
この記事を書いた人
多読家/ワーママ両立戦略家
Nao
皆さんこんにちは、多読家のNaoです。
「忙しい毎日の中でも、自分らしく、心地よく過ごしたい」
そんな想いをもつ女性たちに向けて、心に少し余白をもたらしてくれる本をご紹介しています。
夏も終わりに近づく頃、どこか気力が抜けてしまったり、理由のない焦りを感じたり…。
そんな心の“夏バテ”のような感覚に、ふと襲われることはありませんか?
今回は、そんな時期にそっと寄り添い、がんばりすぎた心をやさしく整えてくれる本3冊を選びました。
心が少し疲れてしまったときでも、無理なく読める、やさしい本ばかりです。
はじめに
季節の境目にあたるこの時期、外に出るたび空模様が気になったり、
なんとなく気分が上がらなかった猛暑が続いたと思えば、急な雨や湿気で気分が重くなったり、
外はまだ夏の空気なのに、ふと吹く風には秋の気配が混じっていたり。
季節の変わり目は、気持ちがなんとなく追いつかない… そんな瞬間がありませんか?
私自身、夏の終わりには、知らず知らずのうちに心が疲れていたり、
「今年の夏も、結局なにもできなかったな…」と罪悪感を抱いてしまうことがあります。
そんなときに、そっと手を差し伸べてくれるのが、本の世界です。
誰かの日常や、静かな暮らしにふれるだけで、心が洗われたり自分の悩みがちっぽけに思えてくる。
今回ご紹介する3冊は、どれも派手な物語ではありません。
でも、日々の中で見落としがちな小さな幸せや、 “自分らしくあることの心地よさ”を、そっと思い出させてくれるような優しい本たちです。
「がんばらなくてもいい」
「今のままの自分で大丈夫」
そんなメッセージを静かに届けてくれる一冊を、この夏の終わりに、あなたも手に取ってみませんか?
夏のおわりに読みたい、心に優しい本3選
1.“こんな自分じゃダメだ”と思いがちなあなたに寄り添う一冊

『今日も一歩も外に出なかったけどいい一日だった。』 なおにゃん 著(KADOKAWA, 2023)
この本を初めて読んだのは、たまたま図書館で手に取ったとき。
朝起きてもなんとなく気だるくて、天気はいいのに、なぜか外に出る気になれない。
夏は毎日蒸し暑かったり天気が不安定だったりで、いつも以上にやる気がなくなりますよね。
このエッセイは、そんな「一歩も外に出なかった日」を、堂々と肯定してくれる本。
ゆるい日常のなかで見つけた「小さなよろこび」や「とりとめのない思考」が、くすっと笑えて、ゆるくてかわいいイラストにも癒されます。
誰かと張り合うでもなく、意識高く生きるでもない、“なにげない一日”に目を向けるまなざしに、「ダラけてるのは私だけじゃないんだ」ってホッとさせられるんです。
頑張るのを一旦やめたっていいし、なにもしていない日でも「いい一日だった」って言っていい。
他人の幸せじゃなくて、自分なりの幸せを感じられればそれでいい。
この本を読みながら、そんなふうに思う自分をゆるせるようになった気がしました。
疲れたり、生きづらさを感じたときに、「何もしない自分=ダメ」と責めがちな心のクセや思い込みを、ふっと手放させてくれる一冊。
夏の終わりの、何もしたくないなぁ~という午後に、麦茶でも飲みながらゆっくりページをめくってみてほしい本です。
この本をオススメしたいのはこんな人!
「今日も何もできなかった」と自己嫌悪に陥りがちな人へ。
何もない一日こそ、実はとっておきの「いい一日」なのかもしれません。
2.夏の終わりに読みたい、あたたかな食卓と人のやさしさに心癒される物語

『エミリの小さな包丁』 森沢明夫 著(KADOKAWA, 2016)
夏になると、なぜか毎年読み返したくなる…そんな一冊があります。
海辺の小さな町を舞台にした、やさしくて、どこか懐かしい物語。
それが『エミリの小さな包丁』です。
主人公は、心にある痛みを抱えたまま、東京から祖父が暮らす町へと引っ越してきた若い女性・エミリ。
大きな事件が起きるわけではありません。
でも、潮の匂いや畑のざわめき、路地裏を歩く足音、祖父との丁寧な会話や、近所の人とのやさしいやりとり……
そんな日々の風景や空気が、ゆっくりと、そして静かに、エミリの心を癒していきます。
特別なことは起きないけれど、たとえば誰かに野菜をおすそ分けしてもらったり、心を込めて味噌汁をつくったり。
「食べること」「暮らすこと」「人とつながること」
そんな当たり前に思えることが、こんなにも豊かであたたかいんだと気づかせてくれる物語です。
読み進めるうちに、自分のなかの”ちいさな余白”がじんわりと戻ってくるような感覚があって、どこまでもやさしい空気に包まれている。
読み終えたときにはきっと、心の奥のほうに、そっと温かな灯りがともるような気持ちになるはずです。
この本をオススメしたいのはこんな人!
「なんとなく元気が出ない日、誰かのやさしさに触れたいな…」
そんな気分のときに、ぴったりの一冊です。
おいしいごはんと、あたたかな人とのつながりが、少しずつ心をゆるめてくれます。
夏の終わりに、やさしい物語でひと息ついてみませんか?
3.せわしない毎日の中で、“今ここ”を大切にしたくなるようなエッセイ

『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 森下典子 著(飛鳥新社, 2002)
“思いどおりにいかない”ことだらけの毎日。
でも、「人生、それでもいいのかもしれない」と思わせてくれる本があります。
『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』は、著者・森下典子さんが、なんとなくのきっかけで茶道を習い始め、20年以上にわたって通い続けるなかで得た“気づき”の記録です。
小難しい知識ではなく、見えなかったものに気づかせ、聞こえなかった音に耳を傾けさせてくれるような、小さな発見の連続。
流れるような自然描写と、何気ない言葉のひとつひとつが、そっと心を落ち着かせてくれます。
「雨の日は、雨を聴く日」
うまくいかない日にも、心を澄ませてみれば、そこにはちゃんと美しい世界がある。
日本文化の静けさや自然との調和、そして“今を味わう”という豊かさを、飾らない言葉で丁寧に教えてくれるエッセイです。
そして、こんな一節にも胸を打たれました。
会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。
こんなふうに、自分の気持ちをまっすぐに抱きしめて、日々のささいな感情を、もっと大事にしてみたくなる。
夏の終わりに、ゆっくりとページをめくりながら、自分の内側と静かに向き合いたくなる一冊です。
この本をオススメしたいのはこんな人!
なんだか心がざわついて、忙しさに追われてばかり。そんなとき、ふと立ち止まって「今ここにある季節」や「自分の感情」に、そっと目を向けてみたくなった人へ。
きっと、日々の風景が少し違って見えてくるはずです。
おわりに

3冊を通して感じたのは、「心が疲れているときこそ、“少し立ち止まる時間”が必要なんだ」ということ。
予定のない不安も、家事も育児もがんばる日々のなかで、ふと立ち止まって自分の内側にそっと耳を傾ける時間が、心を落ち着かせてくれます。
静かにページをめくるだけで、どこかで見落としていた小さな幸せに気づいたり、ずっと閉じ込めていた想いに、そっと光をあてられることがある。
この夏の終わりに、少しだけ立ち止まって、自分をやさしくいたわってあげてほしい。
そんな気持ちを込めて、この3冊を選びました。
最後に…今回ご紹介した本は、私のInstagramでもっと詳しくご紹介しています。
「ちょっと気になるかも」と思う本があったら、ぜひ本屋や図書館で手に取ってみてください。
毎日がちょっとだけやわらかく、心地よくなりますように。
1.『今日も一歩も外に出なかったけどいい一日だった。』 著者:なおにゃん
3.『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』著者: 森下典子
夏の終わり、あなたの心に寄り添ってくれるのは、どんな本でしょうか?
あなたの心を癒してくれた本や、気持ちが軽くなった読書体験があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

多読家/ワーママ両立戦略家
得意の”段取り力”を活かし “じぶん時間” を生み出すことに情熱を注ぐ
家庭もキャリアも諦めたくない、40代フルタイムワーママ
≫ 読書を始めたきっかけ
まだ文字も読めない我が子が絵本に夢中になる姿にハッとし、スマホばかり見ていた自分を見直したことをきっかけに、図書館通いをスタート
≫ 本と私
本から学んだ「習慣化」「時間の作り方」などを日々の暮らしに取り入れ、今では年間250冊を楽しむ読書生活を送る
≫ 本にのせて届けたい想い
「自分らしく生きたい」「『時間がない!』から卒業したい」と願う女性へ届けたい1冊を、Instagramで毎朝7時に発信中






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