベータ波。
最近ではベータ波の幅が大きすぎる、高ベータ波(High-β)の人も多いです。
洞察力を鋭くし、創造性を豊かにするには
「マインドをさまよいさせる時間、頭を使わない空想にふける時間が必要」
だと研究でも明らかになっています。
【実践のコツ】
・朝起きてすぐにスマホやメールをチェックしない。
・お風呂や歯磨きの時間に「何も考えない時間」を意識的に持つ。
・瞑想のあとに1分間の「ぼんやりタイム」を設ける。
3、物事をポジティブな見方に変える
悩んでいる時やモヤモヤしている時、どうしても心に不安や心配を感じてしまいます。
逆に気分が良い時、幸せを感じている時は、脳は幅広い情報に気づくことができると研究されています。
でもポジティブなれない!という時もあるはず。
そういう時は、小さな気持ちいい!これ好き!!
を増やして行動していきましょう。
【実践のコツ】
・気分が落ちている時なんて誰もがあること。でも落ち込んだ時こそ、「小さな楽しみ」を取り入れる。(好きな香り、好きな音楽、好きな食べ物など)
・ 気持ちが前向きになるような動画やポッドキャストを聞く。
・ 小さな『気持ちいい〜!』を増やしていこう!
4、頑張りすぎない Less effort
人生のパートナーを見つけようと意気込んでいる時ってなかなかその相手に巡り合わなかったりしませんか?
それと同じ。
何かを考えよう!」と頑張るほど、ひらめきは遠ざかります。
逆に、意識を少し外している時にふとしたアイデアが生まれることが多いのです。
意識のうちのたったの2-4%が顕在意識。
96-98%は自分でも気がつかない潜在意識です。
潜在意識にまかせると、自然と新しいアイデアに巡り会えるかもしれません。
【実践のコツ】
・行き詰まったら、あえて「考えない」時間を作る。
・散歩をする、ジムに行く、掃除をするなど、全く別のことをする。
・ひらめきが出やすい「お風呂」「運動後」「瞑想後」などを活用する。
まとめ:アハ体験を増やす習慣を取り入れよう!
・静かな時間をつくる → 瞑想や1人の時間を大切にする
・空想の時間を持つ → スマホを手放し、頭をぼんやりさせる時間を作る
・物事をポジティブに捉える → 気持ちいいこと、小さな幸せを増やす
・頑張りすぎない → ひらめきはリラックスしている時に生まれやすい
ひらめきを増やすためには、意識的に環境を整えること が大切です。
こうした習慣を続けることで、アハモーメントが増え、創造力が高まり、人生の選択肢も広がります。
あなたも日常にひらめきを増やし、クリエイティブな毎日を手に入れませんか?
参考文献:”4 Steps to Having More “Aha” Moments” Harvard Business Review
ヨガ&瞑想インストラクター/Wellness To Go主宰
愛知医科大学を卒業後、医師として働き、語学留学をきっかけにカナダ、バンクーバーに移住を決意。バンクーバーでヨガや瞑想に出会い、マインドフルネスなライフスタイルに興味を持つようになる。医師、マッサージセラピストとしての経験を通し、体とマインドへの深い興味と理解を持ちながら、YouTubeチャンネル「Wellness To Go by Arisa」を通して、多くの人が幸せに自分らしく生きていく手段をシェアしている。チャンネル登録者数は18.8万人、毎週行なっているライブヨガレッスンは800人近くが参加する。著書「バンクーバー式ウェルネスヨガ」を通し、心と体に意識をむける習慣作りを多くの人に伝えている。
人生のパートナーを見つけようと意気込んでます。心の距離も遠くなるばかりで答えがでません。
好きなのかもわからなくなるし、自分からは連絡しないでいますが心のどこかでは2ヶ月経つのに連絡を待っている自分がいて。
このまま連絡こなかったら自然に忘れるかな?と思いつつもまだ期待しちゃう自分もいる。
楽しく幸せを感じやすくしたいので、アリサさんの動画に出会い瞑想をしているうちに、動きたくなりそしてジムに通うようになりました。
心に余裕がでてはきましたが、まだふとした時に考えております。
距離をおくことができているのかまだ力が入っているのかわかりません。
そのうちやりたい事が出てくるといいなと思います。
めげずに小さな事からコツコツとやっていきます。