ひらめき / AHA moment (アハモーメント)という言葉があります。
何かがきっかけで、今まで悩んでいたことの答えがひらめいたり、腑におちたり、頭の中のインフォメーションの破片が繋がった、点と点が繋がった瞬間のことをいいます。
AHA!なるほど!そうだ!こういうことだったのか!
っていう自分の中での気づき。
こういうことって、シャワーを浴びていたり、瞑想やヨガをしたあとだったり、ワークアウトしていた時だったり、編み物をしている時だったりに多くないですか?
一生懸命必死になっている時に悩んでいたことの答えがみつかったりすることって少ない。
これはアハモーメント(aha-moment)が、マインドが静かで顕在意識が休んでいる時に起こりやすいから。
顕在意識では、理解したり解決したりできない時、アハモーメントが答えになることって時々あります。
先日バンクーバーに来ていた私が尊敬するオプラ・ウィンフリーの公演に行ってきました。
オプラ・ウィンフリー、ディーパック・チョプラ、そしてエレン・デジェネラスの3人は大好きで、この人たちの姿勢や考えからは多くの学び、気づきを得ています。
Aha Moment の定義は
:a moment of sudden realization, inspiration, insight, recognition, or comprehension
突然の認識、インスピレーション、洞察、認識、理解
この中でオプラは認識(regognition)の意味が好きだといいます。
Recognition とは、聞き覚えがある、気づくこと、認識。
「私が話すことやシェアしていることは、もうみんなが身体で知っていること。話や出来事が引き金になってそれに気づくだけ」
と公演の最初に話してくれました。
本当にその通り!
人生色々悩んだり、問題が立ちはだかったりするけれど、答えは自分の中にある。
自分の中にある答えに気づくきっかけが、本やセミナーやヨガや瞑想だったり、病気だったり、人間関係だったり、ワークアウトだったり、アートだったり、占いだったり、その手段は山ほどまわりにあるから自分にあうものであればなんでもいい。
このアハモーメントはランダムにでてきていると思われがちだけど、実はそうではなくて、アハモーメント、気づきを増やす脳にすることができると研究で報告されているそうです!
どうせだったら、アハモーメントをたくさん持ってクリエイティブになりたくないですか?!
私はなりたい!!笑
ということで、アハモーメントを増やす4つのステップをご紹介します。
科学的に証明されている、ひらめき(アハモーメント)を作る4つのステップ
1、ひとりで静かな時間をつくる
日本の生活って忙しいです。
私も日本に住んでいたころは、仕事も遊びも予定をつめこんでいました。
でも静かな時間を作るのは、「気づく」脳を作るのに必要不可欠です。実際に、15分の静かな時間をとったあとは自分のバイアスを少なくして、賢い決断ができると報告されています。
アドバイス:どんなに忙しくても、一人の時間を作りましょう。オフィスにいる時は、誰もいない部屋にいったり、トイレにいったり、家の納戸に隠れて(笑)10分だけ静かな時間を作る!なんていうのもとってもよいかもしれません。
2、意識を内側に持っていき、空想にふける時間を作る
一人で静かな場所を探したら、意識を内側に持っていきます。
呼吸とともに動いている胸の動き、お腹の動きに持っていきます。
胸に手を置いて心臓の鼓動に意識をもっていくのもいいし、頭頂部から足先までをスキャンするのもいいです。
ひらめき(アハモーメント)がでる直前の脳波はアルファ波だそう。アルファ波は外部からのインフォメーションが少なくなっている状態。ちなみに現代社会の忙しいマインドはベータ波。最近ではベータ波の幅が大きすぎる、高ベータ波(High-β)の人も多いです。
起床時、寝る前、そして瞑想の時はアルファ波になりやすい状態になっています。
そして、内側に意識をむけることは、マインドをさまよいさせることとも提携しています。
洞察力をするどし、創造性を豊かにするにはマインドをさまよいさせる、頭を使わない空想にふける時間も必要だと研究でも明らかになっています。
アドバイス:朝起きてすぐに携帯やメールをチェックせず、今日のやるべきことも考えずに、朝の準備をしている時、歯を磨いている時、頭をぼんやりさせてみましょう。
そしてスケジュールをたくさん詰め込みすぎないこと!お風呂でもテレビをみたりするのではなく、意識を内側にむけて、ぼんやりと空想にふけってみましょう。
時々マインドを自由にさせてあげましょう。
私は瞑想のあとに、ぼんやりとマインドを自由にさせる時間を一瞬つくっています。(上記の動画)
3、物事をポジティブな見方に変える
悩んでいる時やモヤモヤしている時、どうしても心に不安や心配を感じてしまいます。
そういう感情は、脳にあることないことを言って騒音をもたらします。
逆に気分が良い時は、幸せを感じている時は、脳は幅広い情報に気づくことができると研究されています。
でもポジティブなれない!という時もあるはず。
そういう時は、小さな気持ちいい!これ好き!!ということを行動していきましょう。
アドバイス:気分が落ちている時なんて誰もがあること。インスパイアされるYouTubeをみたり、大好きな友達とご飯を食べにいったり、好きな香りのアロマやキャンドルをたいたり、小さな『気持ちいい〜!』を増やしていきましょう。
4、頑張りすぎない Less effort
人生のパートナーを見つけようと意気込んでいる時ってなかなかその相手に巡り合わなかったりしませんか?
それと同じ。
何かについて一生懸命考えている時は、なかなか結論がでなかったり、いいひらめきが出てこなかったり、思いつくことができなかったり。
そういう時、私は散歩にでかたり、ワークアウトをしたり他の仕事をしてそのことから少し距離をおきます。
意識のうちのたったの10%が顕在意識。90%は自分でも気がつかない潜在意識です。
物事から少し距離をおいても、90%をしめる潜在意識では、距離を置いた一番最初に考えた物事を考えているそうです。
アドバイス:もし行き詰まったり、同じ考えが頭の中をぐるぐるしている時は、しっかりと休憩をとってジムにいったり、少し動く系のおうちヨガ、ワークアウトをしたり、全くちがうこと(家の掃除、断捨離なども)をしましょう。
上記のことをする練習をしていくと、ひらめくことや、アハモーメント(Aha Moment) が多くなり、気づいたり、閃いたりすることが多くなっていきます。
創造性も豊かになり、重要な決断も素早くできるようになるかもしれませんね(^^)
参考文献:”4 Steps to Having More “Aha” Moments” Harvard Business Review
ヨガ&瞑想インストラクター/Wellness To Go主宰
愛知医科大学を卒業後、医師として働き、語学留学をきっかけにカナダ、バンクーバーに移住を決意。バンクーバーでヨガや瞑想に出会い、マインドフルネスなライフスタイルに興味を持つようになる。医師、マッサージセラピストとしての経験を通し、体とマインドへの深い興味と理解を持ちながら、YouTubeチャンネル「Wellness To Go by Arisa」を通して、多くの人が幸せに自分らしく生きていく手段をシェアしている。チャンネル登録者数は18.8万人、毎週行なっているライブヨガレッスンは800人近くが参加する。著書「バンクーバー式ウェルネスヨガ」を通し、心と体に意識をむける習慣作りを多くの人に伝えている。
人生のパートナーを見つけようと意気込んでます。心の距離も遠くなるばかりで答えがでません。
好きなのかもわからなくなるし、自分からは連絡しないでいますが心のどこかでは2ヶ月経つのに連絡を待っている自分がいて。
このまま連絡こなかったら自然に忘れるかな?と思いつつもまだ期待しちゃう自分もいる。
楽しく幸せを感じやすくしたいので、アリサさんの動画に出会い瞑想をしているうちに、動きたくなりそしてジムに通うようになりました。
心に余裕がでてはきましたが、まだふとした時に考えております。
距離をおくことができているのかまだ力が入っているのかわかりません。
そのうちやりたい事が出てくるといいなと思います。
めげずに小さな事からコツコツとやっていきます。