自分をいたわる冬支度。心をあたためる”食の本”3選

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Nao 

皆さんこんにちは、多読家のNaoです。

「忙しい毎日の中でも、自分らしく、心地よく過ごしたい」

そんな想いをもつ女性たちに向けて、心に少しの余白や温もりをもたらしてくれる本をご紹介しています。

日が短くなり、冷たい風に思わず肩をすくめてしまう季節。

なんとなく心まで縮こまってしまうような日もありますよね。

そんなときは、あたたかい飲み物を片手に、静かにページをめくる時間をつくってみませんか?

読書は、どんなに忙しい日でも「自分を取り戻す小さなひととき」

今回は、そんな冬の日にぴったりな、”食を通して心を温めてくれる本”を3冊セレクトしました。

はじめに

冬は、体も心も少しずつ休息を求める季節。

そんなとき、あたたかな食や人のぬくもりを描いた物語は、読んでいるだけでやさしく心を包み込んでくれる気がします。

ご紹介する3冊は、派手な展開や難しい理論に頼らず、日々の食卓や何気ない時間の中に感じられる小さな幸せや、ほっと心が和む瞬間を丁寧に描いています。

読むたびに、食や暮らしのあたたかさに触れ、ほっと笑顔になれる、やさしい本たちです。

湯気の立つごはん、香ばしいトースト、香り豊かなスープ、家族や友人と囲む食卓、やわらかな灯りに包まれた夜…。

ページをめくるたびに、そんな風景が心の中にぽっと灯り、「がんばらなくてもいい」「今ある幸せを大切にしたい」と思える。

この冬、自分をいたわる読書時間のはじまりに、そっと寄り添ってくれる“食の本”をお届けします。

心を温める”食の本”3選

1.がんばりすぎた心を、そっと温めてくれる物語

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『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』 古内 一絵 著(中央公論新社, 2015)

カフェはカフェでも、“夜食カフェ”ってどんな場所だろう?

そんな小さな好奇心から手に取ったこの本に、私はすっかり心をつかまれてしまいました。

舞台は、路地裏で夜だけひっそりと営業する不思議なカフェ〈マカン・マラン〉。

そこに集うのは、性別も年齢も立場もバラバラな人たち。

仕事に行き詰まりを感じていたり、家庭や人間関係に悩んでいたり…。

そんな彼らが、店主・ドラァグ・クイーンのシャールさんの作るあたたかい夜食に癒され、少しずつ前を向いて歩き出していく姿に、読むたび心がほぐれていきます。

なかでも印象に残っているのは、第一話に登場する「春のキャセロール」。

毎日身を粉にして働くキャリア女性・塔子のために、動物性食材を使わず、シャールさんがオリジナルで作った豆乳や白みそで煮込んだ優しい味を想像しながら、彼女の姿を自分に重ねて、胸がぎゅっとなりました。

食後には、登場人物一人ひとりに寄り添うようにブレンドされるハーブティー。

その香りが、ページをめくるたびに自分にも届くようで、読後は不思議な温もりに包まれ、体が温かくなりました

シリーズは全4作。

そして2025年10月には、5作目として10年ぶりの新作『女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ』が刊行され、再び話題を呼んでいます。

寒い季節の夜に、心と体をそっと温めてくれる”ごちそうのような物語”です。

📚️この本をオススメしたいのはこんな人📚️

忙しい日々の中で「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込みがちな人に…。

あたたかい料理のような物語が、頑張る心をやさしくほぐしてくれるはずです。

2.がんばらなくても幸せになれる、“食べること”の魔法

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ごはんが楽しみ』 井田千秋 著(文藝春秋, 2024)

疲れた日、なんとなく元気が出ない朝。

それでも、トースターから香ばしいパンの香りが漂ってくると、それだけで、なんでもない朝が少しだけ特別な時間に変わっていく。

そんな経験はありませんか?

この本は、ごはんを楽しむという何気ない行為の中に、暮らしを愛おしむ気持ちがギュッと詰まった一冊です。

パンに苺大福をのせたり、しらすチーズを合わせたり、ピザトーストにしてみたり。

ちょっとした工夫で、いつもの朝食がまるで特別なごちそうに変わる。

井田さんの手にかかると、食べることそのものが小さなアートのように見えてきます。

ページをめくるたび、手描きのイラストや温かな文章から「食べることって、こんなにも幸せなんだ」と思わず微笑んでしまうような優しさがあふれていて、ワクワクします。

お気に入りのお菓子の空き缶を再利用する工夫、実家から譲り受けた食器、近所のお気に入りのお店でのランチのひとときなど、日常を楽しむヒントもたっぷり。

読むほどに、“好きなものを丁寧に味わう”ことの豊かさに気づかされます。

食べることを通して、日々を愛おしく感じられるようになる、そんなほっこりする幸せが詰まったイラストエッセイです。

📚️この本をオススメしたいのはこんな人📚️

忙しい日々の中で、つい「食事を作ること・食べること=義務」になってしまっている人にこそ、この本を手に取ってほしい。

ページの向こうから「大丈夫、もっと気楽に楽しんでいいよ」と、やさしく声をかけてもらえるような一冊です。

3.よりシンプルな食卓から、心と暮らしを整えるヒント

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『一汁一菜でよいという提案 』 土井 善晴 著(グラフィック社, 2016)

毎日のごはん、「もっときちんと作らなきゃ」「見た目も整えなきゃ」って自分を追い込んでしまうこと、ありませんか?

土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』は、そんな気持ちをそっとほぐしてくれる一冊です。

『一汁一菜』って、ただの和食メニューじゃなくて、考え方であり、美学であり、生き方のヒントでもあるんです。

「日常のごはんは、ごはんと具だくさんのお味噌汁で十分。」という言葉を読んだとき、私も肩の力がふっと抜けました。

現在の情報過多社会において、私たちは、栄養や見た目、手間まで気にしすぎてしまうけれど、本書を読むと「シンプルでいいんだ」「これで十分幸せなんだ」と気づかされます。

手を抜くところと、丁寧に手を掛けるべきところをちゃんと分けて、食事を楽しむ。

そんな余裕が生まれるんです。

写真で紹介されている土井さんの実際の一汁一菜も素敵で、「あ、私もこんなふうに作れば良いんだ」とほっと安心できちゃいます。

読み進めるたび、毎日のごはんがちょっと特別になり、食卓の時間が愛おしくなる。

忙しい毎日の中でも、気負わず、心も体もほっとする時間を取り入れたい人にぜひ手に取っていただきたい一冊です。

📚️この本をオススメしたいのはこんな人!📚️

仕事や家事に追われて、「ちゃんと作らなきゃ」「栄養も彩りも考えなきゃ」と、つい食卓にまで頑張る気持ちを持ち込んでしまう人に。

そんな人にこそ、一汁一菜という考え方のやさしさを知ってほしい。

「これでいい」ではなく、「これがいい」と思える食卓が、心の余白を取り戻すきっかけになります。

おわりに

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冬は、いつもより少しだけ静かに、自分と向き合いたくなる季節。

そんなとき、本の世界にふれると、心の奥がじんわりとほぐれていく瞬間があります。

気になる本があったら、あなたの暮らしの中に、ほんの少しの“心を満たす時間”をつくってみてください。

読み終えたあと、いつもの日常が少し優しく見えるような、そんな体験になるはずです。

今回ご紹介した3冊は、私のInstagramでも、もう少し詳しくご紹介しています。

「この本、いいかも」と感じたら、ぜひ本屋さんや図書館で手に取ってみてください。

あなたの冬の時間が、あたたかく満たされますように。

1.『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』 著者:古内一絵

2.『ごはんが楽しみ』 著者: 井田千秋

3.『一汁一菜でよいという提案』著者: 土井善晴

この冬、あなたの心をそっと温めてくれた一冊はありますか?

読んでよかった“食の本“や、ほっとできた読書体験があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

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