思考の癖を変えていく方法 メル・ロビンスの5秒ルール

ivana cajina

以前のブログで無意識な体の反応は、癖となり姿勢となり、そしてそのうちその人自身になっていく。

と書いた。

そうやって、体に癖があるように、私達の思考にも癖がある。

癖というのは、

「注意を払っていない時にもしている行為」

爪を噛んだり、貧乏ゆすりだったり、車を運転していて、左(右)から車が来ていないか確認するのも、無意識のうちにしている。

思考も一緒で、
心配する癖だったり、不安になる癖だったり、怖がる癖だったり、
ま、後でやろうか。ってグズグズと引伸ばす癖だったり。
ジャンクフードを食べ続けるっていうのも癖。
お腹が空いていない時に、暇つぶしに何かを食べるのも癖。

この記事 [コンフォートゾーンを少しだけ出てみようでもお話ししたように、脳は私達が常に快適に過ごせるように、私達を守るための役割がある。

変えたい!って思ってその癖から抜け出そうとする時、体は少なからず反応する。

その体の反応を脳がキャッチして

「あれれ?何かいつもと違うことをしようとしてるけど、大丈夫?
いつもに戻りなよー」

って言ってくるわけ。

例えば、ミーティングでいつもいろんなアイデアが浮かんでいるとする。
発言したいのに、大勢の前で発言するのが怖いし、そんな案!って言われるのが怖い。

今日こそは発言するぞ!
って意気込んでミーティングに参加するんだけど、
発言する前はドキドキで、それに気づいた脳がストップをかける。

「言わなくていいじゃん。そんな思いするくらいならさー」

そうやって私達はなかなか癖から抜け出せない生き物。

CNNコメンテーター・弁護士・モチベーショナルスピーカーであるメル・ロビンスさんはこう言う。

「モチベーションなんてゴミだわ。やる気がでるまでなんて待っていたらいつまでたってもできない。だって脳みそがとめるんだもん。とにかく行動していくこと。それの積み重ね。」

という彼女、41歳の時に、無職、旦那さんの仕事の経営が破綻し、お金もなくなり、毎日怒りと向き合い、何もしたくない時期があったらしい。

朝起きるのも億劫で、毎朝毎朝目覚まし時計を止めてまた寝るという生活が数ヶ月続いた。

朝起きて、子供の朝ごはんを作って、送り出して、仕事を探して、また走り出してエクササイズして、そんな毎日の方が気分が良いことは、彼女自身わかっているのに、なかなかそれが実行できなかった。

ある日、夜テレビでNASAのロケットが飛び立つ映像を見て、

「私、あのロケットのようになりたい!」

って思ったそう。

そして次の朝、目覚ましがなったと同時に

「5、4、3、2、1」

と数えてパッとベットから飛び起きた。

数ヶ月全然起きられなかったのに、初めて時計を止めずに起きれた!
5を数えただけなのに?
そんなアホな!

と思った彼女は次の日も試してみた。

また起きれた!

それから彼女は脳と行動についてリサーチを始め、科学的な証拠をどんどん見つけていった。

そしてそれを「五秒の法則、5セカンドルール」 と名付け、本を出し、世界中の人を励ましている。

やり方は至って簡単。

何かを変えたいと思って、やってみたほうが良いことは頭の中でわかっているのに、なかなかできない時。

5を数えて行動する。

彼女が言うには、

アイデアや、やりたいこと、やってみたいことが頭に浮かんだ時に、5秒で行動に移さないと私達の「癖」が支配していく。

癖の場所は、運動調節・認知機能・感情・動機づけなどを司っている大脳基底核

5秒を数えてその癖を邪魔し、行動に移すことで、思考や創造性を担う脳の最高中枢である、前頭前皮質を活性化していく。

それを続けていくにつれて、その「癖」ができていく。
だから頭に思いついたら即行動できる人は、その癖がついているんだよね。

前頭前皮質は瞑想でも活性化される。

彼女はこの5秒ルールをやる気を出す時だけじゃなくて、不安障害・パニック障害にも試してみた。

彼女自身、17歳の時から不安障害があり、20年精神安定剤を飲み続けていたそう。
そしてして子供も3人中2人は強い不安症があったのだけど、この5秒ルールを使うことで、薬を飲む必要もなくなり、子供達の症状も改善した。

不安や心配も思考の癖。

その思いが出てきたら、「5、4、3、2、1」と数えて、その癖から抜け出し、前頭前皮質を活性化させる。

そして彼女が言う”Anchor thought、アンカーソート”、自分戻していくような、ハッピーになる思いをイメージする。

例えば、飛行機で飛ぶのが怖いとする。
座席に座って、離陸の時に心臓が外に出そうなくらい怖くなり、汗をかく。

その時に「5、4、3、2、1」と数え、

その後に飛行機が着陸し、旅行先のビーチで太陽を感じながら寝そべって、幸せを感じている自分をイメージする。

詳しくはこの動画を見てね。

私たちは毎日小さな選択、決断をしている。
それは気づくものもあれば、癖となっているから気づかない決断もある。

ジャンクフードを食べるのも、
お腹が空いていない時に、なんとなくお菓子を食べること、
自分が気持ちが良いことをするのもしないのも、
嫌いな仕事を続けるのも、

全部自分の選択、決断。

自分の思考癖に気づいていくことって大きなスタートだよね。

Mind

ivana cajina
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2 thoughts on “思考の癖を変えていく方法 メル・ロビンスの5秒ルール”

  1. Arisaさんこんにちは♪
    以前プロフィールからコメントさせていただいたあいです?
    最近自分を苦しめていた仕事環境や人間関係を変えてから1ヶ月少したったのですが
    いまでも昔のダークな自分が時折でてきて戦っています笑
    ここ最近彼に対してなにもおこってないのにモヤモヤや不安、心配な気持ちが募っていて一人で勝手に自己嫌悪におちいっていたのですがこのブログを読んで少しずつ思考の癖も変えていきたいと思いました♪
    ほぼ毎日ヨガに通い自分と向き合って、道のりは長いかもしれないですがいい方向に流れが良くなっている気がして前よりかは穏やかに過ごせています☺️いつもブログみて元気もらっていてブログを通して感謝の気持ちを伝えたくて、、ありがとうございます?♪

    Reply
    • Aiさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなって本当にごめんなさい。
      ダークな部分でるでる!いいんです。それで。
      起きていないことへの不安や心配、私も最近すごいあるのですが、その時にこの5秒ルールは使えるなぁって思っています。
      いい流れになっているって最高です!急激な変化ではなく、少しづつ少しづつの変化がいいのかなぁって思います。
      こちらこそ本当にありがとうございます!

      Reply

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