人間関係は『愛』と『恐れ』で成り立っているらしい… で『愛』ってなによ?

『愛』と『恐れ』

愛を語る本はいっぱいあるけど、愛に定義はない。人それぞれ違う。愛はロマンチックなディナーでも、夜景でも、海岸を一緒に歩いて夕日をみることでも、サルサを一緒に踊ることでもなくて(あ、最近サルサ始めてみましたわよ、私…( ̄▽+ ̄*))、私達の生活でそこら中に溢れているものだと思う。私達は『これが愛なんだーー!』なんてあえて考えることなく、相方、子供、親、友人、世界中の人達にそういう行為を行っているんだと思う。

よい人間関係を築くことからよい会社を作りあげていくことや、世界平和に至るまで、結局は『愛』で、いのちのいきつくところは『愛』だという。私個人的には、恵まれない国や人や、病気の人や、友人への「無償の愛」は理解できる。ソトヅラがいいんだけなんだろうね…。でも旦那や、子供、家族などの身内に対しては、

『愛』って実際なんなのよ?! ( ̄△ ̄)

『愛』と『恐れ』ってたまに思ったりする。思いやる気持ちなのか、愛おしいと思う気持ちなのか、何かをしてあげることなのか… 旦那や子供に対するイライラは愛がたりないせいなのか。 私達が『愛』と思っていることは本当に『愛』なのか??

昔読んだこの本を最近読み返してみた。『The Mastery of Love』。その中で、なんとなく腑に落ちた部分があったので、私の勝手な解釈と、勝手な言葉を交えながらシェアします。
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人間関係… 自分と相方、自分と父親、母親、祖父、祖母、自分と子供、自分と友人、自分と世界中の人達、自分と自分… すべての関係は2つの感情から成り立っているらしい。それは『Love 愛』と『Fear 恐れ』だ。怒りや、悲しみ、嫉妬なども『恐れ』が形をかえたものでる。人によってはその関係は、95%の恐れと5%の愛だったり、60%の恐れと40%の愛だったりとそれぞれ違う。

ふーん…. イマイチぴんとこないけども…?

『愛』と『恐れ』のそれぞれの特徴をみてみよう

Love is no obligations. Fear is full of obligations.
愛に”義務”はない。恐れは”義務”だらけ

『恐れ』では、人はしなければいけないからする。そして他人にもそれを求める。しなきゃいけないと言われると、人は抵抗する。抵抗があればあるほど苦しむ。一方で『愛』は自分がしたいからする。したいことだから楽しんでする。

Love has no expectation. Fear is full of expectations.
愛に”期待”はない。恐れは”期待”だらけ。

『恐れ』では人は自分や他人に期待する。その期待していた事が起こらなかった時、人は傷つく。自分の期待を満たしてくれなかった相手を責めたりする。一方『愛』は期待しない。自分がしたいからして、その自分がした事に対して、相手が何かしてもしなくても、それはそれでいい。

人は恋に落ちると最初は義務も期待もない。だから毎日が楽しい。でも関係が進むとその人との”ラブファンタジー”を想像して期待する。そしてしばらく一緒にいたり、結婚したりした後、相手が自分のラブファンタジーのの想像と違ったりすると、イライラしたり、こんなはずじゃなかったのに…と思ってしまう。 これは『愛』ではなくて『恐れ』だ。

Love is based on respect. Fear doesn’t respect anything.
愛は”リスペクト(尊重)が根底にある。恐れは”リスペクト”がない。

「あなたのためを思ってしてあげるわ」、「あなたはこうすべきよ」、「あなたのこと可哀想に哀れに思うわ」これらは相手への尊重がない。親が子供に「あなたのためを思って…」とか「それするのやめないさい」と言ったり、どう生きるべきかを言ったりする。もちろん親として指標を与えたり、しつけをしたり叱ったりするのは必要だと私は思う。でもどんなに小さい子でもその人格を尊重しながら叱るのと、やたらめったら叱るのとは、相手のとらえ方も違う気がする。
「私って可哀想」「私はかわいくもないし、頭もよくないし、できるわけがない…」これらは自分への尊重(self-respect)がない。

一方『愛』は尊重する。「あなたが、強くて賢こくて、これをできるって知ってるわ。あなたのために私が何かしてあげなくても大丈夫。もし失敗したり、倒れたら、私はいつでもあなたのそばにいて力を貸すわ。でもあなたを信じているからね、あなたは大丈夫」「私は自分が強くて賢くて、これをできるって知ってるわ。だから私は大丈夫」これは相手や、自分への尊重であり『愛』である。

Love is unconditional. Fear is full of conditions.
愛は無条件。恐れは条件だらけ。

『愛』には条件がない。「あなたを変えようとしたり、評価したりしない。あなたが何をしていても、あるがままのあなたを愛するわ』逆に「もし私にコントロールさせてくれたら、もし私によくしてくれたら、もし私の想像したイメージにあてはまってくれたらあなたを愛するわ」これは『恐れ』だ。

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『愛』と『恐れ』人に対してあまりイライラしたり、不満を抱いたりしない私だが、たまーのたまにこいつ()に不満を抱く時がある。
でもその時って、考えてみると、私が期待したりとか、私の想像にフィットしなかったりとか、彼を尊重してなかったり、彼を変えようとしたり時で、それは愛じゃなくて私の恐れからなんだな…

私達はお釈迦様せも聖人でもイエスキリストでもないのだから、イライラや不満がでてくるのは当たり前だし、それもまた人間らしい。でもそういう時に、上記を思い出して「あ、今のリスペクトがなかったんだな」とか「私の想像にあてはめようとしてたわ」とかいうのに気づいて「愛」にシフトしていく。そしてあるがままの相手を受け入れる。もちろん、自分への『愛』があるのが根底で…だから相手を受け入れすぎて、利用されたりはしない…

その繰り返しの練習で、少しずつ愛に満ちあふれた人になれるんかなぁ。そしてそれが、よい人間関係にもつながるし、幸福にも繋がるし、たどりつくとこなんかなぁ.. まだまだなっがーーーーーい道のりだわ…

なんて思う天気のいいバンクーバーの土曜の午後。毎日気持ちよすぎてヤバい。( ̄ρ ̄)ハゥゥゥ

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